[NEWS] 博物月報URL変更のお知らせ
日頃、博物月報をご覧いただき、ありがとうございます。
博物月報は、サイトリニューアルにともない、2009年1月1日より、URLを変更いたしました。
今後とも、各地の博物的情報をサルベージしていく所存。なにとぞ、ごひいきの程、よろしくお願い申し上げます。
日頃、博物月報をご覧いただき、ありがとうございます。
博物月報は、サイトリニューアルにともない、2009年1月1日より、URLを変更いたしました。
今後とも、各地の博物的情報をサルベージしていく所存。なにとぞ、ごひいきの程、よろしくお願い申し上げます。
かつて上野公園で飼われていた7頭の歴代パンダが、国立科学博物館に集結、2008年12月23日から同館の日本館1階中央ホールで特別展示される(PDFプレスリリース)。
この催しは、2008年4月30日に死んだリンリンの剥製が完成したことを期に行われるもので、かつて日本中を熱狂の渦に巻き込んだランラン、カンカンをはじめ、日本初のパンダの赤ちゃんとして誕生しながら、母親のホアンホアンに押しつぶされて悲運の最期を遂げたチュチュなどが、歴代仮面ライダー大集合的な豪華さで勢揃いする。
展示は2009年4月5日まで。但し、カンカンのみ3月8日までで中座する。
といっても、ナスの話。ナスの生産量日本一を誇る高知県では、長年、竜馬と呼ばれる品種が主流だったが、ここ数年、相次いで新品種が登場、竜馬の地位を脅かしているというのだ。
その筆頭が「大きさと甘みで竜馬をしのぐ」とされる新品種土佐鷹だ。取引価格は竜馬よりやや高いが、品のよさが評価され、首都圏のスーパーなどにも出回り始めている。高知県安芸地区では、早ければ2011〜2012年には作付面積で竜馬を凌駕するのではないかと見られている(日経MJ2008年12月1日付)。
さらに、それに追い打ちをかけるかのように、高知県農業技術センターでは、「低夜温下では竜馬より収量性が高い」とされる新品種慎太郎を次なる刺客として送り込んできた。
これは高知という土地柄を考えると、“石原”ではなく“中岡”なのであろう。
竜馬は登場以来すでに30年。持ち前の奔放さで、高知県産ナスの主流を突っ走ってきたが、よりによって、盟友であった中岡によって駆逐されてしまうのか?危うし竜馬!!
この物語の顛末は、お近くのスーパーの青果品コーナーにて!
バンダイは、お湯を注いでボトルを振るとビールかけのように泡が吹き出す「ビールかけ全身シャンプー」を発売した。
自宅の浴室で気軽にビールかけの雰囲気が楽しめるというふれこみだが、洗髪が嫌いだというご令息をお持ちの貴兄には絶好の知育トイになるかもしれない。
あいにく今はシーズンが過ぎてしまったが、ご令息に日本シリーズなどでのビールかけシーンをさんざん見せておいて、「自分もビールかけがしたい」と思わせたうえで浴室に誘い込み、そのまま洗ってしまうのである。
もし、「目が痛い」と騒いだら、「ほんとうのビールかけも目が痛いんだ。これぐらい我慢できずして、ビールかけができるような立派な選手になれるか!」と教え諭すのだ。これにより、ご令息は洗髪を我慢できるようになるであろうし、さらに「ビール=目が痛い」という教訓から、“興味本位に大人のマネをしてアルコールを飲んでしまった”というような、よくある事件も回避できよう。
もっともこの玩具、「対象年齢15歳以上」とのことなので、ご使用に際してはご令息が暴走しないようご注意を。
2008年11月22日に、東京カルチャーカルチャーで博物月報初のトークイベント、「ミュージアムめぐりナイト」が行われました。

右から博物月報主宰の盛田、東京カルチャーカルチャー司会のテリー植田さん、建築家で博物月報レポーターの津村。このほか、数名の博物月報レポーターも登壇し、3部構成で行われました。
【第1部】おすすめミュージアム
【第2部】ハクブツ的物件とミュージアム
【第3部】あやしい公共建築
アンケートコーナーとエンディング
第1部では、博物月報がこれまでめぐってきたなかから、おすすめの物件を『よりぬきサザエさん』のようにご紹介。
まずは、「懐かしい昭和の博物館」と題して、団地を館内に丸ごと再現した「松戸市立博物館」と、「北名古屋市歴史民俗資料館」をフィーチャー。
前者は1993年の開館で、昭和展示の走り。今でこそ珍しくない博物館の昭和展示だが、すべてはこの松戸から始まっているというワケ。後者は、図書館の2階に「昭和の路地裏」が広がっているという意外性がGOOD。
以下、おすすめが続きます。

博物館は「ふれあい」が大事。

たとえ、それが下水でもふれあえてしまうのが、博物館のスゴいところ。

男4人で「リカちゃんキャッスル」を語るの図。

リカちゃんについての蘊蓄に満ちた施設です。写真はリカちゃんの首が作られていくところ。リアル人形焼に見える!

第2部「ハクブツ的物件とミュージアム」で、「恐竜が鳥に進化したように、博物館は寺から進化した」と自説を語る盛田。
われわれをミュージアムに惹きつける「ハクブツ的物件」とはなにか?−−それを『その土地の、文化や風土、自然環境を記憶している物件』と定義して、博物館というハコのなかだけにとどまらず、公園や神社仏閣にも着目すると、「ハクブツ的物件」の楽しみ方が広がるという例をスライドで紹介。

さらに、第3部「あやしい公共建築」では、建築物をハクブツ的に見る。

本歌取りやオマージュが得意な日本人だが、ときどきやりすぎてすごいものをつくる……。そんな事例をバシバシ紹介。

アンケートコーナーで、会場からの「臨海副都心でおすすめの場所は?」との問いに、青函ワールドの魅力を力説する博物月報レポーター。(いや、ホントいい展示なんですよ、ここ)

お越しいただいた大勢の皆さまがた、本当に、どうもありがとうございました。
これからもミュージアムの魅力について、さまざまな場でお伝えしていければと思っております。今後とも「博物月報」をよろしくお願いいたします。

★2008年11月22日(土)、ニフティ株式会社が運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」(東京・お台場)で、博物月報初のトークイベント『ミュージアムめぐりナイト』を開催します。
★「博物月報」とそのレポーターたちが、博物館、美術館などのハコモノに限らず、日本各地のミュージアム的なスポットを(まじめなものからユニークなものまで)一挙紹介!
★人々をミュージアムに惹きつける、その魅力の源泉はなんなのか?——を、多彩なミュージアムを取り上げつつ、探っていこうという趣向です。

【主宰者より】
『ミュージアムめぐりナイト』、大勢のみなさまにお越しいただきました。ありがとうございました。心より感謝と御礼申し上げます。
ご来場のみなさまに、お楽しみいただけましたならば、主宰者としてこれほどよろこばしいことはありません。
これからもミュージアムの魅力について、さまざまな場でお伝えしていければと思っております。今後とも「博物月報」をよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました!
1935(昭和10)年の今日、オーストリアで、史上初のオリンピック・アルペンスキー三冠王というスキー界のスーパースター、トニー・ザイラーが誕生した。
人気絶頂の1959(昭和34)年には、なんと埼玉県にスキーをしに来日している。埼玉のどこにスキー場が?と思われるかも知れないが、そう、所沢の「狭山スキー場」である。この年、日本初の屋内スキー場として開設された同スキー場のオープニングセレモニーに招かれたのだ。
その「狭山スキー場」、ザイラーの威光もあってか、永きに渡り大繁盛する。
ひところ、スキー人口の減少とともに勢いにかげりが見え、バブル期に屋内スキー場「ザウス」が登場した時には完全にその行く末を危ぶまれたが、現在、ザウスは消え、狭山はしぶとく生き残る。今シーズンも週末はオールナイトで営業中。

『泣いた赤鬼』などで知られる童話作家の浜田広介が1973(昭和48)年の11月17日に没。
『泣いた赤鬼』とは——人間と友達になりたい赤鬼に、青鬼が「ぼくが村で暴れるから、そこへ君がやってきてぼくを殴ればいい」と悪役を買ってでる。青鬼を“退治”した赤鬼は人間と友達になる。青鬼は赤鬼が人間と仲良くなったのを見て、そっと山を去っていく。赤鬼は青鬼の置き手紙を読んで涙する——というお話し。
この時に山を去った青鬼がそののちどうなったか、気がかりだった子どもも少なくないと思われるが、先年、香川県で余生を送っていることが判明した。
香川県の「わがかがわ観光推進協議会」発行のパンフレットによれば、“故郷を去り旅に出た青鬼くんが、全国をめぐり、香川県に立ち寄ったとき、人々の温かい心に感謝してこの地に住み着いた”ということである。
現在では「観光客を温かく迎える親切運動」のマスコットキャラクターの要職にあって、各種の観光イベントで観光振興に余念がない。写真は、高松市屋島で目撃された石像。「観光客に親切に」と(地元民に向かって)呼びかけている。
今日11月16日は「寄生虫予防運動月間」が始まった日。1953(昭和28)年のこの日から、厚生省が巡回検診などの寄生虫対策を本格化させた。
今でこそ寄生虫との縁は薄くなってきているが、当時は東京で約3割、農村では8〜9割の人間が寄生虫に感染しており、各地で日本住血吸虫の掃討作戦が展開されていた時代だった。
東京に「目黒寄生虫館」が登場したのもこの年である。木造15坪の建物で始まった同館も、現在では、資料・標本の増加によって6階建てのビルとなっている。
1981(昭和56)年のこの日、沖縄本島与那覇岳で見つかった鳥が「ヤンバルクイナ」と命名された。
かねてから未知の鳥がいるという噂があったが、この年に成鳥の捕獲に成功し、“新種”のお披露目となった。
国頭村・辺戸岬の近くには実に高さ11・5mの奴がいる。もっともこれは「ヤンバルクイナ」をかたどった展望台であるが。胸の部分の窓から太平洋を一望することができる。
1983(昭和58)年、NHKの連続テレビ小説で放映されていた「おしん」がこの日、最高視聴率62.9%を記録した。
この番組、当時のブームはすさまじく、7月には舞台となった山形県の国鉄酒田駅前に「おしん」の銅像まで建った。もっともこの銅像、「おしん役の小林綾子ちゃんに似ていない」とクレームがつき、3か月後に首をすげ替えられるハメになるのだが。
現在では、酒田市の「庄内米歴史資料館」に記念像が建つ。
姫路市立水族館が長期休館へ。施設の老朽化が原因で、現役を続行するのは困難とみられ、このまま引退する可能性が高くなってきた。
最終日の今日(2008年11月3日)は別れを惜しむ多くの親子連れで賑わったという。
⇒在りし日の博物月報のルポはこちら
今日は、火星人来襲の日。といっても、外へ出て空を見上げていても、何も降ってこない。
1938(昭和13)年のこの日、アメリカでH.G.ウェルズの『宇宙戦争』をドラマ化したラジオドラマ「火星人の来襲」が放送された。「火星人がニュージャージーに上陸した」など、劇中の臨時ニュースや実況を、事実だと思いこんで一部で避難騒ぎが起きたのは有名な話。
じつは、これと似たような話が日本にもある。1952(昭和27)年8月29日のお昼過ぎ、ラジオ局の日本文化放送は突然「サーカスのゴリラが逃げた」という臨時ニュースを流した。上野動物園や新聞社などに電話が殺到し、警視庁も捜査に乗り出した。
ところが、上野動物園では「ゴリラは目下日本に1匹もいないはず」。“犯人”は文化放送の演芸番組の落語に織り込んだ“臨時ニュース”。アナウンサーも本物が特別出演していたので、この騒ぎになった。
いずれもラジオ全盛時代ならではのエピソードだ。
オワンクラゲを使った蛍光たんぱく質の研究で、下村脩博士がノーベル化学賞を受賞したことが、クラゲ界に大きな影響を与えている。
このニュースに敏感に反応したのが、ともにクラゲ展示で知られている神奈川県の新江ノ島水族館と山形県の鶴岡市立加茂水族館。
新江ノ島水族館では、さっそく、オワンクラゲの動画の配信と標本の展示を開始。
一方、鶴岡市立加茂水族館では、オワンクラゲを大型水槽に栄転させるとともに、従来大型水槽にいたハナガサクラゲを小水槽に左遷した。
滅多に見られない幻想的なクラゲともてはやされていた当のハナガサクラゲは、すっかりいじけて、1日の半分は水槽の隅でうずくまっているそうだ(嘘。夜行性だから)。
いずれにせよ、クラゲ展示で先行するこの両水族館の対応は、今後、全国の水族館に波及するとみられ、クラゲにとって、かつてないほど、露骨な人事異動が行われる秋になりそうだ。
写真は鶴岡市立加茂水族館のクラゲ展示室「クラネタリウム」。
秋田県内陸部の阿仁地区はマタギと呼ばれる狩猟民がいたことで知られているが、そんなマタギの食文化をテーマにした駅弁が、2008年10月12〜13日の両日、東京駅構内の「東京エキッチン」で販売される。
秋田県大館市の老舗弁当店・花善が全400食限定で企画した「マタギな鶏めし」がそれだ。
弁当箱は秋田杉、熊肉は阿仁でしとめられたもの。鮎の甘露煮は阿仁川産、比内地鶏に大館産山芋、と、地物食材の贅(?)を凝らせた結果、お値段なんと5250円(税込み)と、京風懐石弁当が裸足で逃げ出すような価格になってしまった。
それでも“食材や器の仕入れ値が高いため採算はとれない”(2008年09月23日付「河北新報」web版)そうだ。
東京駅での販売は当日午前8時30分から整理券を配付する。ほかに花善の店頭および秋田駅でも2008年10月11〜13日に販売する。
荒れ狂った豪雨や雷も退散して、やっと秋らしい季節になってきたが、秋の花火大会というものが、2008年10月4日(土)に茨城県土浦市で行われる。
土浦全国花火競技大会と題するこのイベントは、ただの花火大会ではない。日本各地の花火師たちがスターマイン・10号玉・創造花火の3部門で日本一をかけて腕を競う文字通りの“競技大会”なので、最高水準の花火があがる。
今年の夏を楽しみきれなかった方は是非。
去る2008年3月に、シーラカンス型のたい焼き「ゴンベ焼き」を発売したアクアマリン福島(写真)が、このたび、アイスモナカ「ゴンベアイス」(PDFファイル)を売り出した。
“ゴンベ”とは、アフリカ・コモロ諸島でのシーラカンスの呼び名「ゴンベッサ」に由来したもので、海洋深層水を用いたほんのりとした塩味が、深海に棲むシーラカンスを彷彿とさせる。このモナカの原型は館長お手製だという。
さらに、シーラカンスの焼き印を押したかまぼこ「ごんべちゃん」もリリース。通常のかまぼこよりも歯ごたえがあるといい、シーラカンスにむしゃぶりつく気分が味わえる。
来る8月14日は、北海道襟裳岬にとって、歴史的和解の日なのである。
1997年のこの日、岬に、森進一の「襟裳岬」の歌碑が建った。襟裳岬のあるえりも町は、歌詞の「♪えりもの春はなにもない春です」という一節に永らく反発していたことで有名。
「窓を閉めていてもご飯に砂が入る」とまでいわれた砂地の土地を20数年かかってやっと緑化に成功しかけたころに流れた歌(1974年)だったので、これが地元民の逆鱗に触れ、岬には島倉千代子の歌碑は建っても、森進一の歌碑は建たないとまでいわれていた。
実際、1992(平成4)年にえりも町で開かれた緑化記念のイベントでは、「♪えりもの春は世界一の春です」と改変して合唱し、NHKの歌の舞台を訪ねるという主旨の番組でも、地元民は「なんにもないっていうけれども、ちゃんと喫茶店もあるし、カラオケもあるんだから」と強く主張、歌の発表から20年近く経っても許す気配を見せなかった。しかしついにこの日、許す気になったようである。
それにしても森先生、つくづく持ち歌であちこちから怒りを買う星の下に生まれついたらしい。
ちなみに、本当になにもないかどうかはこちらからご確認を。
碧南海浜水族館では、2008年8月13日〜15日及び夏休み期間中の土曜日に夜の水族館 ナイト魚ッチングと題した夜間公開を行っている。
単に開館時間を延長しているだけではなく、真っ暗な館内を貸し出された懐中電灯を手に回っていくという趣向で、規模が小振りな同館だからこそやれるイベントともいえる。
さらに、2008年8月8日からはオホーツク海の流氷を惜しげもなくあらわに展示、直接触ることができるようになっている。
重さ約20kgで、2006年に北海道網走市のオホーツク流氷館から寄贈されたものの特別展示だという。
なにが“惜しげもなく”って、この流氷、溶けてしまったら展示終了なのだそうだ。
炎天下にアイスクリームを置いておくようなものである。急げ!
寝苦しい“熱帯夜”の季節がやってきたが、悪いことばかりとは限らない。このコンクリートジャングルの東京でも、サバンナの動物たちや熱帯の植物を眺めながら“熱帯の夜”を楽しめるスポットが、この季節だけ出現する。
多摩動物園では、2008年8月の毎週土曜日(30日を除く)にサタデーナイトフィーバー‥‥じゃなかった(古い!)、サタデーナイト@TamaZooを開催。8月16日にはアフリカ音楽の演奏も。
よこはま動物園ズーラシア、横浜市立金沢動物園でも、8月毎週土日曜に開園時間を延長して夜間公開を行う。
とくに横浜市立金沢動物園では、夜コアラも眺められる。昼間は寝てばかりいるコアラだが、夜になると‥‥やっぱり寝てばかりいるそうだ。
一方、植物好きにはこちらを。
夢の島熱帯植物館では、8月9〜10日、22〜24日の各日、ドリームナイトと題した夜間公開を行う。夜咲きの花や光るキノコの展示、バリ舞踊ステージ(8月23日)、我那覇美奈ライブ(8月24日)などが行われる。
去る2008年7月24日は「土用の丑の日」だったが、今年は「丑の日」が2回あり、来る8月5日は「二の丑」である。
本来ならウナギの独壇場なのだが、中国産を国産品と偽った産地偽装が発覚したりと、フォースがつくはずのウナギが暗黒面に堕ちていってしまった。
その間隙を縫って台頭してきたのが、なんと黒ビールだ。
先の丑の日には、「土用の丑の日は黒いものを食べる習わしがある」として高島屋が黒ビールフェアを展開。好評のうちに終了したという。
さらに、関西や北陸には、「土用の丑の日は真っ黒な土用餅(あんころ餅)を食べる」という習慣があったとされ、これが日本橋三越、東武池袋などに上陸してきた。特に三越には初登場。東武においても、例年の売り上げの3倍を記録した。
従来、ウナギが占めていた地位をめぐって暗黒面での死闘が展開されているのである。まるで恵方巻きを彷彿とさせる事態だ。
来年の「丑の日」、我々はいったいどんな“黒いもの”を食べるのであろうか?
今年も、浴衣の似合う納涼シーズンの到来だ。
東京湾納涼船を運航する東海汽船では、毎週月〜木曜日に浴衣姿で乗船の男女は通常2500円の乗船料を1000円引きにするというキャンペーンを始めた。乗船料には飲み放題の飲み物代も含まれているので、飲んべえにはお得なプランかも知れない。
但し、“作務衣、甚平などは割引きの適用外”とのことなので、服装コードのチェックも厳しそうだ!? 期間は2008年9月23日まで。
東武動物公園でも、2008年8月31日までの期間中、14時以降に浴衣を着てくると入場料半額。但し“甚平は不可”と、ここでも甚平に対するいわれない差別が…。
また、京王プラザホテルは、浴衣を着てチェックインすると部屋のグレードがアップするサマープラン「夏祭」を開催。浴衣着用が1人だと1ランク、2人だと2ランクupする。2008年8月31日までの期間限定。
そして、博物館好きで浴衣好きの貴女には、明治村(愛知県犬山市)へ!
