January 01, 2009

[NEWS] 博物月報URL変更のお知らせ

日頃、博物月報をご覧いただき、ありがとうございます。

博物月報は、サイトリニューアルにともない、2009年1月1日より、URLを変更いたしました。

新URL   http://www.hakubutu.jp/

今後とも、各地の博物的情報をサルベージしていく所存。なにとぞ、ごひいきの程、よろしくお願い申し上げます。

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December 15, 2008

[NEWS] パンダだヨ!全員集合

 かつて上野公園で飼われていた7頭の歴代パンダが、国立科学博物館に集結、2008年12月23日から同館の日本館1階中央ホールで特別展示される(PDFプレスリリース)。

 この催しは、2008年4月30日に死んだリンリンの剥製が完成したことを期に行われるもので、かつて日本中を熱狂の渦に巻き込んだランラン、カンカンをはじめ、日本初のパンダの赤ちゃんとして誕生しながら、母親のホアンホアンに押しつぶされて悲運の最期を遂げたチュチュなどが、歴代仮面ライダー大集合的な豪華さで勢揃いする。

 展示は2009年4月5日まで。但し、カンカンのみ3月8日までで中座する。

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December 11, 2008

[NEWS] 危うし竜馬!

 といっても、ナスの話。ナスの生産量日本一を誇る高知県では、長年、竜馬と呼ばれる品種が主流だったが、ここ数年、相次いで新品種が登場、竜馬の地位を脅かしているというのだ。

 その筆頭が「大きさと甘みで竜馬をしのぐ」とされる新品種土佐鷹だ。取引価格は竜馬よりやや高いが、品のよさが評価され、首都圏のスーパーなどにも出回り始めている。高知県安芸地区では、早ければ2011〜2012年には作付面積で竜馬を凌駕するのではないかと見られている(日経MJ2008年12月1日付)。

 さらに、それに追い打ちをかけるかのように、高知県農業技術センターでは、「低夜温下では竜馬より収量性が高い」とされる新品種慎太郎を次なる刺客として送り込んできた。
 これは高知という土地柄を考えると、“石原”ではなく“中岡”なのであろう。

 竜馬は登場以来すでに30年。持ち前の奔放さで、高知県産ナスの主流を突っ走ってきたが、よりによって、盟友であった中岡によって駆逐されてしまうのか?危うし竜馬!!
 この物語の顛末は、お近くのスーパーの青果品コーナーにて!

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December 10, 2008

[NEWS] 真冬のビールかけ

 バンダイは、お湯を注いでボトルを振るとビールかけのように泡が吹き出す「ビールかけ全身シャンプー」を発売した。

 自宅の浴室で気軽にビールかけの雰囲気が楽しめるというふれこみだが、洗髪が嫌いだというご令息をお持ちの貴兄には絶好の知育トイになるかもしれない。

 あいにく今はシーズンが過ぎてしまったが、ご令息に日本シリーズなどでのビールかけシーンをさんざん見せておいて、「自分もビールかけがしたい」と思わせたうえで浴室に誘い込み、そのまま洗ってしまうのである。
 もし、「目が痛い」と騒いだら、「ほんとうのビールかけも目が痛いんだ。これぐらい我慢できずして、ビールかけができるような立派な選手になれるか!」と教え諭すのだ。これにより、ご令息は洗髪を我慢できるようになるであろうし、さらに「ビール=目が痛い」という教訓から、“興味本位に大人のマネをしてアルコールを飲んでしまった”というような、よくある事件も回避できよう。

 もっともこの玩具、「対象年齢15歳以上」とのことなので、ご使用に際してはご令息が暴走しないようご注意を。

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November 24, 2008

[NEWS] 「ミュージアムめぐりナイト」レポート

2008年11月22日に、東京カルチャーカルチャーで博物月報初のトークイベント、「ミュージアムめぐりナイト」が行われました。

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右から博物月報主宰の盛田、東京カルチャーカルチャー司会のテリー植田さん、建築家で博物月報レポーターの津村。このほか、数名の博物月報レポーターも登壇し、3部構成で行われました。
  【第1部】おすすめミュージアム
  【第2部】ハクブツ的物件とミュージアム
  【第3部】あやしい公共建築
  アンケートコーナーとエンディング

第1部では、博物月報がこれまでめぐってきたなかから、おすすめの物件を『よりぬきサザエさん』のようにご紹介。

まずは、「懐かしい昭和の博物館」と題して、団地を館内に丸ごと再現した「松戸市立博物館」と、「北名古屋市歴史民俗資料館」をフィーチャー。
前者は1993年の開館で、昭和展示の走り。今でこそ珍しくない博物館の昭和展示だが、すべてはこの松戸から始まっているというワケ。後者は、図書館の2階に「昭和の路地裏」が広がっているという意外性がGOOD。
以下、おすすめが続きます。

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博物館は「ふれあい」が大事。


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たとえ、それが下水でもふれあえてしまうのが、博物館のスゴいところ。


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男4人で「リカちゃんキャッスル」を語るの図。


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リカちゃんについての蘊蓄に満ちた施設です。写真はリカちゃんの首が作られていくところ。リアル人形焼に見える!


