[NEWS] ツシマヤマネコ一般公開へ
長崎県の対馬にのみ生息し、現在、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコが、2007年10月20日からよこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)および井の頭自然文化園(東京・井の頭公園)で一般公開されることとなった。
イリオモテヤマネコとともに日本の数少ないヤマネコとして知られるツシマヤマネコは、近年、開発やイエネコからのいわゆるネコエイズの感染によって、急速に個体数を減らしている。
野生下には80〜110頭ほどしかいないと思われ、1996年から福岡市動植物園などで繁殖の試みがなされてきた。今回は、この繁殖拠点をズーラシアと井の頭自然文化園にも拡大する一方、啓発活動の一環として、繁殖に供する予定のない個体を公開することにしたもの。
ズーラシアではメスが、井の頭自然文化園ではオスが公開される予定。今までは福岡市動植物園で公開されている程度だったので、関東圏では初の本格公開となる。
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さて、そのツシマヤマネコを井の頭自然文化園で拝観してきた。
ツシマヤマネコはイリオモテヤマネコとともに、ベンガルヤマネコの亜種と考えられているそうだ。
希少種だし、ナーバスなネコらしいので撮影禁止かと思ったが、全然OKで、携帯を構えるギャラリーなどがちらほら。でも、客に全然媚びることなく、木の止まり木に登って毛繕いなどをしているところは、さすがヤマネコの風格だ。
ギャラリーからは「近所のデブ猫そっくり」という心ない(?)声も聞こえてくるのであるが、そういえば確かに、拙宅の近所にも、いる。
もしかして、このベンガルヤマネコの亜種たち、かつては日本各地に広く分布していたのが、イエネコと交雑して、各地にデブ猫あるいは半ノラとして未だ広く生き残っているのかもしれない。——とそんな妄想に浸ってしまうほど、険しいなかにも親しみやすさを感じるネコであった。
ただ、園内の場所が、こども遊園地みたいな所の近くで、一日中、BGMだのメリーゴーランドだのの音を聴かされているのは気の毒だ。パンダ並みの希少種待遇とまではいわないが、もうちょっと閑静な生活環境を提供してあげたい…。
隣の檻に、やはりベンガルヤマネコの亜種でツシマヤマネコの兄弟分にあたるアムールヤマネコがいるのだが、あっちにうろうろ、こっちにうろうろと「これ、売り物?」と思うぐらいいっぱいいる(コイツらはちょっと媚びる)。ツシマやイリも早くこれぐらい増えて、野に帰せる日が来るとよいのだが。