2008年8月9日〜17日までの1週間、開園時間を21時まで延長する「宵の明治村」を開催するのだが、期間中、浴衣姿の女性は通常1600円の入園料がなんと終日無料になるという太っ腹だ。男性の場合は、浴衣姿で行ってもなぜか“割引”にとどまるのだが‥‥。
この動物たちに親がいたらそう嘆いたかもしれないような、動物園の特別展が、東京の上野動物園で開催。
同園で過去に飼育していた動物の骨格標本や毛皮などを展示し、動物の体のつくりや特徴を学ぶという趣向。2008年7月15日から8月31日まで。
骨格といえば、こちらの日本大学生物資源科学博物館も“骨格の殿堂”といってもいい存在だ(写真)。
骨もじっくりと見ていると、綿密で合理的なつくりに驚かされるとともに、やはり生物なのでどこかしら合理性一辺倒では語り得ないところ(人間の尾骨のような存在とか)があって、そこに神秘性とか芸術性を感じることができるかもしれない。
同博物館は平日開館、日曜休み、土曜は昼までとなかなか行きにくいのであるが、夏休みの自由研究などにおすすめできる。
⇒リニューアル前のちょっと古いものだが、博物月報のルポはこちら
早くも郵政民営化の弊害が現れてきたか!‥‥というわけではなく、料金は一律なのだが、それでも日本一高い郵便局が富士山頂に出現!(PDF)
富士山頂の風景印が評判で、切手・ハガキの販売もしているが、速達・書留・小包は扱っていない。なので、持ち帰るのが面倒くさいゴミなどを小包で送ろうとしてもダメ…。
場所は浅間大社奥宮の左側。2008年7月10日〜8月20日まで開局。
日中が蒸し蒸ししてくると暑気払いのシーズンが到来。「第1四半期の打ち上げだーー!」というわけで貸切の会場を探している幹事も少なくないと思われるが、狭くて広い日本各地にはこんな貸切スポットも存在している。
貸切で、夜景が楽しめ、且つ時間延長とかでダラダラすることなくスパッと終わり、そのうえ駅のすぐそばという抜群のアクセス。幹事の方はぜひ検討してみてはいかがだろうか?
・24名・64,800円(90分/生ビール・焼酎・ウイスキー飲み放題、食事付き)
・28名まで・80,000円(80分/ビール飲み放題、飲食物の持込自由、カラオケ・おつまみ弁当付き)
・35名まで・24,000円(90分/生ビール&発泡酒計20リットルサービス、飲み物・おつまみの持ち込み自由、カラオケ歌い放題)
今日は、ご存じ七夕の日であります。と、同時にそうめんの日でもある、というのだ。
全国乾麺協同組合(略称;全乾麺)が、故事にちなんで1982(昭和57)年に設定したもの。
昔、七夕の日に天の川に見立てて乾麺を食べたそうで(ホントか?)、あまつさえ、彦星と織姫にあやかって、“「恋の成就を願い」行事食である「そうめん」を食べたという・・説もある”のだそうだ(全乾麺HPより)。
この“という”と“説もある”の間に“・”が2つも入っているのは、全乾麺の方々の商業道徳のあらわれなのかもしれない。きっと、断言してしまうに躊躇するような、まじめな方が多いのであろう。
2008年7月7日正午から、東京・銀座の数寄屋橋公園で乾麺無料配布などのイベントが。
7月はマクドナルドの日本1号店がオープンした月。
日本マクドナルドではこれを記念して、2008年7月12、13日の両日、「マクドナルド ハンバーガーデー」を実施する。
期間中、マクドナルドでバーガー類を1個買うごとに「ハンバーガー無料券」を1枚配布。この「無料券」は2008年7月14日〜27日まで交換できるというもの。
マクドナルドの日本1号店は、1971(昭和46)年7月20日に銀座三越の1階にオープンした。“日本で認知されるためには都心の一等地に進出せねばならない”という経営的な考えがあったという。
そのわずか8か月あとに出現したモスバーガーが、周辺部から都心に攻め上がってきたのとは対照的である。
写真は、かつて新宿アイランドタワーの日本マクドナルド本社に併設されていたマクドナルド・ミュージアム(2003年に閉館)。館内には当時の1号店の様子が再現されていたほか、なぜか、藤田田(ふじた・でん=日本マクドナルドの創業者)の手型の展示もあった。
ここを訪れると誰でも、田と“握手”ならぬ“ハイタッチ”(?)ができたのである。
マクドナルド・ミュージアムは現在では公式サイトにあっさりとしたページがひっそりと残る。
夏の繁忙期を前に、あの、泣く子も黙る旭山動物園が、また動き出した。
2008年6月28日から新施設「オオカミの森」がオープンする。
最大の特徴は、オオカミの放飼場の中に見学スペースが設置してあることで、オオカミに取り囲まれている気分が味わえるという。当初は3頭だけだが、これが繁殖して群れになれば相当な迫力だろうと思われる(ちなみにオオカミの群れそのものは多摩動物公園で見ることができる)。
今回、旭山で展示されるのはカナダから来たシンリンオオカミ。かつて日本にはエゾオオカミやニホンオオカミが棲息していたがいずれも絶滅してしまった。この展示は、かつて我々の祖先が山野で体験した怖い思いを体感できるかもしれない。ぜひナイトツアーとかで味わってみたいものである。
写真はオオカミにまつわる民俗資料の一例(昭和後期)。
といっても、郵便切手の話。
久しくハガキに活躍していたメジロの図柄の50円切手が、郵政民営化とともに新デザインの切手が登場したことにより、在庫が売り切れ次第、姿を消す。
同じく、80円切手ヤマセミも在庫限り。90円切手カルガモはしぶとく生き残る。
記念切手と違って、こういうどうでもいいようなものほど、なくなってみると案外懐かしかったりするものである。お好きな方はお早めに。
日本海と宍道湖を繋ぐ中海に面した、松江市・安来市・境港市・米子市の4市長が4市共通のキャラクターを制作することで合意した。今までこれらの4市は隣接していながら、鳥取・島根の両県にまたがっていたため、観光客誘致ひとつとっても、各市がばらばらにキャラクターを設置するなど、一体感がなかった。一本化により認知度を高めようという狙いがある。
だが、この統一キャラクターが制作され、観光パンフやイベントなどに優先的に登場するようになると、境港市の独自キャラである「ゲゲゲの鬼太郎」の活躍場所が狭まってしまう恐れもでてきた。
言うまでもなく境港は漫画家・水木しげる翁の出身地でもあり、駅前商店街の人々のねばり強い努力でもって、「鬼太郎の町」として、今日の隆盛を築き上げた。いまでは休日ともなれば大挙して観光客が訪れるという社会現象すら呈している。
フェリーの船体やJR境線の各駅、果ては航空自衛隊の練習機に至るまで、境港を代表するキャラとして進出している鬼太郎だが、新たに出現する統一キャラクターの攻撃をはね返すことができるのか?
危うし、鬼太郎!
「おい鬼太郎、今度の敵は手強いぞ!」
結論からいえば、昨秋にスタートして以来、さまざまな批判を受けながらも、国民の根強い支持は揺らがなかったといえよう。現在、日産50万枚を製造しているが、2008年6月からはさらに3〜4割増産する、というのだから。
ガソリンのことではない。
北海道札幌市の石屋製菓の主力商品、「白い恋人」の話である。
同社は2007年8月に賞味期限改竄問題が発覚し、一時営業中止。昨秋、ふたたび生産を開始したが、そのあと飛ぶように売れているのである。
すでに多くの土産物店や百貨店などでは品薄状態になっており、生産ラインを増強しているが、観光シーズンの7〜8月にはさらに品薄になる見込みだ。
なぜ品薄が懸念されるかといえば、“従来は閑散期の5〜6月に、賞味期限を延長した製品を在庫として積み増ししていたが、賞味期限管理の徹底でつくり置きが難しくな”った(日経流通新聞2008年4月7日付)という理由もあるのだが、一方で、こんなに売れているのに、“今夏以降に白い恋人の10%以上の値上げを検討する”(同)そうである。
理由は、原料となる小麦粉やバターの高騰。「超人気なのに値上げ」という、最近あちこちでお目にかかる、人気商品の“ねじれ現象”がここにも起こっているわけだ。
これは一体、だれのせいにしたものか?
東京都交通局は、東京駅前から下町の代表的な観光スポットを直結した都営バスの新路線を2008年4月26日から開設する。
東京駅から秋葉原、上野、合羽橋、浅草雷門を経て、最後は江戸東京博物館のある都営両国駅前までを、9時〜18時30分の間30分毎に運行する。外国人観光客の利用を見込んでおり、バス内では英・中・韓国語による車内放送を流す予定。「都バス1日乗車券」などを使えば、もっともらしい東京の下町スポットを効率よくまわることができる。
写真は江戸東京博物館。
富山湾の畔に立つ魚津水族館(富山県魚津市)で、ホタルイカの展示が始まった。
普段は深海に棲息し、産卵期には浅海にあがってきて、大挙して発光する様子が名物になっているホタルイカだが、通年飼育することは難しく、同館でも2008年5月25日までの期間限定展示となっている。
なお、今なら早川いくを著『へんないきもの』の表紙でおなじみのオオグチボヤの展示も行われている。
といっても、何を聞かれてもひとごとのようなコメントしかださず、さすがに最近になって感情をむき出しにするようになってきたものの、感情的になるというのと指導力を発揮するというのは、全然別なんだよな——と、いろんな人に思われているあの人のことではない。「着メロ」のことである。
日本レコード協会が2007年10月に1200人を対象に行った調査で、携帯電話の「着メロ」の利用率が、2006年比で16ポイント下落し、27%になったことが明らかになった。
かわって台頭してきたのが「着うた」で、4ポイント増の29%となり、「着メロ」を逆転した。「着うたフル」も16%の支持を集め、世論の支持は、“メロ”から“うた”へシフトしていると言えそうだ。
最初こそ、安定感とかを抱かせたものの、イントロばかりで実態がなく、飽きられてしまったという点では、あの人も「着メロ」的な存在だったのかもしれない。
桜もちらほら咲き出して、もうじき春。鍋料理ともお別れの季節であるが、話題の鍋の食べ忘れはないだろうか?
山口県周防大島の名物、周防大島みかん鍋は、鍋の中に焼きミカンが入っているというインパクトの強い鍋。
2006年の秋から島内のホテルなどで提供し始め、2008年1月から全国通販に踏み切ったということで、いわば今年全国デビューした鍋の代表格ともいえる。ミカンが入ることで、魚の生臭さがなくなり、隠し味や薬味にミカンの皮やミカン胡椒を使うことで柑橘系の香りも楽しめる。
2008年2月29日まで提供予定のところ、好評につき、3月31日まで延長して通販受付中とのこと。
2008年3月19日、朝日新聞ウェブ版が、大阪でアブラボウズがクエと、福岡でアラと称されて販売されていたと報じた。
アブラボウズはカジカ目に属する寒流系深海魚で、成魚は1〜1.8mになる。名前の通り多量の脂を含み、地元はいざ知らず他地域では食材としてお目にかかることはまずない。
しかし、日本料理店の社長が「北の海で取れるクエの一種だと信じていた」と言っているくらいなのだから、(その言葉を信じれば)あんがい食えるものなのかもしれない。

写真は、北海道・市立室蘭水族館のシンボルフィッシュとして活躍するアブラボウズ。同館敷地のさまざまな場所に出現している。
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和歌山県立自然博物館では、2008年3月30日まで、和歌山県で初めて見つかったという恐竜化石を展示している。
この化石は、中生代白亜紀前期(約1億3300万年前)に二足歩行をしていた肉食恐竜・獣脚類の歯化石で、長さ3cmにも満たないものであるが、しかし、これこそ同館が永らく探し求めていた物だったのだ。
現在、日本では、恐竜の化石は15道県から発見されているが、和歌山県からは未発見だった。
そのため、この現状をなんとか打破したかった同館では「恐竜をさがせ!!」という行事を毎年開催するなど、血眼になって化石をさがしていた。
そして2007年6月6日、見事この化石を発見し、“悲願を達成”(同館HPより)したのだ。これによって同県は16番目の“恐竜化石発見”県となったのである。
写真は、喜びに沸く和歌山県立自然博物館。
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横浜・山下公園に係留されている「氷川丸」が、2008年4月25日から施設名称を「日本郵船氷川丸」に改めて、一般公開を再開する。
「氷川丸」は1929(昭和4)年の建造、横浜とシアトルを結ぶ北太平洋航路の花形客船として活躍した。引退後は、1961(昭和36)年から横浜・山下公園で、ユースホステルや記念館、レストランとして営業してきた。しかし、近年、横浜ベイブリッジやランドマークタワーなど、新手の観光スポットが脚光を浴びるにつれ、「氷川丸」の集客力も減退。ホラー・アトラクションを導入するなど、アミューズメント施設として身をやつしていたが、入場者数の退潮はとまらず、2006年末でいったん営業終了の憂き目を見ていた。
今回、10億円を投じたという改装作業では、竣工当時の資料を元にして、アールデコ様式の一等ダイニングルームや特別室などを再現し、“原点”に還った展示となる予定だ。
なお、入館料は予価200円と、アミューズメント施設時代の800円を大幅に下回るお値打ち価格となっている。
1968(昭和43)年頃から平成初期まで、NHKの時報として活躍した「NHK時計」。どことなく“昭和”の雰囲気がただようこの時計、最近ではブログツールやPCのデスクトップ( Vista/OS X)でお目にかかることが多いが、とうとうこのリアル「NHK時計」バージョンが販売されることになった。
テレビで流れた実際の時計は、名刺よりもちょっと大きい程度という小さい物だったが、製品は26cm×30.5cmと実物よりも大型。価格も大きくでて、1万290円(!)。NHKエンタープライズから発売されている。
♪ぴっぴっぴっ、ぽーん と時報が鳴れば楽しいと思うのだが、そういうギミックはなさそうだ。
そろそろ1月も終わろうとしているが、毎年新聞紙面を賑わせていた正月の恒例行事が存亡の危機に直面している。
シダックスでは、高齢者でも喉につまらせずに食べられるもちを開発、現在、病院や高齢者施設での給食事業に供給している。このもちは、もち米とポテトフレークを混ぜ合わせたもので、もちの食感を残しながら歯切れをよくしたもの。
現在は試験的な導入にとどまっているが、シダックス側は需要は多いと見ており、これが本格的に展開していけば、「もちをのどに詰まらせ死亡」という正月の“恒例行事”が淘汰されていく日も近い。
いよいよ子年のスタート。札幌市円山動物園では、2008年1月27日まで特別展「ワイルドマウス展・北海道の野ネズミたち」を開催中。
世界最小の哺乳類であるトウキョウトガリネズミや、エゾヤチネズミ、スナネズミなどがお披露目される。
とくにトウキョウトガリネズミは、ネズミといいながらもモグラの仲間で、全長5cm、体重はわずか2g。年賀ハガキ1枚よりも軽い(!)。
ところで、この“ネズミ”、北海道北部のサロベツ原野や幌延に分布しており、トウキョウとは何の関係もない。これは明治の頃に発見者が、「蝦夷(YEZO)」と「江戸(YEDO)」を誤記したことからこんな名前になってしまったのだとか。
というと本来、エゾトガリネズミと名付けられるべきだったのかもしれないが、そのエゾトガリネズミと現在名付けられている奴(ややこしい…)もあわせて展示されている。こちらは世界初展示だそうだ。
横浜市が、横浜開港資料館や横浜市歴史博物館のネーミングライツ(命名権)の売却を検討していると、2007年11月10日付の朝日新聞が報じている。
経費削減のために各地で導入が進んでいる命名権だが、博物館や資料館を売りに出すケースは珍しい。
今後、こういうものでもカネになると気付いてしまった自治体が、博物館や資料館などの文化的なスポットをがんがん売りに出していく可能性もある。買い手が付くかどうかも含めて、横浜市のこの例はひとつの試金石になるだろう。
しかし、この命名権を例えば神戸屋が買い取ると、神戸屋開港資料館となり、いったいどこの港の話だかわからなくなるし、市歴史博物館も崎陽軒シウマイ歴史博物館となったら、新横浜のラーメン博物館とハシゴでもしたくなる。
それに博物館のような公共施設に1企業の印象がつきまとうことには賛否がある。
横浜市の場合も、ケチケチと枝葉から売っていないで、まずは自分たちの市役所を売りに出し、
「おまたせしました、横浜市味の素市役所観光課です」とか「横浜市シーシーレモン市役所戸籍課です」とやってみて、不退転の決意を示すべきであろう。
フルスタ宮城の例を出すまでもなく、命名権のリスキーなところは、その企業の浮沈が思わぬ波紋を与えることにある。
もしかして今ごろ、「赤福スタジアムなんかにしてなくて、よかったー」と胸をなでおろしている関係者もいるかもしれない。
オールド福岡県民には忘れようとしても忘れられない西鉄ライオンズのエース・稲尾和久さん(70歳)が、2007年11月13日、亡くなった。
稲尾氏を偲ぶスポットとしては、郷里の別府市民球場に落成したばかりの稲尾記念館が挙げられるが、北九州市にあるいのちのたび博物館の歴史ゾーン(写真)も見逃せない。
なにせ、昭和30年代の八幡製鉄所の社宅を再現したコーナーでは、西鉄ライオンズ対巨人の日本シリーズ第6戦が行われているのである。
時代設定を1958(昭和33)年10月20日とし、看板やビラ、生活用具などを当時のままに展示。新聞を読んでいるお父さんのマネキンも「今日も稲尾が先発だろうし、中西も調子がいいから…」などと音声テープで語っている。
思わず立ちつくしてしまうオールドファンもいるかも知れないが、一緒に連れてきた子ども(孫か?)は、先に「エンバイラマ館」にでも追いやっておけば、存分に郷愁に浸れよう。
稲尾投手が大活躍した時代の空気を、かすかに現代に伝える空間である。
⇒博物月報のいのちのたび博物館・ルポはこちら
長崎県の対馬にのみ生息し、現在、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコが、2007年10月20日からよこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)および井の頭自然文化園(東京・井の頭公園)で一般公開されることとなった。
イリオモテヤマネコとともに日本の数少ないヤマネコとして知られるツシマヤマネコは、近年、開発やイエネコからのいわゆるネコエイズの感染によって、急速に個体数を減らしている。
野生下には80〜110頭ほどしかいないと思われ、1996年から福岡市動植物園などで繁殖の試みがなされてきた。今回は、この繁殖拠点をズーラシアと井の頭自然文化園にも拡大する一方、啓発活動の一環として、繁殖に供する予定のない個体を公開することにしたもの。
ズーラシアではメスが、井の頭自然文化園ではオスが公開される予定。今までは福岡市動植物園で公開されている程度だったので、関東圏では初の本格公開となる。
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さて、そのツシマヤマネコを井の頭自然文化園で拝観してきた。
ツシマヤマネコはイリオモテヤマネコとともに、ベンガルヤマネコの亜種と考えられているそうだ。
希少種だし、ナーバスなネコらしいので撮影禁止かと思ったが、全然OKで、携帯を構えるギャラリーなどがちらほら。でも、客に全然媚びることなく、木の止まり木に登って毛繕いなどをしているところは、さすがヤマネコの風格だ。
ギャラリーからは「近所のデブ猫そっくり」という心ない(?)声も聞こえてくるのであるが、そういえば確かに、拙宅の近所にも、いる。
もしかして、このベンガルヤマネコの亜種たち、かつては日本各地に広く分布していたのが、イエネコと交雑して、各地にデブ猫あるいは半ノラとして未だ広く生き残っているのかもしれない。——とそんな妄想に浸ってしまうほど、険しいなかにも親しみやすさを感じるネコであった。
ただ、園内の場所が、こども遊園地みたいな所の近くで、一日中、BGMだのメリーゴーランドだのの音を聴かされているのは気の毒だ。パンダ並みの希少種待遇とまではいわないが、もうちょっと閑静な生活環境を提供してあげたい…。
隣の檻に、やはりベンガルヤマネコの亜種でツシマヤマネコの兄弟分にあたるアムールヤマネコがいるのだが、あっちにうろうろ、こっちにうろうろと「これ、売り物?」と思うぐらいいっぱいいる(コイツらはちょっと媚びる)。ツシマやイリも早くこれぐらい増えて、野に帰せる日が来るとよいのだが。
各地で学園祭のシーズンを迎えたが、大学のキャラが立っている学園祭といえば、こちら。東京海洋大学の海鷹祭(2007年11月9日〜11月11日)だ。
何せ前身は東京水産大学。会場の模擬店も、アンコウ鍋やカニ汁などが並び、普通の学園祭によく見られるクレープなどはキャンパスの隅で肩身が狭そうなぐらいだ。
そして、メインイベントはマグロ解体ショーと漬け丼の即売。会期中、1日2回、昼時に行われるもので、海洋大OBが総力を挙げて入手したマグロを安価でほおばることができる。
体験教室もイカの解剖体験や海藻押し葉標本作り(ともに11月10日)など、この大学ならではの個性が際だっている。
キャンパスには海洋科学部附属水産資料館(写真)もあり、学園祭の期間中は学生解説員が一所懸命説明してくれる。JR品川駅から徒歩10分と交通の便もいい。
ところで、東京海洋大学では現在、“サバからマグロをつくる”というプロジェクトがひそかに進行している。ご存じの通り、マグロ類は資源の減少が深刻で、クロマグロやミナミマグロなどは漁獲枠の削減が始まっている。このマグロ資源のコントロールをうまくやっていかないと、学園祭のメインイベントであるマグロ解体ショーの存続が危うい!というのが、同大学関係者の一致した見方である。
そこで、マグロの細胞をサバに移植し、水槽でも飼育でき且つ成長の早い「サバ生まれのマグロ」を創ろうというのである。そうすれば、資源の枯渇を心配することなく、漬け丼が味わえる。実際、ヤマメからニジマスを誕生させることはすでに成功している。
この「サバ生まれのマグロ」、誕生の暁にはまず真っ先にこの学園祭で振る舞われるものと思われる。
古生代デボン紀の頃に出現し、最近では東アフリカのみならず、インドネシアにも分布することがわかった“活きた化石”シーラカンス。
太古へのロマンに誘われて、シーラカンスの話で一日中盛り上がりたい……そんな貴女にお勧めのイベントが、2007年11月24日(土)にいわき明星大学で開催される。
アクアマリンふくしま(福島県いわき市)の音頭取りで行われる、国際シンポジウムがそれだ。
国内外のシーラカンス研究者が一堂に会し、プログラムもご覧の通り、朝から晩までシーラカンス漬け。シーラカンスをテーマにこれだけの規模で開催され、且つ一般人が聴講可能な催しは初めてではなかろうか?