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第2部「ハクブツ的物件とミュージアム」で、「恐竜が鳥に進化したように、博物館は寺から進化した」と自説を語る盛田。

われわれをミュージアムに惹きつける「ハクブツ的物件」とはなにか?−−それを『その土地の、文化や風土、自然環境を記憶している物件』と定義して、博物館というハコのなかだけにとどまらず、公園や神社仏閣にも着目すると、「ハクブツ的物件」の楽しみ方が広がるという例をスライドで紹介。


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さらに、第3部「あやしい公共建築」では、建築物をハクブツ的に見る。


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本歌取りやオマージュが得意な日本人だが、ときどきやりすぎてすごいものをつくる……。そんな事例をバシバシ紹介。


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アンケートコーナーで、会場からの「臨海副都心でおすすめの場所は?」との問いに、青函ワールドの魅力を力説する博物月報レポーター。(いや、ホントいい展示なんですよ、ここ)


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お越しいただいた大勢の皆さまがた、本当に、どうもありがとうございました。

これからもミュージアムの魅力について、さまざまな場でお伝えしていければと思っております。今後とも「博物月報」をよろしくお願いいたします。

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November 23, 2008

[NEWS] 『ミュージアムめぐりナイト』11月22日(土)開催

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★2008年11月22日(土)、ニフティ株式会社が運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」(東京・お台場)で、博物月報初のトークイベント『ミュージアムめぐりナイト』を開催します。

★「博物月報」とそのレポーターたちが、博物館、美術館などのハコモノに限らず、日本各地のミュージアム的なスポットを(まじめなものからユニークなものまで)一挙紹介!

★人々をミュージアムに惹きつける、その魅力の源泉はなんなのか?——を、多彩なミュージアムを取り上げつつ、探っていこうという趣向です。

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【主宰者より】
 『ミュージアムめぐりナイト』、大勢のみなさまにお越しいただきました。ありがとうございました。心より感謝と御礼申し上げます。
 ご来場のみなさまに、お楽しみいただけましたならば、主宰者としてこれほどよろこばしいことはありません。
 これからもミュージアムの魅力について、さまざまな場でお伝えしていければと思っております。今後とも「博物月報」をよろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました!


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November 17, 2008

[today] 今日生まれた人

 1935(昭和10)年の今日、オーストリアで、史上初のオリンピック・アルペンスキー三冠王というスキー界のスーパースター、トニー・ザイラーが誕生した。
 人気絶頂の1959(昭和34)年には、なんと埼玉県にスキーをしに来日している。埼玉のどこにスキー場が?と思われるかも知れないが、そう、所沢の「狭山スキー場」である。この年、日本初の屋内スキー場として開設された同スキー場のオープニングセレモニーに招かれたのだ。

 その「狭山スキー場」、ザイラーの威光もあってか、永きに渡り大繁盛する。

 ひところ、スキー人口の減少とともに勢いにかげりが見え、バブル期に屋内スキー場「ザウス」が登場した時には完全にその行く末を危ぶまれたが、現在、ザウスは消え、狭山はしぶとく生き残る。今シーズンも週末はオールナイトで営業中。

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[today] 今日亡くなった人

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 『泣いた赤鬼』などで知られる童話作家の浜田広介が1973(昭和48)年の11月17日に没。
 『泣いた赤鬼』とは——人間と友達になりたい赤鬼に、青鬼が「ぼくが村で暴れるから、そこへ君がやってきてぼくを殴ればいい」と悪役を買ってでる。青鬼を“退治”した赤鬼は人間と友達になる。青鬼は赤鬼が人間と仲良くなったのを見て、そっと山を去っていく。赤鬼は青鬼の置き手紙を読んで涙する——というお話し。

 この時に山を去った青鬼がそののちどうなったか、気がかりだった子どもも少なくないと思われるが、先年、香川県で余生を送っていることが判明した。
 香川県の「わがかがわ観光推進協議会」発行のパンフレットによれば、“故郷を去り旅に出た青鬼くんが、全国をめぐり、香川県に立ち寄ったとき、人々の温かい心に感謝してこの地に住み着いた”ということである。

 現在では「観光客を温かく迎える親切運動」のマスコットキャラクターの要職にあって、各種の観光イベントで観光振興に余念がない。写真は、高松市屋島で目撃された石像。「観光客に親切に」と(地元民に向かって)呼びかけている。

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November 16, 2008

[today] 寄生虫予防の日

1 今日11月16日は「寄生虫予防運動月間」が始まった日。1953(昭和28)年のこの日から、厚生省が巡回検診などの寄生虫対策を本格化させた。

 今でこそ寄生虫との縁は薄くなってきているが、当時は東京で約3割、農村では8〜9割の人間が寄生虫に感染しており、各地で日本住血吸虫の掃討作戦が展開されていた時代だった。

 東京に「目黒寄生虫館」が登場したのもこの年である。木造15坪の建物で始まった同館も、現在では、資料・標本の増加によって6階建てのビルとなっている。

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November 13, 2008

[today] ヤンバルクイナ発見の日

Gallirallusokinawae 1981(昭和56)年のこの日、沖縄本島与那覇岳で見つかった鳥が「ヤンバルクイナ」と命名された。
 かねてから未知の鳥がいるという噂があったが、この年に成鳥の捕獲に成功し、“新種”のお披露目となった。

 国頭村・辺戸岬の近くには実に高さ11・5mの奴がいる。もっともこれは「ヤンバルクイナ」をかたどった展望台であるが。胸の部分の窓から太平洋を一望することができる。

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