秋の一日をシーラカンスに身を委ねて過ごすのも、またとない経験だ。
参加費は1400円で要事前申し込み。先着400人で定員になり次第締切。
⇒⇒⇒シーラカンスを食べちゃいたいぐらい好きな方!博物月報特選のシーラカンスのレシピはこちら!!
1970(昭和45)年の大阪万博に登場し、日本中を興奮のるつぼに叩き込んだことで知られる「月の石」が、ひっそりと来日していることがわかった。
現在、東京・本郷の東京大学総合研究博物館に、「ビルト第二彗星」の砂粒をともなって滞在中だという。
この、気になる「月の石」の同宿人だが、NASAのスターダスト計画によってビルト第二彗星から採集されたもの。じつは、これだけ宇宙開発が進んでも、人類が手にすることができた地球以外の「天体」というのは、月とこのビルト第二彗星しかない。つまり、その2つを同時に目にすることができる、世界初の夢のスーパーセッションというわけだ。
さらに南極で発見された火星からの隕石まで同室しているというから、この3人の関係(?)が気になるではないか。
「月の石」は2007年12月26日まで滞在の予定。同館によれば、こっそり覗き見に来る分には無料だという。
写真は、「月の石」が滞在中の東京大学総合研究博物館。
神戸市・新長田地区では、現在、鉄人28号の建立計画が進行している。同市出身の漫画家・故横山光輝にちなんだ、街おこしプロジェクトの一環で、鉄人の高さは18m、2008年完成を目標にしている。
旧日本軍ですら27回も失敗した鉄人製造であるが、必要な費用は1億3500万円と推定され、神戸市が4500万円を補助、残りを浄財でまかなう予定で、現在、数百万円の寄付が集まっているという。
2007年9月には、売り上げの一部をプロジェクトに寄付する「神戸鉄人カレー」が、企業からの寄付第1弾として登場。建立に向けて弾みを付けたい考えだ。
なお、鉄人28号の次はバビルの塔の建立が予定されているが、観光客が近づいただけで、コンピューターが砂嵐を起こしてしまうので、そこの制御が最大のネックになっているそうだ(最後の一文大嘘)。
1974(昭和49)年にエチオピアで発掘された300万年以上前の猿人の化石、通称「ルーシー」が海外に出た。まずはヒューストン自然科学博物館に鎮座し、これから6年かけて全米11の都市を周遊するという。発掘当時、アメリカの大学に送られて以来、生まれてから2回目の洋行(?)となる。
「ルーシー」は、身長110cmで直立歩行していたと考えられ、人類の進化をたどる上での貴重な存在。発見された時の状態も極めてよかったことから人類学史上の記念碑的な化石と言われている。だが、それだけに、取り扱いには慎重を要し、今回もアメリカの国立自然史博物館は「標本を傷める」として展示を断ったという。一方、エチオピア政府は、この外貨収入を博物館の維持管理にあてると言っており、“出稼ぎ”の旅というわけだ。
ちなみに、ルーシーの名はビートルズの「Lucy in the Sky With Diamonds」にちなんで、調査隊が命名したとのことで、別に弟の指しゃぶりを許さなかったとか、ピアノ弾きの少年にぞっこんだったとか、ウーマンリブの闘士だったとかいうわけではない。
なお、レプリカが愛知万博の折りに来日している。
日本の専売制を理解していないと、なぜこの2つが冠になっているのかさっぱりわからない、たばこと塩の博物館(東京・渋谷)では、2007年11月11日まで、特別展「昭和30年代物語—街角のたばこ屋さんをさがして」を開催している。
今秋予定されている映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編公開にちなんで、家電製品やポスター、映画の続編で実際に使用された小道具などで、昭和30年代をたどるという趣向だ。
会場には、当時の、新登場の食品や皇太子ご成婚記念グッズなどが展示されているが、それらの資料・グッズにまじって記念灰皿や記念煙草などがしっかりと展示されているところが、この博物館のスポンサーを想起させる。
タバコは、今でこそ日陰者扱いだが、昭和30年代には、とにかく頻繁にこれを吸った。今日、我々が何かとケータイをいじるように、それと同じ頻度でちょっと手持ちぶさたになると、すぐスパスパと紫煙を燻らせたのである。
『三丁目の夕日』のヒット以来、“昭和30年代ブーム”というような観があるが、タバコを父とし、塩を母とする同館が、このブームに乗って「夢よもう一度」と考えるのも無理からぬところであろう。
なお、『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編は、三丁目の次なので、今度は『一丁目の夕日』になるという。わーぉ、いっちょめ、いっちょめ、わーぉ(嘘)
星一徹がことある事にちゃぶ台返しをしていたという“逸話”は、多くの歴史研究家の実証的研究によって、今日では都市伝説でしかないことが判明しているが(1回、偶発的に机をひっくり返しただけ)、やはり「昭和」といえば「ちゃぶ台」らしい。
デアゴスティーニが2007年秋に創刊した『週刊昭和タイムズ』では、創刊号から25号までを購読すると、なぜか「ちゃぶ台」をプレゼントするという。
この「ちゃぶ台」、サイズが直径40cm、高さ12cm。まるで昔の「箱膳」のようなサイズである。
「箱膳」とは、旅館などの夕食に出てくるひとり用のお膳に、食器などの収納スペースがついたもので、大正中頃までは、食事といえば各人が銘々に箱膳で食べるというのが、この頃の“食卓を囲む”光景であった。昭和に入ってから「ちゃぶ台」の出現によって、中華料理のような円卓を囲むのが、日本の原風景となったのだ。
本来の「ちゃぶ台」からすれば、この箱膳サイズの「ちゃぶ台」の出現は、先祖がえりと思われなくもないが、今は“個食”の時代。これでひとり住まいの方でも心おきなく「ひとりちゃぶ台返し」ができるというものだ!?
2007年10月3日から、独立行政法人国立科学博物館産業技術史資料情報センター(長い!)で「なつかしの家電展」(PDFパンフ)が開催されている(2007年10月16日まで)。昭和30年代に「三種の神器」と呼ばれた普及期のテレビ・洗濯機・冷蔵庫を初め、電気釜、掃除機、ジューサーなど10数点の家電が並ぶ。
とはいえ、スペースは中規模の会議室1部屋程度の大きさで、家電の展示数はそれほど多くはない。コーナー奥には四畳半にちゃぶ台が置かれた昭和の住空間が再現されているが、「座らないで下さい」との貼り紙。写真撮影もできないため、いささか物足りなさはある。
だが、しかし、特筆すべきはこの独立行政法人国立科学博物館産業技術史資料情報センター(だから長いってば!)の会場そのものである。なんと東京・日本橋の三井本館で行われているのだ。
三井本館は1929年竣工。コリント式列柱がそそり立つ堂々としたオフィスビルで、重要文化財にも指定されている。
重厚な扉の前には守衛が厳しい目を配り、気の弱い人ならここで臆しそうだ。威を振るって館内に踏み込むと、エレベーターまるで重役室のような造り。
独立…(略)がある5階で降りても、赤絨毯が敷き詰められた廊下が延々と続くだけで、とてもこの先に電気釜だの洗濯機だのがあるようには思えない。ところが歩みを進めていくと、突然、我々が慣れ親しんだ家電たちが現れるのである。
非常に敷居の高そうな建物とアットホームな家電たちの取り合わせがユニークだ。入口で守衛がガードしている脇を、大手を振って入れるというのも貴重な体験かも知れない。
タモリ倶楽部の地道な活動が遂に陽の目をみたのか、京王プラザホテル札幌では、2007年9月から、「京王プラザの鉄ちゃん・鉄子の宿プラン」と名付けた部屋限定の特別プランを売り出した。
このプランでは、札幌駅にカーブしながら入線する列車が眺められる13〜14階の計4部屋を用意。マニア感涙の“ビューポイント”として、発着する列車を楽しめる。シングル(朝食付)が1万6000円から、ラージツインプランは2万8000円。
「これならば、よし、うちも!」と思い当たるホテルや旅館も少なくないのではなかろうか。
写真は先日筆者が泊まった東北の温泉旅館からの眺め。列車の乗客と目が合うくらいの見事なビューポイントなのだが、惜しむらくは通る列車が一種のみと、バラエティに欠く(たまに変わった列車が通るとこんな写真が撮れるそうな)。
「次はオレ!」と言って密かに計略を巡らせているのは、何もマンガ好きのアノ人だけではない。秋田県農林水産技術センターは「あきたこまち」の後継者(米?)として「秋田89号」を開発したと発表した。
JRの臨時列車のような名前だが、れっきとしたうるち米で、「あきたこまち」より粒が大きく、やわらかくさっぱりとした食味だという。
じいさんがエラい人だったというアノ人に対して、こちらは祖母が「あきたこまち」と「ひとめぼれ」。
「秋田89号」ではあまりにも味がないので、年内に名称を決めて数年後には「あきたこまち」にかわる総理総裁候補に仕立て上げる予定だ。
もっとも、現在のうるち米作付は「コシヒカリ」が約40%(平成17年度例)をしめる最大派閥となっており、「あきたこまち」はわずか8.9%の弱小派閥に過ぎない。しかも、「あきたこまち」は最近売れ残りが目立っているという不安材料がある。
オレ!オレ!言い過ぎて結局ネット世界でしか評価されなかったアノ人の例もあることだし、「地域の田んぼに根を下ろしてしっかりやってほしいですね」と、たまたま飲み屋で隣り合わせた秋田県人は語っていた。
NHKみんなのうたの「おしりかじり虫」がヒットしている。放送開始は2007年6月だが、着メロのダウンロード回数はその月だけで6000回を超え、7月27日にはCDも発売。その人気ぶりは経済紙にも取り上げられている(写真)。
ところで、その「おしりかじり虫」に、多くの仲間がいることは案外知られていない。
ここではその仲間たちを2、3紹介する。
いずれもひとくせもふたくせもある虫たちで、ポスト「おしりかじり虫」を目指しているという噂もある。「おしりかじり虫」は、一度聴いたら忘れられないというインパクトが人気だが、この仲間たちの強烈な個性も、また“忘れられない”存在といえるだろう。
さあ、夏休みの自由研究は『おしりかじり虫の仲間』で決まり!
大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園)で「世界一のセミ」展が始まった。
世界一大きいセミ、世界一小さいセミ、世界一原始的なセミ、世界一寿命の長いセミといった“世界一”の標本がずらりと並び、さらに、世界一やかましいらしい(?)大阪のクマゼミなどが展示される。同時に、都市部で観察される蝉の変遷などから、温暖化や都市化といった環境変化をさぐる試みも。
セミをテーマにした展覧会では、過去に前例がないほど大規模で、名実ともに“「世界一」のセミ展”と同館。2007年9月2日まで開催。
一方、サンシャイン国際水族館(東京・池袋)では、夏休み企画として、日本最大の蝶の展示を計画中。成蝶だけではなく、幼虫も展示すべく、バックヤードで仕込みが続いているという。
というのは、バラエティ番組によくあるあおり文句。で、実際に視てみるとたいして面白くもなかったりするものだが、博物館となると話は別だ。
萩博物館(山口県萩市)では、この夏、そんな宣伝文句がピッタリの企画展「君と竜宮城へ—知られざる深海への旅」(2007年7月7日〜9月2日)を開催する。
会場にナマ出演する“有名人”とは、カリスマ深海魚として知らない人はいない、この人、いや、この魚、リュウグウノツカイである。
7/22(日)、8/12(日)、9/2(日)の3日間に限り、剥製でもホルマリン漬けでもない「ナマ」のリュウグウノツカイが出現し、握手会ならぬタッチングまでさせてくれるというのである。
そのうえ、驚くべきことには、トークショーまで予定されているのである。もっともリュウグウノツカイは魚類で人語を解さないため、Mr.竜宮城なる人物が登場し、標本や生写真などを公開しながら、「深海の秘話」を語ってくれるという(会期中の毎週土曜日に開催)。
実はこの萩博物館は深海魚に浅からぬ縁がある。“萩”といえば、吉田松陰や高杉晋作など人文歴史系のイメージが強いが、同館では萩の多様な海洋生物の研究・展示にも力を入れていた。その開館準備をしていた矢先の2004年、長門市の青海島沖で、深海魚フリソデウオの遊泳シーンが日本で初めて撮影され同館に持ちこまれた。
そのあとも続々と、ユキフリソデウオ、アカナマダ、テンガイハタといった、地元では半世紀に一度といわれるくらい採取例の少ない深海魚が、わずか数カ月のうちに相次いで捕獲され、博物館に持ちこまれたのである。まるで開館を言祝ぐかのように海から“展示品”がやってきたことになる。
そんな同館が、満を持してリュウグウノツカイを登場させてきた。深海魚好きにはいうまでもないことだが、風光明媚な山陰の海岸が好きな方も、その海の底にはどんな奴がいるのかを知る、またとない機会になるであろう。
あまり話題になっていないが、今年は参議院60周年なのだそうである。参議院ではこれを記念して、通常は見学できない中央玄関や議長応接室、本会議場などをコースに組み込んだ特別参観を、2007年5月19日(土)、20日(日)の両日開催する。当日は予約不要で、午前8時から午後4時までの間にふらりといけばよい。
折しも今夏は参議院議員選挙。ここに誰を通わせるべきか、入れる前に考える際のヒントになるかもしれない。
また、近接する憲政記念館では、2007年4月26日(木)から5月20日(日)までの間、「日本国憲法施行60周年記念展示」を開催中。
国立公文書館が厳重に保管する「日本国憲法御署名原本」の複製や、貴族院において開かれた日本国憲法公布記念式典の様子を描いた絵画、マッカーサー草案の外務省仮訳といった資料が展示される。
こちらも、変えようと思う前に見ておいた方がいいかもしれない。「新しい」というふれこみで思わぬハズレをつかまされないように、新商品の購入前にはじっくりとチェックが必要なのだから。
2008年の主要国首脳会議(サミット)が北海道洞爺湖町で開催されることが決まった。北海道経済連合会は、早くも、開催による経済効果118億円とソロバンをはじいているが、我らがハクブツ的な関心は、VIPたちは会議の合間にどこへ行くか?である。
まずは特別天然記念物である「昭和新山」である。今や観光として知られる昭和新山だが、じつはこの山、国の所有ではない。昭和新山の生い立ちを見守り続けた地元の郵便局長・三松正夫氏が、国の対応を見かねて、財産をはたいて新山生成地を買い取ったのだそうだ。
売店街にたたずむ「三松正夫記念館昭和新山資料館」には氏の緻密な観測の成果ともいうべき、『ミマツダイヤグラム』がパラパラまんが風になって販売されている。ここでは、世界の首脳たちに、財産をなげうち火山を買い取ってまで科学的観測に尽くした男の存在を知ってもらいたいところだ。
さらに、洞爺湖町には、あの有珠山噴火を体験できる「町立火山科学館」がある。噴火の記録や再現映像、ジオラマなどが主な見ものであるが、全館にわたって、手作りで歴史を記録しようという姿勢が好ましい。
例えば、受話器を取ると、噴火の際の町の人たちの声を聞くことができるコーナーでは、昔の使い古しの電話器(電話器に「1F受付」「2F事務」などと書かれている)を使用していたりして、限られたものを有効に活用する精神は称賛に値する。
サミットVIPたちには、「火山と共生する人々のたくましさ」と同時に、ぜひこの「もったいない」精神をも感じ取っていただきたいものである(洞爺湖町がサミット前に「火山科学館」を最新設備にリニューアルなどという浅はかな考えを起こさないことを望む)。
「谷根千(やねせん)」の愛称で親しまれている地域雑誌「谷中・根津・千駄木」が、2009年春に刊行予定の93号で終刊することになった。
ここ数年間、“継続できる最低ライン”の7000部を割り込んでいるというのがその理由だが、2009年春という2年も先の終刊に関しては、“定期購読の節目である二年八冊を責任もって刊行”することを考慮したという。
ほいほいと廃刊している商業誌は数多いが、節目まで責任を持つという点で、「やねせん」は最後まで、商業誌と一線を画した雑誌であった。
◇…「谷中・根津・千駄木」(愛称「谷根千(やねせん)」)は、1984(昭和59)年、全12ページ・100円で創刊。関連イベントで催行した「谷中七福神めぐり」の参加者ゼロというような艱難辛苦を経ながらも、1985(昭和60)年第1回NTTタウン誌大賞を受賞し、俄然注目されるようになった。編集人のひとり、森まゆみは「谷根千」創刊時、出版社勤務を経て子育てをしながらのフリー編集者。赤ん坊を連れながら、ゆっくりしたテンポで町を歩いていると、旧町名の住居表示とか木の電柱などが目に入る、そういう生活者の視点での雑誌を作りたかった——と自著『「谷根千」の冒険』で書いている。
2006年、新政権として華々しくスタートしたものの、求心力欠いて低迷する一方のていたらくに業を煮やしたのか、とうとう参院選を待たずに群れをまるごと入れ替えるという荒療治の改造へと踏み切った。多摩動物公園のハキリアリのことである。
ハキリアリは、南北アメリカ大陸の熱帯〜亜熱帯の森林に分布し、植物の葉を切り取って巣に運び、その葉で自分たちの食糧となる菌類を栽培するという、ユニークなアリ。日本でハキリアリが見られるのは多摩動物公園(写真)だけで、まめまめしく葉を運ぶ様子などが人目を引いていた。
2006年には新しく女王アリが誕生し、華々しいスタートを飾ったものの、その後、群れのかなめであるはずのアリが「女性は産む機械」と発言…じゃなかった、「ナントカ還元水」…これも違った、その女王アリが死亡するなどして、群れに求心力が失われ、活力が欠けてきた。
このため、同園では2月上旬に展示用の群を更迭、バックヤードにある別の群れと差し替えるなどの改造を行った模様だ。現在では群れの規模はまだ小さいが、葉をせっせと切り取って巣に運ぶなど、活発な活動を開始している。見学者のひとりは「人の足ばかりひっぱっている幹事長アリとか、保身に汲々としている大臣アリとかは、今のところいなさそうだ」との感想を述べていた。
東京のある大学の関連施設で、新富裕層もビックリの、日本一豪華ではないかと思われる新歓が行われる。その場所はココ。
東京藝術大学大学美術館では、この時期、大学が所蔵する主要コレクションを「新入生歓迎・春の名品展」と題して展覧・公開する。
新入生たちに美術館の活動を知ってもらおうという狙いがあり、国宝、重要文化財級がズラリと並んだ、いわば日本一豪華な新歓である。国宝「絵因果経」や「小野雪見御幸絵巻」、高橋由一「美人(花魁)」、浅井忠「収穫」(写真)など、古美術品の名作および明治〜昭和期の各分野の代表作からなる厳選45点が展示される。
桜の花舞う2007年4月10日から2007年6月10日まで開催。観覧は学生100円、一般300円で、もちろん新入生でなくても観覧できる。
この夏、ながらく世間でおなじみだったモノがひっそりと消えてゆこうとしている。
それは魚肉ソーセージの留め金。日本水産は2007年夏をめどに、このソーセージについている留め金を全廃することを決めた。留め金部分を歯でかみ切ろうとする子どもが多いため、母親から改良の要望が寄せられていたという(日経流通新聞2007年2月21日付)。今後は新開発のフィルムシールに切り換える。
まだ、他社製品では留め金を使っている品があるものの、この夏を境に消滅に向かっていくことはまちがいない。
そういえば、知らず知らずのうちに消えていったモノとして、空き缶のプルタブ(リングプル)も挙げられよう。かつてはこのプルタブが路上といわず草むらといわずあちこちに散乱し、ゴミ公害のひとつの象徴になっていたのだが、タブが缶に残るスティオンタブが主流となった現在ではさがすのも難しくなった(空き缶そのものは転がっているのだが‥‥)。
プルタブといえば車椅子を抜きにしては語れない。かつて、「プルタブを何万個集めれば、車椅子がもらえる」という噂があちこちに立ち上り、「集めたはいいけれど、どこに持っていけばいいのか」というようなことが新聞記事になったりもした。
この都市伝説のような「プルタブ=車椅子」伝承だが、1988年1月27日付の朝日新聞によれば、このネタ元は歌手のさだまさしらしい。1987年1月頃、ラジオ番組「さだまさしのセイヤング」で、さだが「アルミのリングプルを集めよう」と呼びかけたのがきっかけだという。同様の運動は1985年頃から社会奉仕団体などでも行われている。
アルミを換金して車椅子を購入するという趣旨なので、集めるのはもちろんアルミ缶本体でもよいわけだが、ジュースを飲む時にまっさきに捨てられてしまうプルタブに、身近にできる運動としての象徴的な意味を持たせたのだろう。
ちなみに、魚肉ソーセージの留め金もアルミである。いったい魚肉ソーセージ何本で車椅子1台分になるだろうか?
今年は暖冬だったはずだのに、思わぬ寒波の襲来を受け、この季節になってから雪がちらつくような昨今であるが、なごり雪といえばイルカである。
石川県七尾市ののとじま水族館では、2007年3月31日に、イルカを飼育する水槽としては日本最大級という「イルカたちの楽園」水槽をオープンさせる。水族館によくある単なる“海中トンネル”ではなく、視覚効果を利用して、水面に人が浮かんでいたり、ペンギンが海辺に佇んでいるかのような演出が楽しめるという。
一方、神奈川県横浜市の横浜八景島シーパラダイスは、2007年夏にイルカと一緒に泳げるプールなどをメインとした新施設の開業を計画中。素足で中に入って魚を観察できるプールや、バンドウイルカと30分遊泳できるプログラムなどを開設する予定。同館によれば、この施設によって、2007年度の入場者数を前年度の2割増の200万人に引き上げることを目論んでいるのだという。
写真は、東京臨海副都心にある船の科学館・羊蹄丸のアトラクション。ご子息を上に乗せるだけで、城みちるの気分になることうけあいだ。
先だって、静岡県東伊豆町の稲取温泉観光協会が事務局長を公募して、1200人もの応募者があったことは記憶に新しいが、今度は青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)の館」が館長の公募を始めた。
立佞武多は津軽地方に伝わる夏祭りで、高さ20mを超す壮麗な山車の運行が見もの。「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」とともに青森三大佞武多の一つに数えられている。同館はその拠点であると同時に、中心市街地の活性化の役割をも担っている観光施設だ。
公募はよいが、そのスケジュールは結構タイトである。2007年3月23日まで、わずか1週間で応募を受け付け、3月中に審査して決定。2007年4月から就任するという慌ただしさで、まるでどこかの政党の都知事選候補者選びを彷彿とさせる。
もっともこのタイトさは、五所川原市議会の議決を待っていたためで、同館に罪はない。
今では絶滅したとされる幻のニホンオオカミが骨(頭骨)と皮(剥製)だけになって山梨県立博物館に参集している。
同館では、2007年3月18日(日)まで、「オオカミがいた山 消えたニホンオオカミの謎に迫る」展を開催中。国内に3体しか現存していないニホンオオカミ剥製のうち、2体*を展示するほか、関東甲信地方の旧家に伝わるニホンオオカミの頭骨多数が集結するという、オオカミ・ファンにとってはまたとないイベントだ。
とくに興味深いのがこの頭骨で、同館の調査日誌によれば、頭骨を削って憑き物を落とす薬にしたり、神棚に上げておくと子供の夜泣きが治ったという伝承があり、かつて森の生態ピラミッドの頂点にいたであろうオオカミにあやかろうとするオオカミ信仰の片鱗が伺える(画像は同館発行の「かいじあむ通信」の表紙。中央の写真が、山梨県笛吹市の個人宅で保存されていたニホンオオカミの頭骨で、今回の目玉展示のひとつ)。
なお、オオカミの剥製を見ると、イヌに似ていると思うかもしれないが、実はイヌとの明確な違いはまだ判明していない。和歌山大学の研究などによれば、頭骨によってイヌとは差異があるという説があるが、正真正銘の“ニホンオオカミ”のサンプルがあまりにも少ないため、これも仮説の段階にとどまっているのが実情だ。いったん絶滅してしまったら、その生物がどんなものであったのかすらわからなくなるというひとつの例で、そのうちニホンカワウソなどもあやしくなってくるかもしれない。
展示ではこのほか、秩父三峯神社のオオカミ信仰に関する資料や縄文時代のオオカミ牙製装身具などが出品される。また、2007年3月11日(日)14時からはノンフィクション作家の山根一眞によるニホンオオカミについての講演が、予約不要・聴講無料で行われる。
*東京大学農学部所蔵標本と和歌山大学教育学部所蔵標本。和歌山大学の標本は2007年3月11日までの展示。
富山県名物の「ますずし」が宇宙を目指している。「ますのすし」を販売している富山県富山市の源が、宇宙食用のますずしを開発する計画を発表。3000万円程度を投じた実験施設を作り、富山県立大学と提携して、本格的な研究に着手する。
現在、実験施設のなかでは、「ますのすし」が4Gを超す加速や水平回転、傾斜回転に耐える訓練をしており‥‥というのはウソで、細菌の増殖を抑える研究が行われる予定。NASAが定める宇宙食は、常温で1年腐らないことが条件なので、現在、48時間に定めている賞味期限を1年に延ばすのが目標だという。同社では創業100年を迎える2008年をめどに研究を進めている。
日本の食品では、カップヌードルが一足早く宇宙へ飛び立ったことでも知られているが、いずれ宇宙ステーションで本物の「ますのすし」を食べるCMが流れることになるのだろうか?(なお、とても気の早いCMが「ますのすし」サイトですでに流れている)。
今日3月8日は、帰らぬ主人を渋谷の駅頭でずっと待ち続けたという忠犬ハチ公(本名・ハチ)の命日。
1932(昭和7)年に“忠犬”として新聞に報道されて以来、一躍、人気者になり、1934(昭和9)年4月には渋谷駅頭に銅像が立つまでになった。
じつはこの時、ハチはまだ健在で、生きているうちに自分の銅像が立ったことになる。銅像の除幕式典では、紅白の幕を着せられて、迷惑そうな顔をしていたとか。
1935(昭和10)年没。享年13。フィラリアの予防薬などない当時としては、恐ろしく長命である。地域の人の温かい気遣いがあったればこそであろう。
銅像は戦時中に金属回収で供出され、現在のは1948(昭和23)年に造られた2代目。2000(平成12)年の65回目の命日には、銅像前に供養箱が置かれ、1日で1万7547円の募金が集まったという。
画像は1932(昭和7)年10月4日の東京朝日新聞紙面に紹介されたハチ。メジャーデビュー前(?)の貴重なショットである。
普段は都会にいながら、ネットを通じて、別荘にある菜園での野菜栽培を遠隔操作できる——そんな“リアル”栽培ができるシステムを、アニックスプランツワークスが売り出した。
その名も「団塊世代向け田舎暮らし用ハウス野菜栽培システム」(pdf)。
同社が手掛けている自動運転のビニールハウスをネットを通じて制御。温度、湿度、風雨など、ハウス内外の状況をセンサーやWEBカメラで監視できる一方、自動運転により、ハウスの通風窓などが気象状況に応じて開閉する。
トマトやパセリ、ホウレンソウなどの小振りな野菜であれば、菜園へ赴く“リアル”作業は一週間や10日に一度くらいでよいというのが自慢。価格は70平方メートルのハウスで約700万円。
このシステムの驚嘆すべき将来性は、これが普及して且つ価格もお手ごろになれば、日本中のどんな過疎地でも、都会の人間の“市民菜園”になりうるということである。ひょっとすると、一部の大規模集約農場を除いて、昔から現地にいた“農家”の人たちの仕事は通信や回線のメンテナンス事業に特化していく可能性がある。
「どうかね、調子は?」「まあベストエフォートだね」「こないだのネット障害は大したことなくてよかったのう」——ケーブルを片手に、こんな会話が日本各地の農村で繰り広げられる日が来るのかもしれない。
山陰の島根半島沿岸でハリセンボンが大量に水揚げされ、漁師たちをうんざりさせている(中国新聞・山陰中央新報)。ふくらんで網から外しにくいうえに、スルメイカやブリなどを傷つけてしまうからだ。
ハリセンボンはそもそも南の海の魚で、対馬暖流によって日本海へ運ばれてくることもあるが、これほどの大量発生は2001年以来という。
沖縄ではアバサー汁として賞味されているハリセンボンだが、作るのが手間なのと安定的に水揚げされないからなのか、沖縄以外では食べているという話をあまり聞かない。アバサー汁を、同じ山陰の水木しげるロードの新名物にするにはちょっと道が遠そうだ。
鳥取県境港市の「海とくらしの史料館」では、大量のハリセンボンが、オブジェとして来館者を出迎えている(写真)。漁業関係者にとっては相当恨みのこもった標本なのだろう。
毎日新聞はいとうせいこうを編集長とする園芸雑誌「プランテッド」を創刊した。年内に3号まで刊行する予定。
創刊号の特集は「ベランダ見学会」、付録はヒロ杉山の特大塗り絵。編集長のいとうは、創刊の辞で、“単なる園芸誌を超えて、ファッションやアートにまで目を配り”“「園芸ライフスタイル誌」を目指す”と述べている。
個人的には、いとうの盟友であるみうらじゅんに、ものすごく気の抜けたような形で登板してきてほしい。
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という記事を書いたのが2006年7月。そして、第3号にして、そのみうらじゅんがついに登場。
まず、園芸ショップが、つる性の植物で立体感を演出するなどして、サンダルが転がっていただけのみうらのベランダをリニューアル。そのあとで、いとうとみうらがハニワ、阿修羅像、円空仏、チャールズ・ブロンソンの遺影などを飾り付ける展開に。。。“チャールズ・ブロンソンの遺影”以外は結構サマになっている(とくに円空仏などバッチリだ。円空はやはり野におけ、ということなのだろう!?)。
このほか、糞害で困っている人のためのネコが近寄らない庭の作り方とか、逆に、ネコを飼っている人向けのピースな空間作りとか、いとうのセンスが炸裂している。
第2号でいとうはこんなことを言っている。“面白い雑誌があまりないんですね。マーケティング先行型が大勢を占めてしまい、マーケットを新しく作り出す雑誌に誰も手を出さなくなっているからだと思います。PLANTEDはそういう意味で挑戦的です。”
“出版不況”の美名にかこつけて「こう作っておけば、売れんだろー」みたいな雑誌ばかりがあふれる社会は、やはりオモシロクナイ。「プランテッド」はそんな状況に風穴をあけるユニークな1冊になるかもしれない。
深海に棲む巨大イカとして知られるダイオウイカが、とうとう、講座となってカルチャーセンターに進出した。
2007年6月23日(土)に朝日カルチャーセンター新宿教室で開かれる「深海に潜む巨大イカ類を追って」と題する講座がそれだ。カルチャーセンターで開講されるダイオウイカ講座なんて初めてではなかろうか?
講師は、小笠原海域で世界初となるダイオウイカ動画の撮影に成功した、国立科学博物館の窪寺恒己動物第三研究室長。
ところで筆者も、先年、相模湾でイカの一種とおぼしき物が遊泳している姿の撮影に成功した。世界初とは言い難いが、しかし、もしかすると新種かも知れない。どなたかご存知の方はお教えいただきたい。→画像はコチラ
(このネタは前にやっただろう!?)
1966年に1号店がオープンして以来、輸入雑貨の店として親しまれてきた「ソニープラザ」が、2007年3月15日をもって消えてしまう。
別に倒産したり、失踪してしまったワケではない。ソニプラを運営会社するプラザスタイルは、ソニーの完全子会社から離れ、三井物産、東急電鉄などが出資するスタイリングライフ・ホールディングスの傘下に入った。そのため、店舗名称に「ソニー」をつけている必要がなくなったのだ。
新名称は「プラザ」で、愛称も“ソニプラ”からただの“プラ”になる?
一方、東京と大阪にある「都ホテル」には、“シェラトン”がやってくる。運営会社の近鉄ホテルがアメリカのスターウッドホテルとフランチャイズ契約を結んだためで、2007年4月1日から、各々「シェラトン都ホテル東京」「シェラトン都ホテル大阪」になる。
この忽然と登場するシェラトンブランドへの対抗策なのか、「東京全日空ホテル」は、インターコンチネンタルホテルズグループと業務提携を結び、こちらも2007年4月1日から「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に変身する。“名前が変わっただけ”などと言われないように、インターコンチからの指導で、今、玄関まわりを改修しているのだそうだ(新しい上司が、その存在感をアピールするために、部内の机の配置を変えさせているような社内光景を連想してしまう‥‥)。
人の世に人事異動がある如く、企業の名称にとっても悲喜こもごもの春である。
3月2日は弥生の日。とは誰も言わないが、1884(明治17)年のこの日に「弥生式土器」が最初に発見されたという記念すべき日である。発見場所は東京大学本郷キャンパスの裏で、その「弥生」という地名をとって「弥生式土器」と名付けられた。
この土器のレプリカは「文京ふるさと歴史館」で、常設展示されている。
現場の弥生坂には記念碑がぽつんと立っている。発見者は当時16歳の有坂しょう蔵ほか2名。と言っても、当初は「モースが大森貝塚を発掘して以来、各地で発見されている土器(縄文土器)と異なるもの」といった程度の認識しかなかった。
実は前年の7月、有坂は上野公園の東北隅にある「新坂」での土取り工事中に、現在でいうところの「弥生式土器」と同類の土器が掘り出された瞬間を目撃。近くに行って確かめようと現場に駆けつけたが、残念ながらたどり着く前に作業員がその土器を地面に叩き付けて壊してしまった。もしこの土器がそのまま有坂の手に渡っていたら、いまごろ「新坂土器」「新坂時代」という名称が教科書に残っていたかも知れない。それどころか、まったく違う場所から出土して、まったく違う名称になっていた可能性もあるのである。
似たようなことは誰しも考えるらしく、作家の司馬遼太郎は、この「新坂」のエピソードを知ってか知らずか、「弥生」という言葉が、“草木がますます生(お)ふる”という意味であると指摘したあと、“弥生というような稲作文化の象徴のようなことばをもつ町名から、稲作初期の土器が出て、弥生式土器となづけられた。まことにめでたいといわねばならない。”(『街道をゆく 本郷界隈』)と書いている。
ついでに、“同じ地名でも、西片(にしかた)や牛天神から土器が出て、西片時代、牛天神文化となると、汎用しにくかったにちがいない。”とも書き加えている。語意といい語感といい非常にラッキーだったというわけだ。
なお、牛天神とは、同じ文京区の飯田橋寄りにある地名で、菅原道真を祀る「北野神社牛天神」がある。境内自体はさして広くはないが、都心には珍しい長い石段を、都市化や宅地化の波に抗ってキープしている神社である。
——といっても水着ではなく、1954(昭和29)年3月1日に起きた「第五福竜丸事件」にちなんだ記念日。
この日、マーシャル諸島ビキニ島で行われた水爆実験は、アメリカが当初予想した2倍以上の爆発力を発揮し、危険区域を超えて放射性物質が降り注いだ。そのため、区域外で操業していたマグロ延縄漁船・第五福竜丸をはじめ日本の船舶だけで683隻が死の灰を浴び、乗組員らが被爆した。
第五福竜丸は各地を点々としたのち、粗大ゴミとして捨てられていたところを拾われ、現在は東京・夢の島の「第五福竜丸展示館」に展示されている。
なお、水着の“ビキニ”には「水爆実験と同じぐらい衝撃的だったからビキニと呼ばれるようになった」という話があるそうだが、「水着の登場は1947年、実験は1954年なので、この説は当たらない」と平凡社の大百科事典に書いてあった。一方で、“ビキニ”の水着が大流行したのは、1954年の前後であり、水爆実験の時期と矛盾しないという説もある。
そのような説の真偽はともかく、展示館に納められた第五福竜丸の船体は今もなお、微量の放射線を発し続けているという。これが、水着ではない本物の“ビキニ”のもたらした恐ろしさだろう。
カシオ計算機の電卓の累計販売台数が2006年12月末に10億台を突破した。1965年に世界初のメモリー付き電卓『001』を発売して以来、41年間かかって達成した記録だ。
そもそも電卓市場は企業を対象としたものだったが、カシオは個人需要を狙って、1972年、世界初のパーソナル電卓『カシオミニ』(12800円)を発売。さらに1983年には薄型のカード電卓『SL-800』を発売し、ソロバンを職場や家庭からほぼ完全に駆逐した。
カシオでは、10億台突破を記念して本格実務電卓の限定モデルを2007年2月15日から発売しているそうなので、電卓にもこだわりたいビジネスマンの貴兄は是非。
『001』に先立つこと、1957年に発売された世界初の小型リレー計算機『14-A』は、現在、国立科学博物館に展示されている。まるで「みどりの窓口」にでもありそうな大型の筐体で、後輩の電卓の活躍をひっそりと見守っている。
「バス&レンタサイクルネットワークの第二次実証実験事業」なる仰々しいイベントが、南房総で行われている。イベントの愛称は、とたんに腰がくだけそうになる「南房総くるくる車(しゃ)ららん」。
館山駅東口など、南房総の観光スポット11か所にレンタサイクルの拠点が設けられ、利用者はそこで1日または2日のパスを買う。このパスはどのスポットでも使え、くりかえし自転車を借りることができる。
これだけならただのレンタサイクルなのだが、南房総および館山の市内をバスやタクシーで移動する時に、このパスを提示すると、利用料金のうち200円(最大500円)のキャッシュバックがあるというもの。
つまり、マイカーを使わずに観光してもらおうと、乗合バスとレンタサイクルを組み合わせた実験事業なわけだ。2006年に実施した第一次実験の結果をふまえ、貸出拠点などを改善して行っている。
実験自体は2007年3月12日までだが、レンタサイクルの貸し出しは2007年4月30日まで行う(←ここら辺の表記が、リーフレットを読んでも、非常にお役所的でわかりづらいゾ!)。
観賞用のお土産として根強い人気を誇っている北海道のマリモの“ライバル”が、南の島から登場した。その名も「ぷちも」。
ストラップや瓶などに入った海藻が2〜3か月で倍に成長するというもので、正体はアオサの一種。沖縄県内に生息する海藻から培養し、特殊技術で天然にはない形に加工した。沖縄の海をイメージさせる土産物として期待されている。
那覇市の水産物加工・販売会社「嶋活」が、高知県で海底深層水の研究をしている「海の研究舎」と共同開発をして送り出したこの商品、もともと食用として開発していたところ誕生したそうなので、「安全面には最新の注意を払っているので、もちろん食べることができる」(嶋活の小嶋清社長。那覇経済新聞より)のだとか!
北海道のあのマリモ、最後は球がほつれて、ぐでんぐでんの藻になって、手に負えなくなった経験を持つ人も少なくないだろうが、今後は「すくすく育てて食べられる海ブドウ」なんて商品も期待していいのかも知れない。
2007年2月20日から、JR発足20周年を記念して、特別価格の「青春18きっぷ」が発売される。お値段は、切符が登場した1982年当時の価格8000円(通常11500円)。
ネーミングが示すように、若者向けに発売されたこの切符、現在では、利用の半数が40歳以上で、60歳代の利用者も約2割を占めるといい、高齢化の問題(?)も報じられている(朝日新聞)。
JR東日本の担当者は、「あくまで若者向けで、名前を変えるつもりはない」と強弁するが、“青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう。(中略)ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある”(サムエル=ウルマン「青春」)なんて詩もあるぐらいなので、遠からず高齢者向けの商品になっていくかもしれない。
なお、「親孝行をしなくちゃ…」と思っている向きには、ウルマンの詩をつけてこの特別価格の「青春18きっぷ」をプレゼントするのも手だ。「フルムーンパス」をあげるよりはずいぶんか安い。
ここ数年間、動物園で気を吐いているのが「旭山動物園」なら、美術館部門では断然ここ、「金沢21世紀美術館」だろう。
緻密な営業戦略で、『現代美術は集客の牽引にならない』という通説(対比して、モネの睡蓮とかミレーの種まく人などを想起してもらえばわかるが)を、微塵にもうち砕いたことで知られている。
同館では、この牽引力を地域振興に役立てようと、2007年2月1日から「アート de まちあるき」なる試みをはじめた。
来館者は、観覧券の半券を持参すれば近隣商店街でちょっとしたサービスが受けられる。
例えば、こんなかんじ。
http://blogs.yahoo.co.jp/moroeya/44695602.html
http://www.atrio.co.jp/event/index.html#artde
http://pot-au-feu.seesaa.net/archives/20070128.html
一方、お店の利用者は、21世紀美術館の優待券をもらうことができ、双方の利用者を増やす狙いがある。2008年3月31日まで実施。
だいぶ前のニュースでも書いたが、地方自治体や交通機関の命名権(ネーミングライツ)販売はますますさかんになってきているようだ。
函館散策の観光客にも人気の函館市電(写真)では、2007年1月24日から、停留所の「魚市場通」に副呼称をつけ「魚市場通(函館信金本店前)」と改称した。同市電では、今後もこのミドルネーム的ネーミングライツの販売を押し進めたい考え。
あちこちにご当地キティを誕生させ、ピューロランドをやっとのことで運営しているサンリオは、かつて日経流通新聞紙上で「(キティには)公序良俗に反しない限り、なんでもさせる!」とまるで芸能プロダクションのようなことを語っていたが、市電や市バスもその域に近くなってきているようだ。
でも、今日、こういう風潮を一番悔しがっているのは、この市かもしれない。なんたって、今を去ること1958(昭和33)年に、住民を二分するほどの議論の結果、タダで命名権を売り渡しちゃったのだから‥‥。
世の中に動物占いと称するものはあまたあれど、愛知県名古屋市の東山動植物園に、正真正銘の“本物の動物占い”が登場した!
2007年2月12日14時から、アジアゾウのワルダーがカップルの相性診断をしてくれるという。カップル限定で先着30組に限り、ゾウの有り難いご託宣を受けられる。
なお、写真は東山動植物園ではなく、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)のゾウ。今年、還暦を迎えるとあって、深刻な2007年問題が‥‥じゃなかった、長寿のお祝いが盛大に行われる予定だという。
表紙に“85年間、ご愛読ありがとうございました。”と見出しを打ち、「遂に廃刊か?」と思わせるようなネタで人目を引いている今週の『週刊朝日』2007年2月16日号であるが(創刊70周年の時もこのネタやってたゾ‥‥)、創刊85周年記念と題して、「あなたの中吊りプレゼント!」なる企画を展開している。
なんでも、自分の身の回りのニュースを200字以内で書いて応募すると、抽選で10名に(わざわざ)中吊り広告を作ってプレゼントしてくれるのだという。いわば「マイ中吊り」で、筒井康隆の名作『おれに関する噂』の気分が味わえること請け合いだ!? 〆切は2007年3月20日。
今回は限定10名のプレゼント企画ということだが、これは“パロディ商品”として商品化しても面白いかも知れない。親の長寿祝いや結婚する友人、異動する上司への宴席を盛り上げるプレゼントとしてのニーズが考えられる。
だがこれは、やはり『週刊朝日』というところがポイントなのであろう。もし、『週刊新潮』風の見出しでこれをやったら、途端に贈る側と贈られる側の関係が険悪になるであろうから‥‥。
各地で不二家の商品が消えて久しいが、商品の販売を再開したスーパーもある。
東京南部から神奈川県にかけてを牙城にしている中堅食品スーパーの「オーケー」では、1月下旬から不二家の販売を再開した。販売しているのは、ミルキーなどのキャンデーやクッキー、ネクターなどの飲料類。他のスーパーが不二家商品を撤去しているなかで、異例の動きだが、不二家の菓子製造は生菓子工場とは違う工場で製造しており、菓子については法令違反は認められなかったため、としている。
そのかわり、売り場には長文の説明文が掲げられ、「同業他社で販売を取りやめておりますが、ご購入はお客様のご判断で、と当社は考えて販売を継続しております」と述べている。いたずらにパニックになるのではなく、最低限のガイドラインを引いて、それ以上は客に判断をゆだねる姿勢。多品目で多様なニーズが広がる現在の消費状況では、案外こういう考え方が妥当なのかもしれない。そのかわり客も判断力が問われてくるわけだ。
さて、似たような事例がもういっこ。「本人が反省しているから」と“販売を継続”するそうである。支持・不支持はお客様ご自身の判断で——といったところか。
移籍先が決まらなくて、悶々とした日々を送っているのは、なにもオリックスの中村紀洋だけではない。あの“雪の松島”も移籍先が決まっていない1人だった。もっとも移籍したからといって、松島湾から島が消えて無くなってしまうわけではなく、これは清酒の銘柄のオハナシ。
宮城県の清酒「雪の松島」は、商品の7割が宮城県外に流通するという人気商品であるが、製造元の宮城酒類が収益悪化で2007年2月末に解散するため、製造中止に追い込まれていた。
このままでは消えゆく銘柄になるところだったのだが、ここへ来て、酒類専門店チェーンのやまやが名乗りをあげ、宮城酒類から「雪の松島」ほか5銘柄の商標を取得した(PDFリリース)。
やまやでは、宮城酒類の社員を引き継いだ上で、2007年春にもやまや版「雪の松島」として復活させる予定だという。
日清食品の「カップヌードル」に“替え玉”の登場だ。「カップヌードルリフィル」と名付けられたこの商品は、専用カップに移し替えてお湯を注ぐため、使用する樹脂の量が従来品の4割減となり、ゴミの量を削減することができるというふれこみだ。値段も1食あたり122円(税抜き)と通常品の155円より安くなっている。2食分と専用カップが付いたスターターパックは570円。関東地方で2007年3月26日から発売される。
折しも日清食品では、世界初のインスタントラーメンやカップ麺を発明した創業者の安藤百福が、この1月5日に亡くなったばかり。インスタントラーメンとカップ麺の中間のようなこの商品は、環境意識の高まりの中で、新たなスタンダードになるであろうか——というようなことを泉下の創業者も一番気にしていると思う。
大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」では「安藤百福かく語りき—安藤百福追悼展」が開催されている。2007年4月2日まで。
節分といえば、豆まき。地方によってはピーナッツをまいている所もあるらしい。落ちたのを拾って食べても汚くないという合理性の故からか?
ところで、江戸時代の年中行事について書かれた本を読んでいたら、「元旦にハゼをまく風習があった」という記述にであった。江戸前の名物だから?まくのは佃煮にした奴だろうか?それとも生きたままなのか?道ばたでピチピチとはねていたりするんだろうか?
——などといろいろ想像を巡らせてしまったが、どうも文章を熟読していると、ハゼはハゼでも、“餅米を炒ってはぜたもの”の意であった。
もともとは各家庭で炒って、よくハゼるとその年1年は吉であるというような占いだったものが、のちに、単にハゼをまくと縁起がいいという風習になったらしい。
かつて我々の先祖もいろいろなモノをまいていたのである。写真は節分にフグをまく下関の人々(嘘)。
カエルアンコウです。アンコウだからといって、鍋にしないでください。———昨日までイザリウオと呼ばれていたこの魚と意思疎通できたらこんなことを言うかもしれない。
日本魚類学会は、差別的語を含む魚類の標準和名を改名すべきであるとして、2007年1月31日、「日本産魚類の差別的標準和名の改名最終勧告」を日本魚類学会評議員会で承認し、2月1日に発表した。これにより、今まで各博物館や水族館で個別に対応していた名称にガイドラインができたことになる。
改名された魚類はこちら。もちろん、名前が変わったからと言って、その魚自身は何か変わったわけでもなく、元気(?)に博物館や水族館で標本や剥製や生体になっているのであるが。
現在、過去の小説家の作品集などが再版されると、「今日から見れば差別的と思われる表現もありますが…」というような注釈がつくのがお決まりであるが、今後は、退官記念とか古稀とか卒寿とか没後何回忌記念とかで出版される魚類学者の遺稿集などにも、そのような注釈がつくことになるのであろう。
通常国会が始まった。「格差是正」を主張する野党・民主党などに対し、政府・与党は「成長力底上げ戦略構想チーム」を設置、格差を底上げし、全体の生活水準を上げる形で解消するという政策を打ち出す構えだ。7月の参議院選挙では、格差社会の行方そのものも争点となってきそうである。
——というのが一般新聞の論調であるが、ところが、早くも“底上げ”によって「格差是正」に対応するアミューズメント施設が現れた。東京・豊洲にある子ども向け職業体験施設「キッザニア東京」がそれだ。
キッザニアでは現在、平日2400円、休日3000円となっている子どもの入場料を、2007年6月から平日料金を値上げし、休日料金に統一するという。
利用者の平準化のために料金に格差を設けていたが、「平日もほぼ満員状態」(日経流通新聞)が続いており、入場料を値上げすることによって格差是正をはかることにしたという。
こんな是正の仕方もあるのである。あまり他所に追随してほしくない動きではあるが。
帝国ホテルが、まるでマリー・アントワネットのような気分が味わえるというふれこみの女性限定宿泊プラン「スイート マリー・アントワネット」を発売した。
72平米のタワー館コーナースイートには、バラが贅沢にアレンジされ、バラの花を浮かべたバスタブでくつろぐことができる。朝食はもちろんルームサービスでキャビアやトリュフをあしらったメニューが並ぶ。
ただ、問題はその朝食で、「パンが品切れですので、お菓子をどうぞ」と言われるらしい(嘘。しかしクグロフ付き)。
1室2名利用で12万円(1泊朝食付)。期間は2007年2月28日まで。
京都府生活衛生営業指導センターが行っている銭湯活性化のための健康入浴推進事業の一つがいよいよ明日、2007年1月31日までとなった。と書くと、一体どんな堅物な事業やらと思うかも知れないが、催しは至って簡単。5000歩あるくと銭湯が無料になるというもの。
参加しているのは、加茂湯(京都市北区)、京極湯(京都市上京区)、大久保湯(宇治市広野町)の3つの銭湯。まず銭湯に電話を入れ、歩数計を受け取って、これを1時間以内に5000歩にして銭湯に提出すると、無料入浴ができる。
同センターでは、“東京では会社帰りに銭湯に立寄り、着替えをすませジョギングして、銭湯で汗を流してかえる習慣が流行っているらしい”からこの催しを始めたというが…。ネタ元はコイツか。
「どろろ」や「鬼太郎」の実写版が話題になっているが、実写は何も映画の世界だけではない。あの、実現不可能と思えた伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)の「鳥獣花木図屏風」実写版が、九州国立博物館に登場した(写真)。
ゾウに始まり、キリン、ペンギン、ウンピョウにマレーバクなど19種類の剥製を用いて、「鳥獣花木図屏風」の世界を再現したもの。
2007年1月1日から開催中の「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」にちなんだ催しで、剥製は福岡市動物園とマリンワールド海の中道が総力を結集した。耳を澄ますと、動物たちの鳴き声まで流れているという凝りようだ。
公開は、展覧会とともに2007年3月11日まで。
2007年夏、日本初の本格的月探査機セレーネが打ち上げられる予定であるが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)では「月に願いを!」と題して、この探査機に搭載するメッセージを募集している。〆切は2007年1月末日‥‥としたところが、集まりが悪かったらしく、2月末日まで延長された。往復ハガキやインターネットで応募できる。
というわけで、とりわけお子様をお持ちの方などは、ご子息・ご令嬢に勧めたりするのだろう。だが、ここで頭を悩ませるのはメッセージの中身だ。JAXA広報部は「(メッセージの)内容は問わないので、ぜひ応募を」(毎日新聞)とはいうものの、しかしながら、内容はやはり一考したほうがいいのかもしれない。
考えてみてほしい、子どもたちが成長した時のことを。もし、少年時代の自分が欲望のおもむくままにメッセージを書き、そして今、自分の名前付きで、「トシちゃんと結婚できますように」とか「黒木香サイコー!」といったようなメッセージが、どこかの惑星の地表に転がっているとしたら‥‥。これこそ、取り返しのつかない、悔恨というべきだろう。
ウチもペンギンの散歩をさせているのに、旭山動物園ばかりがなぜモテる?—と怒り心頭の恩賜上野動物園が、今度はペンギンをモノレールに乗せるという集客策に乗り出した。
2007年2月22日〜24日の間、上野動物園モノレール東園駅に行くと、“ペンギン”たちが、軽快なタップで迎えてくれるという。
静岡県沼津市のあわしまマリンパークが、深海魚のラブカを撮影して話題を呼んでいる。
ラブカは古代魚の形態を残したサメで、駿河湾などでまれに捕獲されることがあるが、生きた状態の映像は極めて珍しい。ラブカについては、対岸の静岡市清水にある東海大学海洋科学博物館に詳しい展示があるが、ここもまだ飼育には成功していない。
あわしまマリンパークでは、サイトで動画を公開する一方、水族館内において“未公開動画”を見ることができるとして、 もっと動画を見たい人はぜひココをクリックして、来館してほしいと言っている。
団体割引ではない。団塊割引。
青森県の浅虫水族館では、2007年1月22日から3月31日までの間、団塊の世代割引を始めた。通常1000円の入館料を、1947(昭和22)年生まれの人に限り5割引の500円。夫婦の場合はどちらかが該当すれば、2人とも5割引にするという。
また、2月28日までは前日の降雪量に応じて入館料を値下げする降雪割引も行っている。10cm降れば1割引、50cmで5割引、1mで無料にするという。
雪の中、わざわざ水族館までやってこようという人はそう多くはないかもしれないが、外は吹雪でも、館内にはピラルクーやアロワナなどの熱帯魚が、ぬくぬくとした環境で、悠然としてお待ちかねだという。また、GWやお盆などの繁忙期には黒山の人だかりができるラッコ水槽も、こんな雪の日にはきっと閑散。愛くるしい姿を、まるで独り占めするように堪能できるというのは、冬場ならではの贅沢といえようか。
越路といえば、吹雪だが(古…)、この時の吹雪は凄かったという。
1963(昭和38)年のこの日、新潟駅を出発した国鉄の急行「越路」は、5日後の28日朝になってやっと上野駅に到着した。なぜならば、途中でバミューダー海域に遭遇し異次元に送り込まれてしまったから‥‥ではない。この冬は記録的な豪雪で、100時間以上も長岡付近で立ち往生していたからだ。
この異常気象は「38(さんぱち)豪雪」と呼ばれ、北陸・上越を中心に猛威をふるった。新潟県長岡市では積雪が318cmに達したが、南国九州でも阿蘇山で1m、鹿児島で17cmの積雪を記録した。
「38豪雪」の被害は雪だけではない。低気圧の発達であまりにも気圧が下がりすぎて、函館や根室で下水が逆流する事件まで起き、さらに低気圧を中心とした気圧配置が影響して、地球の自転が1日あたり1万分の5秒加速されたという。1963年といえば、翌年が東京オリンピック。後年、日本がせわしなくなったといわれるのは、この加速のせいだったのだ(違)。
この時、豪雪で苦しんだ北陸地方には、現在、中谷宇吉郎雪の科学館が建つ。「38豪雪」についての展示はないものの、雪全般について知るのには絶好の施設になっている。
去る1月20日に「大寒」を迎えた日本列島だが、太平洋に面した町と日本海に面した町が、各々このような“開花”情報を配信している。
静岡県南伊豆町の「菜の花開花最新情報」では、2007年1月18日の時点で早くも4分咲きという。マーガレットもすでにスタンバイしている。
一方、石川県の輪島市観光課では、冬の能登の風物詩として知られる「波の花」の発生情報を配信中。厳寒の日本海から荒波にもまれて白い泡が飛散するもので、その正体は植物性プランクトンの粘液ともいわれている。
太平洋と日本海という2つの海の個性が発揮されたこれらの“花”、前者は3月下旬まで、後者は2月下旬まで見ることができる。
パンティーストッキングを振り回して、ロマンチックな一夜を過ごす。そんなイベントが、北海道弟子屈町の川湯温泉で始まった。
大気中に浮かんだ小さな氷の結晶が、太陽に輝いてキラキラ光る「ダイヤモンドダスト」は、厳冬の北海道などで見られる気象現象だが、実はこのダイヤモンドダスト、ドライアイスとストッキングで簡単に作り出すことができるという。
川湯温泉で、2007年2月28日(水)までの夜間に開催されている「ダイヤモンドダストパーティー」は、人工的に作り出した氷の結晶をスポットライトで照らし、幻想的な空間を演出するのだが、期間中、会場内には「体験スイングダイヤモンドダスト」のコーナーが設けられている。
ここで“ドライアイスの入ったパンストを頭上で振り回す”ことで、たちどころにあたりは幻想的な光景に早変わりするのである。
よく見ると、氷の結晶をつくりだす気球にもパンストがぶらさがっている。
厳冬の北海道とパンティーストッキングのコラボで、貴方もロマンチックな一夜を過ごしてみてはいかがだろうか。
あの旭山動物園がまた新しい試みを始めた。普段は水槽越しにしか見られないアザラシを間近で観察できる「アザラシの園内散歩」だ。
「あざらし館」の前の広場に、プールから出たアザラシを散策させ、陸上でのアザラシの動きを観察してもらおうというもの。アザラシの体調やストレスなどを勘案しながら、不定期で試験的に実施するとのこと。この季節、雪の上を這い回るアザラシを見られたらラッキー。
一方、人間がライオンの檻に入る企画を考え出したのは、大阪の天王寺動物園。もちろん当たり前のことながら、檻にライオンはいない。ライオンが新設された放し飼い施設に移ったために、空き家になった檻に入って、つかの間のライオン気分(?)を味わってもらおうという趣向だ。
大阪ではあるが、ライオンズファン必見か?
1月は阪神淡路大震災が起きた月ということもあって、懐中電灯や非常袋などを点検する機会でもあるわけだが、せっかくだから防災館に行って、防災体験をしてくるのも手だ。防災体験というと起震室の地震体験が有名だが、それ以外のさまざまな実用的体験もできる。
例えば、「消火コーナー」での消化器の噴霧体験は、一回経験しておけば、いざという時、必ず役に立つ。煙の中で出口をさがす「煙コーナー」も、出張でビジネスホテル泊まりの多い貴殿には不可欠ともいえよう。
このような各種体験のなかでひときわ異彩を放つのが、「強風体験」だ。本所防災館や京都市市民防災センターなどで実施しているこの体験は、風速32mという台風並みの強風(本所は強雨付き)を実感することができる。
「たかが風」という意識があるかも知れないが、手元につかまるバーがあるからいいようなものの、この強風はなかなかハード。嵐の中、船を運航してはいけないのだなという教訓が得られ、小沢一郎になった気分が味わえるかも知れない。
今日、1月17日は、尾崎紅葉の小説『金色夜叉』で、主人公の寛一が熱海の海岸で、許嫁の自分を裏切り金持ちのところに嫁ぐお宮を詰問して足蹴にした日。
寛一は「1月17日を覚えておけ!来年、再来年、10年経っても忘れはしないぞ。今月今夜の月は僕の涙で必ず曇らせてみせる」とまでいいきった。そのため、「寛一曇り」なる天気言葉までできたとか。
昭和のごく中期までは1月17日といえば、大震災ではなく寛一お宮の日なのであった。“現場”の「お宮の松」へはJR東海道本線熱海駅より徒歩15分。気になる今日のお天気はこちら。
一方、この日は必ず吹雪になるといわれているのが、山形県米沢市の「笹野観音初十七堂祭」。
古くは12月17日に行われていたので、こう呼ばれるが“戦後になって1月に変更したことが観音様のお気にさわったのか、この日は必ず吹雪になる”(米沢市商工観光課)そうだ。健康祈願の火わたり荒行が行われる。お天気はこちらから。
「横濱カレーミュージアム」が、任期満了にともない、2007年3月31日限りで次期事業計画には出馬しないことを表明したニュースは、本誌既報の通りだが、早くも、首都圏カレーエンタメ施設の後継候補に名乗りが上がった。
システム開発事業・人材派遣などを営むアドバックスは、東京タワー(東京都港区芝公園在住)内に出店している甘味処を全面改装し、これを、カレーをテーマにした「東京カレーラボ」にすると発表した。
“コンセプト”を“「ラボ(=研究所)」”とし、“「国民食カレー」の研究開発を行い、研究成果としてのカレーを随時発表するといった実験的な試みにチャレンジ”するというから、「横濱カレーミュージアム」と似通った存在になるやもしれない。オープンは3月中旬を予定。
一方、飲食店業界を中心に、他候補擁立の動きもあり、今後の候補者選考は予断を許さない情勢になってきている。
近年、コンビニやスーパーで激しく売り込んでいる「恵方巻き」。その年の恵方(2007年は北北西)を向いて、無言で太巻きを1本丸ごと食すという関西発祥の風習だが、またたくまに全国規模のイベントにのし上がった。
ヒット商品がでれば、それに追随するものがでるのは世の習い。この「恵方巻き」のヒットに対して、まず“似たような形のもの”が追随してきた。
セブン-イレブン・ジャパンは「恵方巻き」の太巻きを模したロールケーキの予約販売を始めた(2007年1月30日まで)。同社のサイトによれば、この「丸かぶりロールケーキ」なる商品は全長15cm。イチゴ、バナナ、キウイをココアスポンジで巻き上げており、女性客を取り込みたい考えだ。
また、スリーエフも、黄桃・ドライ苺・栗甘露煮・ピスタチオなど、7種類の具(?)を巻いた「オンブラージュ丸かぶりロールケーキ」を、これまた予約販売で送り出す(こちらも1月30日まで)。
この「恵方巻き」に対するロールケーキの成否を、全国の“似たような形のもの”業者は固唾をのんで見守っている。
儀式とか習俗というものは、いつどう変節していくかわからない。そもそも節分の豆まき自体も、12月晦日の追儺の儀礼と混同して、現在のかたちとなった。数世紀後の我々の子孫も、節分に恵方を向くのであろうか。その時、彼らが口にするのは、「ロールケーキ」か「一六タルト」か、はたまた「うまか棒」か?
我々は今まさに、「恵方巻き」の全国進出と、それにともなう変節という、歴史の瞬間に立ち会っているのである。
京王百貨店新宿店の名物催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(2007年1月11日〜23日)に、青函連絡船時代の函館桟橋で販売されていた駅弁が、限定復刻されて参入する。
復刻されるのは「紅鮭弁当」(600円)と「つぶ貝弁当」(700円)の2種類。いずれも“素朴”で“地物”という、駅弁のあるべき姿を思い起こさせてくれる。
さて、せっかくの復刻駅弁、自宅のダイニングで、もそもそと食べるのはちょっと味気ない。ここは駅弁に敬意を表してお台場へGO!
かつての青函連絡船「羊蹄丸」の雄姿を眺めながら駅弁を頬ばってみてはいかがだろうか(季節柄ちょっと寒いが…)。船内の「青函ワールド」では、昭和30年の青森駅前を復元した展示もある。
函館〜青森間はかつて連絡船で約4時間かかったが、ここなら新宿から山手線とゆりかもめの乗り継ぎで約40分で到着する。
愛知県犬山市の野外民族博物館リトルワールドでは、2007年1月13日(土)から2月4日(日)まで、同館の展示施設『韓国・地主の家』(写真)で「韓国祭」を開催。期間中の日曜には伝統芸能「サムルノリ」の公演、土日祝日には韓国の宮中料理の販売などが行われる。
引き続いて、2007年2月10日(土)〜2月25日(日)には、『台湾農家の家』で中国の旧正月を祝う「春節祭」。「内蒙古雑技団」の公演、小籠包作り教室(要予約)、豚の丸焼きの実演などが期間中の土日を中心に行われ、1〜2月は、さながらアジア月間だ。
しかも期間中は、通常1600円の入場料がウインター割引クーポンで、50%OFFの800円に!
各種航空券も格安になるこの季節ではあるが、日本の中の“海外”も負けてはいない!?
⇒博物月報のリトルワールド・ルポはこちら
樹上生活をするオランウータンは、オスで400kgという強烈な握力で枝をしっかりつかみ、決して地面に落ちることはないという。
多摩動物公園では、そんな“落ちないオランウータン”にあやかった、ささやかなイベントを開催中。同園のオランウータン舎前に願い事を書く特設ブースを設置。これに願い事を書いて結ぶと決して落ちない!といいね。
惜しむらくは、オランウータンは寒さに弱いので、地上15m、長さ150mのロープを渡る、名物の「オランウータンのスカイウォーク」が冬季休止中だということ。旭山動物園のように、冬季でもオランウータンの空中漫歩が見られる施設ができれば、これからのシーズン、受験生たちで太宰府天満宮や湯島天神並みの賑わいになるかも知れない。
オランウータン特設ブースは2007年2月27日まで設置。
横浜の主力選手に激変だ。
「横濱カレーミュージアム」が、2007年3月31日限りでの退団を表明。
別にFA権を行使してよそに行くわけではなく、事業期間満了にともなっての退店だが、横浜は2006年暮れにも「氷川丸」、「マリンタワー」のベテラン勢を相次いで失っており、新戦力の建て直しが急務になる。
一方、これと入れ替わるように、横浜みなとみらい地区に「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の入団が決定的となった。
現在、原作者のやなせたかしの故郷である高知県香美市に、同氏が名誉館長を務める「アンパンマンミュージアム」があるが、同地において年間20万人の入場者を集めるという根強い人気は、企業や観光協会にとって垂涎の的だ。
横浜は、早ければ4月20日から登板させたい考えで、その集客の手腕に期待している。
鳥取県境港市の水木しげるブームの勢いが止まらない。
同市は2003年に「水木しげる記念館」を開館し、妖怪たちのブロンズ像が建ち並ぶ「水木しげるロード」とあわせて、妖怪で町おこしを計ってきたが、2006年、この利用者数が過去最高を記録した。
「境港妖怪検定」の実施や、船体に妖怪を大描きした「鬼太郎フェリー」の就航など、矢継ぎ早に新ネタを投入したこともあって、「水木しげるロード」は2005年比で7万人増の92万6909人、「水木しげる記念館」は開館年の19万7000人を超す19万8694人の利用者を記録。
2007年のGWには映画『ゲゲゲの鬼太郎』実写版が全国公開される予定で、境港市観光協会の会長は「上げ潮に乗って今年は悲願の100万人を突破したい」(日本海新聞)と意気込んでいる。
かつて、日本海有数の漁港として漁業関係者には知られていたものの、観光客には素通りされてきた境港。だが、郷土出身の「水木しげる」という存在を“発見”してから風向きが変わった。妖怪という“動物”(?)たちを使って、今、旭山動物園を猛追する!?
大手新聞社出身のジャーナリストらが関わり、ブログ炎上などの記事にやたら詳しいとされる「J-CASTニュース」が、どういう風の吹き回しか、古来の医学書に記された「体内に入って病をもたらす」という虫のフィギュアを制作しはじめた。
これは、1586(永禄11)年の医学書『針聞書(はりききがき)』に見られる、身中の虫の図説を元にしたもので、『針聞書』を所蔵している九州国立博物館では、この虫をぬいぐるみやピンバッチなどにしてミュージアムグッズを販売している。
「J-CASTニュース」では、肝虫と脾臓の虫のフィギュアを制作、アンケートの賞品としてプレゼントするという。
自民党の復党組の方などに、さりげなく身につけることをおすすめしたいフィギュアである。
去る11月26日(日)、「川崎市立日本民家園」(神奈川県川崎市)に北国の風物詩、雪囲いが登場した(写真は数年前に行われた時のもの)。
もちろん、川崎に雪囲いが必要なほど大雪が降るわけはなく、山村の家屋にちなんだデモンストレーションであるのだが、茅に囲まれた薄暗い屋内に入ると、春が来るまでのあいだ、深い雪に閉ざされていろりの火をたよりに暮らした山里の人々の気分がかすかに体感できようか。
【博物月報ルポ】
・日本民家園
今年も「マリンピア松島水族館」(宮城県松島町)の冬の風物詩が、この一見グロテスクそうな彼の手によって…いや、身体によって、始まった。
このデンキウナギ、松島水族館一番の働き者なのである。常日頃から「感電体験」で来館者を喜ばす一方、夏は七夕飾りを模したイルミネーション、冬はクリスマスツリーを発電で点灯させ、接客サービスに余念がない。
現在頑張っているクリスマスツリーの発電は、高さ3.6mのツリーに約900個の電球が備え付けられているというもので、彼の気分(?)に応じて適宜明滅する。2007年1月10日(水)まで。
横浜・山下公園の「氷川丸」と「マリンタワー」がコンビを解消、営業を休止する。これは氷川丸が突然、海外留学に行ってしまうから……というわけではなくて、経営母体がかわることによる営業休止。
両者とも永らく港ヨコハマの名物スポットだったが、前世紀後半に登場した「ベイブリッジ」や「赤煉瓦倉庫」などの新名所に観光客を奪われていた。
「マリンタワー」は横浜市が身請けし、耐震補強などの改修工事を行って横浜港の開港150周年にあたる2009年にリニューアルオープンする予定。一方、「氷川丸」は日本郵船に譲渡される予定だが、今後の身の振り方は不明。
両施設とも、2006年12月25日をもって、営業を終了する。
「天狗のミイラ」が笑い、「河童の手」が招く。そして、うっかり食べると不老不死になってしまう「人魚の肉」も…。これらが地下の一室に押し込められ、貴方のお越しをお待ちしている——という、遊園地のお化け屋敷なんか目ではない展示会が、科学の殿堂、国立科学博物館で開催されている。
2006年11月12日まで行われている「化け物の文化誌」展がそれ。
正体不明の現象やモノに、昔の知識人が科学的な姿勢で取り組んだ結果、本来“気配”であったものに姿・形を与えて、化け物を誕生させた。このような科学の“姿勢”は現在もなお息づいているのである——と、思い切ってはしょると、こういうコンセプトになる企画展なわけだが、陳列品は、はなはだ興味深い。
会場は科博の地下展示室。地下室で化け物に遭うという、ロケーション的にも絶好の展示会となっている。常設展示料金のみで観覧できるので是非。
あの、北の王国が崩壊の危機に直面している。
同国は永らく北の大地で独裁王制を敷いてきたものの、2004年に東京都あきる野市への首都移転を決断。しかし、外貨収入が伸び悩み、ムツプロが直接国家運営に乗り出すなど、瀬戸際外交を余儀なくされている。
『無人島記』を子供の頃、むさぼるように読んだ筆者としては、ぜひ体制崩壊などがないように、うまくやってほしいものだ。いっそ、 旭山動物園と統一国家を樹立する、とかね。
「3年B組金八先生」のロケ地となった、東京都足立区立第2中学校の元校舎に「金八記念館」が設けられる運びとなった。足立区立第2中学校は、学校の統廃合で空き校舎となり、跡地の利用が区議会などで論議されていた。
どうせなら、ミカンのオブジェを建てて、「俺は腐ったミカンじゃない」という名セリフを彫り込むのはどうか?
日本初のロボット専門博物館『ロボットミュージアム in 名古屋』が2006年10月12日にオープン。
「ロボットとの共存をテーマにした博物館」というキャッチコピーが、鉄腕アトムが描いた近未来が現実に到来したのだという実感を、我々に呼び起こしてやまない!?
ロボットミュージアムなのに何故か“コラボレーション”の名の下に、インテリアショップやファミレスが併設されて、皆さまのお越しをお待ちしているという。
東京にある山口県のアンテナショップおいでませ山口館では、初代内閣総理大臣・伊藤博文以来、8人目となる同県出身の総理大臣誕生を祝して、「安倍総理誕生!記念セール」を開催中。
“8人目”にちなんで全商品を8%割引で販売するほか、期間中先着100名に、ゆずはちみつ、黒豆茶などを日替わりでプレゼントする。
セールの期間は参院選まで、もとい、今月7日(土)まで。
夏場の天候不良で野菜が上がり、原油高騰でガソリンが上がり、ついでに交通機関からプラスティック製品まで値上がりする今日この頃であるが、奇特なことに値下げする企業が現れた。
値下げする品はめんたいこ。今を去ること、2004(平成16)年の秋、原料のスケトウダラの卵が高騰したために値上げに踏み切ったのだが、このメーカーは、値上げしたことを忘れていなかった。
この夏、今後1〜2年分の卵の確保にメドが立ったからという理由で、9月から家庭用めんたいこを昔の値上げする前の価格に戻すという。一部商品は増量によって値段を下げるそうだ。
昨今、どこぞの党の総裁選では“消費税率を何%に上げるか”ということが話題になっているが(もっとも話題にしたくない候補もいるようだが…)、「自分が上げた」ということを忘れないためにも、めんたいこの爪の垢ならぬ袋の端でも煎じて飲んでおいてもらいたいところ。
東京近郊の庭園などが閉園時間の延長や夜間公開などをして集客に精をだしているが、民家園も負けてはいない。
東京都府中市で民家園やプラネタリウムなどを営む『府中市郷土の森博物館』では、2006年8月26日(土)、27日(日)の週末、開館時間を20時まで延長し、「郷土の森夕涼み」と題するイベントを行う。
当日は古民家のライトアップ、オカリナのコンサート、古民家めぐりレトロツアーなどが行われるほか、謎を解きながら博物館内を探検するという定員制のツアーも行われる。深夜の博物館をコツコツと歩いてみたかったマニアにはたまらないイベントだ(?)。
このほか、神奈川県川崎市の『日本民家園』でも、2006年9月23日(土)、24日(日)の二日間、信越の村を中心に計6棟をライトアップする「夜間特別公開」を行う。18〜20時まで。
当日は「夜なべ仕事」の再現が行われる。夜なべ仕事といっても母さんが手袋を編むのではなく、わら、竹、糸つむぎなどの作業である。このほか、薄暗い古民家の中で聞く「むかし話」などのイベントも行われる。
【博物月報ルポ】
・府中市郷土の森博物館
・日本民家園
日本郵政公社は、自分の用意した写真で切手を作ることができる「フレーム切手」を2006年9月1日(金)から発売する。
“切手”は「枠」の部分だけで、ミシン目のついた「写真」の部分は“切手ではありません”という苦しげな釈明は、公社化民営化云々といわれながら、「切手」というものがいかに法に呪縛されている存在であるかを実感させてくれるのであるが、それはともかく、この商品、「枠」部分のセンスが慶弔電報並みなのが惜しまれる。
せっかく地方切手なども発行している昨今、その地方独自で「ご当地枠」なども作れば、旅先で撮ったデジタル写真を切手にしたくなるようなユーザーも増えてくるだろうし、例えば「無印良品」的なデザインで、写真を邪魔しない枠があれば、写真好きには魅力の商品となろう。
カメラ付きケータイが標準になったこともあり、世の中にはカメラがあふれまくっている。子供や結婚式といった「電報」時代からの“先入観”を払拭したところにビジネスチャンスは転がっていると思う。
『新宿プリンスホテル』では、給食メニューをバイキングで楽しめる「懐かしの給食フェア」を開催中。
揚げパン、ローストポークのリンゴソース、フルーツポンチ、ミルメークといった往年の“給食”たちを、ランチブッフェで味わうことができる。今では希少価値となった「くじらの竜田揚げ」も1日30食限定で提供する。
店内には、東宝映像美術が協力したという学校教室の再現コーナーも設けられ、戦後の給食や学校の写真などが展示されている。料金は大人1600円、子ども900円。子ども料金が大人の半額ではなく、いささか割高なのは、メニューが“給食”である由縁だろうか。2006年8月20日(日)まで開催。
なお、食後の腹ごなしには、曙橋にある『新宿歴史博物館』がおすすめ。昭和の半ばごろまで、都内で散見された「文化住宅」や「市電」車両などが展示されているほか、2006年9月10日(日)まで、所蔵資料展「むかしの道具」展を開催中。洗濯板や白黒テレビ、火鉢、あんかなどが、来館者から思い出話をされるのを待っている。
かつて、ドリフのギャグに、いかりや長介がラーメン屋に入っていくと半裸の高木ブーがラーメンをゆでる大鍋の中からざっぱーんと現れてきて、「へい、らっしゃい!」。
「あんた、何やってんの?」
「ダシとってるの」
というギャグがあったが、この夏、かなりそれに近い気分になれると思われるのが、『箱根小涌園 ユネッサン』のカレー風呂だ。
『横濱カレーミュージアム』プロデューサーの監修によるもので、トウガラシ、ウコン、チンピを配合し、香辛料によるダイエット効果を狙っている。2006年9月30日(土)までの期間限定。出たダシはひとり2リットルまでお持ち帰りになれる(これは嘘)。
「あれで本当にチャンピオンといえるのか?」そんな声がファンの間からもあがっている。
亀…じゃなかった、鮫の話である。
『鳥羽水族館』では2006年7月14日より、「世界一のメガマウス」を謳い文句に、メガマウスの剥製の展示を始めた。メガマウスは、世界で36個体の記録しかなく、生態がほとんど解明されていない「幻の巨大ザメ」として知られているが、同館が展示しているのは、2005年に三重県沖にて捕獲された体長5.28mの個体。
メガマウスの剥製は、世界でも同館と、『東海大学海洋科学博物館』に展示されている4.30mの個体のみであり、また、液浸標本は福岡の『海の中道海洋科学館』に4.71mの個体が展示されているのみなので、この意味では確かに世界一なのである。
だが、それに疑問を投げかけているのが、『千葉県立中央博物館』のレプリカだ。
2004年、千葉県市原市の埠頭に漂着し、その後、千葉県立中央博物館に保管されたメガマウスは、全長5.63m。これがそのまま標本化されれば、35cmの差で“世界一”は千葉県立中央博物館になるはずであった。
ところが、漂着したサメの状態が悪く、同館は全身の標本化を断念。7月1日から9月3日まで開催している企画展「驚異の深海生物」展では、わずかに回収できた顎の一部を利用して、メガマウスの頭部をレプリカとして復元した。
「本来ならばこちらが勝っていた」「全身をレプリカで復元すれば、判定は覆ったのではないか」と中央博物館の常連たちは言う。
一方、鳥羽水族館のファンだという青年は、「(5.63mと聞いて)『やばい』と思ったけれど、手元に標本があるからな」とメガマウスについて語った。
「とにかく、次でしょう」水族館に詳しい報道関係者は本誌の取材にこう力説した。「次に大きな個体が現れた時に、どう標本化するかです。それによって、鳥羽水族館の“世界一”の実力が問われる。ファンもそれを期待していると思いますよ」
埼玉県立歴史と民俗の博物館では、2006年7月22日(土)から8月6日(日)まで、全国の博物館・美術館のオリジナル・ミュージアム・グッズを展示・即売する「ミュージアムグッズ・フェア」を“本邦初公開”のふれこみで開催する。
グッズを片手にあなたの粋な小話を加えれば、 埼玉に居ながらにして全国を巡ったも同然!!
同館では企画展「お金がめぐる社会史」も埼玉りそな銀行の協賛で開催中。こちらは7月15日(土)から8月31日(木)まで。
京都・嵐山の『京都嵐山美空ひばり館』が2006年11月30日で閉館する。
閉館を報じた毎日新聞の記事に、“ファンの高齢化で入館者数が減少”と書いてあるのが哀切を誘う。青森や函館にある青函連絡船の記念館も再三再四の経営難に見舞われており、「思い出」だけに頼る記念館の経営は、今後ますます苦しくなっていくであろう。
しかし、美空ひばりぐらい歴史的意義のある大物だったら、へたに散逸させるよりは、資料を公共の博物館に寄託して、ちゃんとしたコーナーを作ってもらえばよいのに…と思うのだが、加藤さんどうですか?
日本の南極観測50周年を記念して、7月15日(土)から東京・上野の国立科学博物館で『ふしぎ大陸南極展』が、また開催される。“また”と書いたのは、じつは同館、10年前の1996(平成8)年にも南極観測40周年を記念したまったく同じタイトルの企画展『ふしぎ大陸南極展』を開催しているからなのである。そんなわけで、展示内容も10年前と同じなのである。以上。
——というようなことはなく、一応(?)2004年に南極で初めて発見された竜脚類恐竜の化石の世界初公開や南極の越冬隊員とのライブ中継、南極で使用する防寒具の試着などが体験できる。
そして、南極といえば、紅白における小林幸子のように欠かせない存在、カラフト犬のタロとジロが10年後の今回もまたやってくる!(ただし剥製)。上野での再結成は8年ぶりとのこと。
ところで、タロとジロのエピソードはあまりにも有名だが、彼らにサブ(一説にサブロー)という弟がいたことはあまり語られていない。彼らのふるさとである稚内市の稚内市立青少年科学館には幼い頃の三兄弟の写真が展示されている。
残念ながらサブは南極に渡る前に死亡したようである。こんにち、タロとジロを覚えている人がいても、サブをおぼえている人がほとんどいないというのは、「トリオで芸能界にデビューするとそのうちの1人は必ず行方不明になる」という都市伝説を彷彿とさせて、ちょっともの悲しい。
『ふしぎ大陸南極展』は9月3日(日)まで開催。
東京都内にある34か所の都道府県アンテナショップが、7月1日(土)から割引やプレゼントのキャンペーンを始めた。8月31日(木)までの期間中、パンフレットについているクーポン券を持参して各ショップで500円以上の買い物をすると粗品などを進呈するほか、スタンプを集めて名産品が当たるプレゼントに応募できる。
もともと都内の都道府県アンテナショップは、十年ほど前までは東京駅前の東京交通会館界隈にひしめいていた。1カ所で各観光地のパンフレットやイベント情報が入手できてなかなか便利だったのだが、集団生活を嫌って(?)、瞬く間に都内各地に移転していった。
その結果、例えば『岩手県』と『宮城県』と『山形県』のアンテナショップは、銀座と池袋と虎ノ門に各々構えるようになってしまった。
もちろん、観光情報はインターネットで手軽に手に入るご時世なのだから、店舗がわざわざ1カ所にひしめいている必要はないのだが、『山形県』の観光情報を入手しようとして、ついでに覗いた『広島県』の物産に興味をひかれるというような、思わぬ情報に出逢う楽しみといったものが、アンテナショップが点在してしまったことで薄れてしまったのはいささか寂しい。
誰しも、本屋に買い物に行って、目的の本のその隣にあった本に興味をひかれて買ってきてしまったという経験があるように、ネット万能時代だからこそ、こんなリアルな楽しみというものをこの都道府県アンテナショップで味あわせて欲しいと思うのだが。
高級外車での送迎、お部屋にメッセージ付きケーキとくれば、伊豆などにあるペンション群お得意のカップル路線であるが、株式会社H.I.S.はその海外版として「男っぷりをあげる海外ツアー」と題するツアーを発売した。
自社の“社員”に“簡単な”アンケートをとって商品化したというこの企画、ベンツやリムジンでの送迎、ディナーの後にバラの花束、メッセージ付きケーキ、彼女のイニシャル入りハワイアンジュエリーといったイベントのほか、“彼氏だけに教える素敵なサプライズ企画”などが盛り込まれている。
ここまで読んで「けっ!」と思った貴兄には、“番外編”として「男同志の旅ツアー」も用意されているそうなので、是非。
新レストラン「モグモグ テラス」をオープンさせて、まさに飛ぶ鳥落とす勢いの「旭山動物園」であるが、団体客の滞留時間で見ても、その格差はますます広がる一方だ。
JTBがこの夏休み向けに売り出した北海道ツアー『大自然感動体験』では、「旭山動物園」の見学時間を実に180分もとっている。同じコースでまわる「イルカ・くじらウォッチング」が150分、「のぼりべつクマ牧場」が60分などに比べて破格の扱いだ。「登別地獄谷」など、わずか20分の見学時間しか与えられていないのだから、9見分の「登別地獄谷」は一見の「旭山動物園」にしかずというわけである。
それにしても、見学時間180分である。いよいよ「旭山動物園」も『ヨーロッパ・ツアー』のルーブル美術館並みのポジションに上り詰めてきた。筆者としては、同じ180分かけても良いと思われる施設「北海道開拓の村」や、120分だったらたっぷり楽しめるであろう「おたる水族館」などの奮起に期待したい。
1968(昭和43)年に発見されたフタバスズキリュウの化石が首長竜の「新種」であるということを国立科学博物館の研究チームが発表した。
このフタバスズキリュウ、発見された当初は一大“恐竜”ブームを巻き起こし、日本では永らく“恐竜”の代名詞にもなっていた(厳密には首長竜は大型爬虫類)。マンガ『ドラえもん』にはのび太がフタバスズキリュウの化石を発見するストーリーが登場し、1977(昭和52)年には「国立科学博物館100年記念」の切手(写真)にも採用されるほどだったが、その後、ティラノサウルスなど外来種の恐竜人気の陰にひっそりと隠れていた観があった。
奇しくも今年は、前述のドラえもんのストーリーが、『映画ドラえもん・のび太の恐竜2006』としてリバイバルしたばかり。映画とのタイアップで、往年の大スターが新たな人気を巻き起こすか?
【博物的関連リンク】
・フタバスズキリュウの故郷は今
5月1日は旧暦の4月4日。いよいよ今月は旧暦の4月に突入である。
旧暦4月は「卯の花月」とも呼ばれているが、同時に「卯の花腐(くた)し」という言葉もある。5月の半ば過ぎくらいからじめじめと降り続く、梅雨の先遣隊のような雨のことで、卯の花を腐らせてしまうことからこの名がついた。
この時期、よくやるのである。筆者も、総菜売り場で買ってきた「卯の花」を冷蔵庫の中で‥‥(←違う)。
さて、東京地方ではソメイヨシノもすっかり散ってしまった今日この頃であるが、4月の異名に「余月」というのがある。
年度初めなのに“余”月とはこれ如何に?と思うかもしれないが、桜の花の散った後の余りの月という意味の言葉。「よげつ」と読む。桜花がないということで「陰月(いんげつ)」という言葉もあるが、あまりにも桜中心の言葉なので、ツツジや卯の花など、他の花樹が知ったら文句をいうに違いない。
写真は2005年の根津神社のつつじまつり(東京都文京区)。2006年は4月8日から5月5日まで開催中。
函館にあるGLAYの記念館「Art Style of GLAY」が、2006年5月8日(月)に閉館することにともない、同地で見られた貴重な北島三郎とGLAYのコラボも終了することになった。
GLAYの記念館には隣接して「北島三郎記念館」が建っており(しかも運営母体いっしょ)、“函館ゆかり”という以外、互いになんの脈絡もないはずではあるのだが、この隣接しているというところが大きなポイントとなっていた。これならおじいちゃんおばぁちゃんを含め、家族みんなで来ることができて、お互い退屈しないですむ。一種のサブちゃんとGLAYのコラボレーション施設であったのだ。
今後はGLAY退陣後に、サブちゃんが誰を提携相手に選ぶかという後継候補の選出に大きな耳目が注がれることになる。写真は、北島三郎記念館限定商品「サブちゃんのさけ茶づけ」。
クラゲの展示で一世を風靡し、その実力は世界一とも称される「加茂水族館」(山形県鶴岡市)に、2006年3月19日、「クラゲレストラン」がオープン。クラゲ料理は全15品のラインナップで、クラゲ入りのつみれ汁やごま豆腐、皮にクラゲを使った生春巻きの「クラゲ定食」やクラゲ杏仁豆腐、クラゲソフトクリームなどが並ぶ。
同館は1998(平成10)年から「クラゲを食べる会」を開催して、食用化と話題性をさぐってきたが、遂に国内唯一(?)のクラゲ料理屋になった。
館長は「秋には季節限定でエチゼンクラゲの寿司やしゃぶしゃぶを出したい。生けづくりや踊り食いなどにも挑戦したい」(朝日新聞地方版2006年3月20日付)と意欲的な構え。クラゲ好きは今後も目が離せない!?
現在、交通博物館の「さようならキャンペーン」の目玉として、同博物館に隣接した旧万世橋駅の遺構が公開されている。
旧万世橋駅はかつての中央線ターミナル駅で、1912(明治45)年に開業。交通博物館は一時期、この駅構内に開設されていたこともあって、同博物館と軌を一にして歩んできた駅でもある。駅自体は、戦時中の1943(昭和18)年に廃止されたが、その遺構の一部が現在まで残っている。
見た感じはレンガ積みのガード下とか倉庫といった感じである。時々、轟音がひびいてくるのは上を中央線が走り抜けていくから。駅構内からホームへあがる階段部分も残されている。階段の上の方はフェンスで仕切られているので、ホームへ上がることはできないが、かつてホームだった場所をのぞき見ることはできる。そこは現在では、中洲のように線路にはさまれたスペースになっていた。
見学は所要15分程度。平日340人、土日祝日520人の定員制で、開館時間中の15〜20分毎に行っている(要予約)。遺構公開は閉館に先立つ2006年4月28日(金)まで。
夕方になると神田川に沿ったガード部分がライトアップされる(これも「さようならキャンペーン」の一環)。ライトアップされて初めて、このガードの部分も交通博物館だったのだと気が付かされる。もしかしたら、この中央線沿いにとてつもなく歴史的なガード下が、赤提灯とか駐車場になって、まだ残っているのかもしれない。
交通博物館に隣接
■住所 東京都千代田区神田須田町1-25
■交通 JR総武線秋葉原駅から徒歩5分
■見学 2006年4月28日まで公開中(要予約)。普段は非公開。
↓『ALWAYS三丁目の夕日』の次回作の舞台はココ!
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060314it01.htm?from=os2
ただし、映画になるのはおそらく2060年頃。
そして、独自の生態系と珍生物をも残すのであった。
現在、「新江ノ島水族館」で、海底に沈んだ鯨骨からしか見つかっていない生物「ゾンビワーム」が公開されている。
海洋研究開発機構の無人探査機が相模湾の水深900mに沈んだマッコウクジラの骨から発見したもので、鯨骨中の脂肪分から出るメタンや硫化水素を利用して生きている。まだ世界でも3例しか報告されていないそうで、もちろんこの展示は世界初公開。
世の中には、太陽エネルギーに依存せず、海底から吹き出す熱水(海底熱水鉱床)を利用して生きるカニや貝、ゴカイ類などの独自の生態系があることが知られているが、この“海底の鯨骨”もそんなひとつだ。たかがクジラの骨であるが、光も届かないような深海底では、まったく独自の生態系を生み出すのだ。深海底の小宇宙といったところか。
なお、超希少種でデータもほとんどなく、いつまで生きるのか見当もつかないそうなので、ホラー映画ファンならずとも必見だ!?
大分県に3月1日から突如として「九州石油ドーム」が登場した。まるで巨大なコンビナートのようだが、なんのことはない、かつての「大分スポーツ公園ビッグアイ」のこと。九州石油株式会社がネーミング権を買い、この名前になった次第。大分県は前に「いいちこ」にも打診していたが、いいちこ側に高すぎると断られていた。
地方によってはバス停まで販売しているケースもあり、ネーミング権は今後ますます財政に苦しむ自治体の商売になっていくであろう。
そのうち、別府温泉が由布院温泉を敵対的買収なんてことになるやもしれぬ。
西原理恵子女史の『恨ミシュラン』に「うなぎとわたくし」というエッセイ(?)があって、雨の日に畑でキャベツを喰っていたり、井戸から出てきて嫌だったというようなうなぎとの出逢いを語っているのだが、そんなうなぎも、ダイエー店頭の中国産のうなぎも、クイーンズ伊勢丹の国産のうなぎも、みーんな“Made in スルガ”だったことがこのたび判明した。
彼らはマリアナ諸島の海山からはるばるやってきて紆余曲折の末、消費者のみなさんと出会ったわけである。今度から浪漫と長旅への感謝を込めてうなぎをかみしめたい。
もっとも中国産の一部にはヨーロッパウナギの稚魚を輸入して養殖しているケースもあるのだが、これは産卵場がサルガッソー海なので、なおのことはるばるだ。日本の湖沼にも養殖の過程で逃げ出して、このうなぎが棲息していると学会で報告されているのだが、彼らは産卵期になるとひとり、故郷のサルガッソー海を目指して旅立つのだろうか…?
川崎市は、川崎市多摩区の生田緑地(向ケ丘遊園跡地)に、『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』の原画などを展示する「藤子・F・不二雄アートワークス」を建設する構想をまとめた。
多摩区は藤子・F・不二雄が晩年を過ごした土地であることから、藤子プロとの間で基本計画に合意した。2010年度までの完成を目指すという。
しかし、川崎市は過去に手塚治虫にも色目を使って、大規模なアトラクションを中心とした「手塚治虫ワールド」の構想を大々的に打ち上げたものの、バブル崩壊で頓挫したという恥ずかしい経歴を持つ。
原画以外にドラえもんの映画の世界を再現した施設の設置なども検討するというが、まずは「空き地」と「土管」あたりからそろえて、手堅くがっちりと竣工してほしいものだ。
今夏、日本で一番有名(?)な昭和30年代風民家が再オープン。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006021501001886
数十年ぶりの大雪や観測史上最低の寒さが記録された今冬だが、豪雪地帯で知られる新潟県津南町のスキー場「マウンテンパーク津南」では、積雪の量に応じて宿泊代を割引するサービスを実施中。
津南町の積雪1mmにつき1円を割り引くもので、積雪が3m90cmの場合、8000円の宿泊料金が3900円割り引かれて4100円となる。日〜木曜日の宿泊が対象で、積雪量が2m50cmを切るまで実施する。
降れば降ったで雪崩の心配もある今冬だが、同スキー場では「ゲレンデは河岸段丘なので雪崩は起きにくい」とPRしている。
“更地”や“塩漬け”の土地はあるんだけれども、“はらっぱ”がなくなった東京砂漠では、“はらっぱ”も博物館の展示物になって久しい。
「江戸東京たてもの園」では、2/11(土)〜12(日)の両日、敷地内に展示(?)してある“はらっぱ”で、昭和30年代をテーマに、ベーゴマ道場、紙芝居、チャンバラ大会といったイベントを開催。同園展示室内では劇団による「昭和30年代再現パフォーマンス」も行われる。今では『ドラえもん』の世界にしか残っていないコミュニティ広場としての“はらっぱ”を疑似体験できるという趣向だ。
一方、「本当のはらっぱを体験したい!」という本格派にはこちらを。野球でもチャンバラでもやりたい放題だ!?
その昔、漫画家の石ノ森章太郎が亡くなってからしばらく経って、サラ金の広告に「一週間無利息!迷う心配は009(ゼロゼロないン)」なんてキャッチとともに石ノ森キャラが登場した時は、「あぁ、主(あるじ)を失って石ノ森プロも大変なんだな…」と憐憫の情を禁じ得なかったのであるが、スヌーピーの作者、チャールズ・M・シュルツはアシスタントをひとりも雇わなかったといわれているので、残されて生活に困る人はいないと思われるのだが、にもかかわらずスヌーピー・キャラを最近頻繁に見かけるのは、没後七回忌を迎えてブームがまた再燃してきているのだろうか(←キリスト教に七回忌ってあったか?)。
それはともかく、「帝国ホテル大阪」ではスヌーピーがいっぱいの部屋でホテルライフを楽しめるステイプラン「SNOOPY! SNOOPY! SNOOPY!」を開催中。
客室ではスヌーピーに扮したドアマンがお出迎え…じゃなかった、ドアマンに扮したスヌーピーのぬいぐるみがお出迎えしてくれるほか、先着宿泊者1000名にドアマン・スヌーピーのシリアルナンバー付ぬいぐるみがプレゼントされる。1日20室限定で2006年3月31日まで。
「オルゴールの小さな博物館 箱根分館」が、2006年3月末日をもって閉館することになり、それにともなって展示品のオークションが2月1日から始まった。出展されているのは2万円の蓄音機から380万円のオートマタ、870万円の自動演奏ピアノなど140点。オルゴールの専門博物館らしく、マニアにはたまらないと思われる品揃えだ。
世の中に専門博物館は多くあるが、マニアから閉館を待ち望まれているような博物館も、ひょっとしたら、あるのかもしれない。
いよいよ節分だが、昨年、「恵方巻きを食べた」という人が62%にのぼることがミツカンのアンケート調査でわかった。もともと関西を中心とした風習だが、スーパーやコンビニのイベントに乗じて認知度が高まった。
東京・池袋の東武百貨店では2002年に2500本だった「恵方巻き」の販売数が、2005年には1万2500本に達したというから、従来なじみの薄かった関東にも着実に東進してきているらしい。
ところで、昨日、スーパーの節分コーナーの前を通りかかったら「イワシの缶詰」が置いてあった。特価100円(税込み表示)。なぜだ??と思ったら、節分の時、軒に刺すメザシつながりということらしい。
来年あたり、「節分にオイルサーディンを食う」という新たなムーブメントが起きるのかもしれない。
大正時代をテーマにした温浴施設「湯巡り万華郷」が、2006年2月25日、千葉県浦安市にオープンする。
畳や板張り、漆喰壁に障子、格子戸といった和風テイストの館内には露天風呂や温泉付き個室、飲食施設、エステなどが設けられ、ねずみの国を訪れる観光客を誘い込みたい考えだ。
コンセプトが、臨海副都心にある温浴施設「大江戸温泉物語」とよく似ているが、奇しくも設計は「大江戸温泉物語」を手掛けた松野八郎綜合建築設計事務所であり、泉質はともに「ナトリウム・塩化物強塩泉」であるから、経営母体はともかく温浴施設としては兄弟分(?)ということになる。
今後、荒川の河口をはさんで、江戸と大正の温泉合戦が見られるかもしれない。
ジミ婚かハデ婚かという不毛な二項対立は女性週刊誌の連中にでもまかしておくとして、個性ある結婚式をエコノミーに挙げたいと考えているふたりにおすすめなのが、石川県七尾市ののとじま水族館の新事業「アクアリウム・ウェディング」だ。
イルカ・プールや大水槽をフルに活用した挙式が通常の入館料のみ、会場使用料など不要で実現できるというもので、公営水族館では初めての試みとなる。この計画、当初、石川県は「利用目的外」として難色を示したという。公営施設ならではの制約があるためだが、最終的には「魚などを式に参加させれば目的内に当たる」と判断してGOサインを出した。同館では観客数低迷打開のための新機軸として期待しているという。これはイルカや魚好きなカップルには魅力的な話だろう。
とすれば、例えばこことかここも、同様に「飼育生物を式に参加させれば目的内に当たる」と判断してもらって結婚事業に参入してはどうだろうか。リアル“てんとう虫のサンバ”が見られるかも知れない。挙式中、つぶさないよう、注意が必要ではあるが‥‥。
2006年5月14日に閉館が決まった東京・神田の交通博物館が、いよいよグランドフィナーレに突入した。
目玉は普段公開されていない旧万世橋駅遺構の特別公開(写真)。このほか、秘蔵の模型の虫干し大公開…じゃなかった、蔵出し大公開や、館所蔵の鉄道を描いた洋画の展示などが行われる。旧万世橋駅遺構公開は閉館に先立つ4月28日までなのでご注意を。
オーストラリア以外の国では、世界で初めての展示となるアカガニが、横浜・八景島シーパラダイスで公開されている。このカニは、オーストラリアの北西にあるクリスマス島に棲息しているもので、島の熱帯雨林に真っ赤なカニが1億2000万匹もいるのだという。
サイトには、ウゾウゾとカニのいる写真などがあり、お好きな方にはたまらない。
なお、この展示を見て食欲の方が先立ってしまった方は、そのまま中華街へgo!食べ頃の上海蟹などがお待ちかねだ。
「大分マリーンパレスうみたまご」では、2005年12月27日から、干支の「犬」に姿形が似ている魚の展示を始めた。
しかし、「犬」はなかなかセレクトが難しいそうで、同館では、英名で「犬の顔」という意味のコクテンフグやイヌザメなど4種類を栄えある干支の魚にチョイスした。なかには“獅子舞のようにひらひらしたヒレが特徴”としてハナミノカサゴを出場させるなど、ちょっと苦しいものも。
一方、「海遊館」では「干支の魚と開運な魚たち展」(〜2006年1月29日)と題して犬不足をスルー。犬は、イヌザメと南米の魚ペーシュカショーロ(犬のような魚の意)の2種で、あとは“開運を連想させる魚”でお楽しみいただく趣向だ。
手塩にかけて育てた娘を、家計のため、泣く泣く業者の手に渡し、業者は娘を料亭へと売り飛ばす‥‥時代劇でおなじみの光景だが、決して昔話ではない。
「うみたまご」の愛称で知られる水族館大分マリーンパレスでは、2005年12月から、ヒラメの稚魚の出荷を始めた。
同館で、卵の時から大事に育てた稚魚ではあるが、これを養殖業者へ販売し、本業の水族館事業の「家計の足し」とする狙いだ。養殖業者はヒラメが年頃になったころを見計らって市場へ卸し、料亭などへと流通させる。
同館では、水族館ならではのノウハウを活かして1978年からシマアジの稚魚を養殖業者向けに出荷してきたが、今後は、ヒラメ、スズキ、トラフグ、イシダイなどへと拡大する。いずれも稚魚育成の餌や水温など、水族館ならではの研究とノウハウが活かされたもので、2006年6月期には前期比約2倍の売上高を目指し、種苗事業の強化を図る。
こうして水族館で育てられたヒラメたちに、貴方も料亭で出会う日が来るかも知れない。お造りとなって…。
深夜にチェックインするとホテルの宿泊料金が最大74%、平均44%割引になるという、ミッドナイトチェックインが、大阪で2005年12月から始まった。
これは、大阪商工会議所が主導する大阪ナイトカルチャーの一環として行われるもので、主要ホテルと提携し、平日や休前日にかかわらず、所定の割引料金で宿泊できる。
この忘新年会のシーズン、終電を逃した酔客などにうってつけなのはいうまでもないが、大阪商工会議所の真の狙いは、“酔客の保護”…ではなくてレイトショーの定着などで深夜型市場を開拓し、都市再生を目論むことにある。図らずも泥酔しながら貢献できる「町おこし」ということになる。2006年3月31日まで実施。
深海で卵を抱えたまま遊泳するイカの姿を、米カリフォルニア州のモンテレー湾水族館研究所が撮影に成功した。
イカは普通、卵をそのまま産み落としたり、海藻などに付着させることが知られているが、この深海性のテカギイカは、付着させる物体のない深海中で卵を確実に孵化させようとするためか、数千もの卵を抱え込んでいた。この状態では、動きが鈍くなり外敵に狙われる危険性も増すと思われるが、そのリスクを負ってでも抱卵行動を続けているらしい。卵塊に口から海水を流し込み、酸素を補給するような行動もとっていたというから、まさに生命の神秘!
「NewScientist」のサイトでは、ビロードのように卵塊をたなびかせながら、遊泳している動画なども見られる。
ところで筆者も、先年、相模湾でイカの一種とおぼしき物が遊泳している姿を撮影した。お世辞にも“生命の神秘”は感じなかったのだが、しかし、もしかすると新種かも知れない。どなたかご存知の方はお教えいただきたい。→画像はコチラ
さて、植物園に対抗するように(?)動物園も動き出した。
恩賜上野動物園では、12月15日から2006年1月9日まで、長野県の天然記念物「川上犬」の展示を行う。
“秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)を祖とする”と言い伝えられる犬で猟犬として活躍したが、戦時中の食糧難の際、不要不急な動物を飼わないという方針の元に処分されて、絶滅したと思われていた。幸い、八ヶ岳の山小屋で生き残っていたために、現在では約300頭にまで復活しているが、そのため“幻の”という定冠詞がついて語られる犬だ。
上野動物園で展示されるのは、生後3カ月のメス3匹。なお、12月16日からは、“年賀状用に”川上犬の画像のダウンロードも始めるというから、図案に悩んでいる人には至れり尽くせり。
「いまさらチワワでもないし、かといってフリー素材は陳腐だし…」——来年の干支は「戌」。犬を飼っている人ならともかく、そうでない人で年賀状の図案に悩んでいる御仁は少なくあるまい。そんな貴兄におすすめの企画展がこちら。
夢の島熱帯植物館では、2006年1月15日まで、「イヌ」の名がついたり「イヌ」に関係する植物約30種を展示する「干支展」を開催中。
「イヌ」には「役に立たない」という意味で名付けられたもののほか、「否(いな)」から転じて「イヌ」になったケースもあるという。語源はちょっとネガティブだが、どうせ来年の年賀状はどの賀状も駄犬ばかりがあふれるのだ。「イヌ」にちなんだ植物でもあしらって、「おっ?」と人目を引くのもいいではないか。
ところで、「イヌ」の名がつく植物というのは、すらすらと思い浮かぶだろうか?筆者は「イヌフグリ」しか思いつかなかった…。
千葉県立中央博物館では、2006年1月15日まで、“多様な研究テーマの中から7つを選び、それぞれの目的や成果を紹介”するという企画小展示「おもしろ研究紹介展」を開催中。ささやかなスペースながら、研究員が自らの研究テーマについて紹介するというものだが、その口上が、投げやりなのだかフレンドリーなのだか、こんなかんじ…↓
>最近どこの学会でもよくやるようになった、研究紹介パネル展示です。
>畳一畳分の横長パネルに、写真と文章をつけて、研究成果の宣伝をします。
>必要なら、展示ケースをおいて、標本を展示することもあります。
>・・・・まあ、見え的には、渋いです。
>・・・・展示するほうも、マニアックにやってますので、ご覧になる皆様も、お好みでどうぞ。
で、“展示者本人による解説(ミュージアムトーク)”が、なぜかこの12月から1月の間に集中して行われる。
◎プランクトンの不思議を探る⇒1/7(土)
・千葉県内の400か所以上の水辺を回って作成したプランクトンの戸籍簿からわかること、など。
◎ 初公開!「嶺岡構造帯の地形模型」⇒1/8(日)
・地すべり性斜面と、周辺の丘陵斜面との違いを、手作りの地形模型で示す。
◎地球上でたった一ケ所、房総半島に生きるコンブ科植物⇒1/9(月祝)
・日本列島固有の海藻オオノアナメの正体を暴く!
◎埋め立て地や海岸で見つかる化石のはなし⇒12/24(土)
・千葉県内の海岸で見つかる、“今にも動き出しそう”なカニ化石などの謎に迫る。
◎自然体験プログラム「森の調査隊」の研究開発⇒1/14(土)
・野外観察施設「生態園」で行われている子ども向け自然体験プログラムの開発秘話。
◎博覧図に見る房総⇒12/23(金祝)
・明治時代後期の俯瞰銅版画「日本博覧図」から、当時の千葉県の様子を俯瞰する。
自称するだけあって、確かに“マニアック”な内容。ただ、これだけ専門性の濃いトピックスが一般向けに解説されることはまたとないと思われるので、少しでも興味の琴線に触れた方は、数少ないこの機会にぜひ。
奈良県五條市で橋とトンネルを途中まで造って、そのあと途絶した幻の鉄道が、期間限定で復活!?
↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051009k0000m040084000c.html
(但し250m)
五條市から天辻峠を越え、秘境と呼ばれる十津川村を通って紀伊半島の新宮にまで抜けようという冒険的な鉄道計画。実現していたら、でも、北越急行ほくほく線のような、ほとんどがトンネルという路線になったに違いない。
小石川後楽園では、2005/8/31(水)まで子どもを対象とした「ザリガニ釣り」を実施中。2匹まで持ち帰りが可能で、同園では“夏休みの自由研究の題材として”飼育日記などをつけることを奨めている。
世のお父さん達においては、子どもの学齢に応じて以下のような商品を買い与えることで、子どもの飼育日記がより学際的・文化的・重層的になる可能性があるので、ぜひ検討してみて欲しい。
・「日本にいるのに、どうしてアメリカザリガニなの?」という疑問に対して
・国際関係とエビについて
・エビの生態についてのDVD
小誌で既報の“世界最大のスルメ”(サンシャイン国際水族館)だが、現在、同館は巨大生物づいているらしく、このほかに東京湾に棲む「巨大アナゴ(クロアナゴ)」、世界最大のカエル「ゴライアスガエル」(体長30cm近く、脚を伸ばすと約60cm!)などが陳列されている。7/16からは35cmの巨大金魚・ジャンボオランダシシガシラも登場するという。
液晶テレビでもパソコンのモニターでもイエローキャブのグラビアタレントの(…以下自粛)でも、大きければ大きいほど、心が豊かになると考える御仁には、一見の価値があろう。
東京都の庭園で、ささやかながら夏の開園時間1時間延長が始まった。17時クローズが18時になっただけなので、会社の帰りに涼みに立ち寄るのはちょっと厳しいかと思われるが、外回りの強い西陽を避けて庭園に逃げ込むというような活用方法(?)が考えられる。
なお、浜離宮恩賜庭園や六義園では、例年、期間限定で、本格的な夜間公開が行われていて(夜20時くらいまで)、こちらの方は夕涼みにぴったりなのだが、蚊も夕涼みに繰り出してくるので、虫さされの薬は必携だ。
世界各地の民俗学的にも貴重な建築物を、相当気合いを入れて復元・展示している野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)で、同館に復元建築されたネパール仏教寺院が竣工20周年を迎えるのを記念しての「ネパール祭」が開催される。
目玉は、普段、非公開の本堂2階部分を特別公開(予約制)するというもの。
この寺院は現地から大工や絵師を招いて完成させた本格的なもので、今回公開するエリアは、現地でも一般信者が立ち入ることができないという僧侶の読経の間。その点では、ネパールでは見られないネパールが見られるということになる。
このほか、マニ輪回し体験やチベットの珍しいお茶「バター茶」の試飲などがある。
なお、「バター茶」についてはこちらの記事もどうぞ。
「スター・ウォーズ エピソード3」の公開とともに、目黒区美術館(東京・目黒)で、“ルーカスフィルムの協力のもと、物語の完結に欠かせないセットや小道具など様々な作品を取り揃え”た企画展が行われる。
映画の制作で実際に使われたセット「ダース・ベイダーが生まれた手術台」や「パドメの手術台」などを展示し、スター・ウォーズ作品の芸術性を堪能する趣向。
「スター・ウォーズ」といえば、かつて京都国立博物館で同様の展覧会が行われ話題になったことがある。何故、東京都現代美術館、国立科学博物館など、並み居るフォースの使い手を押しのけて、一介の区立美術館が“選ばれし者”となったのか?そして、区立美術館が直面する“収益の暗黒面”とは??その謎はこの展覧会を見れば明らかに!(ならないって)。会期は7/8〜9/24。第2会場は東京国際フォーラム(7/8〜8/21)。
上野の国立科学博物館に来ている「スー」の展示がいよいよ7/3(日)までとなった。
「スー」とはティラノサウルスの個体につけられた愛称で、全身骨格の90%以上という最も完全に近い状態で発見された極めて貴重な化石。日本初公開。
このほかに「ラン」と「ミキ」がいる(←嘘)。
なお、「ルーシー」も来ている。
『愛・地球博』アフリカ共同館のエチオピア・ブースに展示されている300万年以上前の猿人の化石だ。身長110cmで、直立歩行していたと考えられ、メスの化石だったことから調査隊が「ルーシー」と命名した。
同時に発見された繊維片をまとった小柄なオスの化石は「ライナス」と命名されている(←大嘘)。
6月23日は昭和新山の誕生日。1944(昭和19)年、北海道は有珠山の東南側で噴火が始まり、この日からわずか1年半ほどで標高400m余りの山「昭和新山」が誕生した。売店街にある「三松正夫記念館・昭和新山資料館」では、昭和新山を見守り続けた地元の郵便局長・三松正夫氏の『昭和新山生成日記』や火山の成長記録『ミマツダイアグラム』が販売されており、地学好きに好評。
2000(平成12)年の有珠山噴火では、同館も一時閉鎖を余儀なくされたが、火山活動の沈静化にともなって再び開館し、観光客を迎え入れている。
現在の元気な様子はこちらから。
水族館はサカナを見に行くところと相場が決まっているが、最近はバリエーションが増えて、いろいろなモノを見に行くことができるようになってきた。
(1)スルメを見に行く
(2)コアラを見に行く
(3)マグロの解体ショーを見に行く
(1)のスルメは世界最大。(2)のコアラは眉毛のあるヤツはすでに獲り尽くされてしまったという噂。(3)は水族館という場所柄、R指定にでもなりそうなものだが、そんなことはなく、誰でも見学できる。
「ドラゴンズ・ベビー」が、37年ぶり2度目の来日で観客を魅了している。
バンドでも外タレでもなくて、クロアチアに棲む天然記念物の両生類。洞窟に棲み、体は白化、目は退化しているのが特徴で、愛知万博の開催にともなって、碧南海浜水族館にやってきた。日本ではかつて上野動物園に展示されていたことがあるが、現在見られるのはここだけ。展示は8/31(水)まで。
また、同水族館では、やはり日本ではここだけでしか見られないという「シロクダサンゴ」の展示も3月から行っている。深海に生息するサンゴの仲間で、水族館で展示された記録がないというシロモノで、いずれの展示もなかなか玄人好み。深海と洞窟に思いを馳せるのにぴったりの水族館となっている。
なお、数年前のものであるが、同水族館の博物月報ルポはこちら。
愛知万博だから——というわけでもないのだが、今年は世界各地からミイラが日本にやってくる。
豊橋市自然史博物館では、アルプスの氷河の中から発見された5300年前のミイラ「アイスマン」のレプリカが愛知万博の記念イベントとして展示中。レプリカとはいえ、日本国内で初公開。5/8(日)まで。
さらに、入墨を施した遊牧騎馬民族のミイラ(2500年前)が福岡市博物館の『アルタイの至宝展』に登場。こちらも海外初公開。5/22(日)まで。このあと、仙台市博物館などに巡回。
江戸東京博物館では、2〜5世紀ごろの新疆ウイグル自治区博物館蔵の男性ミイラの衣装が展示される。NHKの「新シルクロード」の企画で中国から持ってきたという。7/3(日)まで。
いずれもこの機会でもなければ、見られないものばかり。GWにミイラめぐりは如何?
で、その返礼なのではと思われる展覧会が東京国立博物館の「世界遺産・博物館島 ベルリンの至宝展」(4/5〜6/12)。プロイセン王国やドイツ帝国が威信をかけて収集したエジプト美術、古代西アジア美術、ギリシャ・ローマ美術、ビザンチン美術、ヨーロッパ絵画など約160点を展示。
なお、東京国立博物館では4/17(日)まで「中宮寺 国宝菩薩半跏像」の特別公開も実施しており、両方の会期が重なる間、『中宮寺展・ベルリンの至宝展2展セット割引券』を販売している。
通常、中宮寺600円、ベルリン1400円のところ、セット割1600円という。この、寿司にステーキが付いたようなセット割、足が棒になったり目移りしたりしない体質の方には、とってもおすすめだ!?
「史上最強打線」なんてキャッチフレーズがいつの世だったかに、あったものだが、考古学的には、これこそ「史上最強打線」なのでは?と思わせる展覧会が行われている。
奈良国立博物館で開催中の「曙光(しょこう)の時代—ドイツで開催した日本考古展」がそれ。2004年にドイツで行った展覧会の凱旋記念展覧会だそうで、日本では奈良のみで行われる。
“シュリーマンを生んだ考古学伝統国ドイツで開催”するとあって、かなり気合いをいれて「All japan」を選出したようで、一例をあげると遮光器土偶、大型板状土偶(三内丸山の十字架風の土偶)、火焔型土器、三角縁神獣鏡、銅鐸などなど、誰しも教科書や資料集などで見たことがあるそうそうたる顔ぶれが勢揃い。
“これほど規模が大きく内容豊かな考古学の展覧会は…日本国内においても再び実現する機会はほとんどないと思われます。”“奈良だけの特別開催となりますので、是非、この機会に”と、さしもの奈良博もいささか興奮気味。同展は5/8(日)まで開催。
港区高輪にある「品川プリンスホテル」に4/8(金)、水族館「アクアスタジアム」がオープンする。
せっかくのオープンであるのだが、しかしながら親会社は未曾有のドタバタが続いており、一部のプリンスホテルの売却が進められている。すでに横浜プリンスホテル、京都宝ケ池プリンスホテルの売却が決まったとか。なので、オープンと同時に売却!などというようなことが起こりかねないわけであるが、もしそうなった場合、問題はその売却先だ。
「ザ・リッツ・カールトン・アクアスタジアム」などというようなことになると、とても近寄りがたい入館料になっていそうだ。逆に「東横イン・アクアスタジアム」となると、なんか自販機コーナーのわきに魚が泳いでいそうだ。
——という冗談はともかく、今のところ、品川プリンスホテルの売却はなさそう。300種の海水魚を飼育展示するほか、イルカやアシカのショー、エイやサメが泳ぐ長さ20mの水中トンネルなどが設けられる予定。
一方、このアクアスタジアムの登場で、“都内で唯一イルカのショーが見られる”としていた大森海岸の「しながわ水族館」も安閑としておれなくなった。
その対抗策なのかどうか、同館はこの冬に急遽、目玉ともいうべきトンネル水槽の改修にふみきり、マダラトビエイや全長約1m50cmの大型ウツボの入団を発表。さらに特設水槽でのクリオネをGW明けまで登板させることを決定。新戦力の投入で存在感を示す構えだ。
世の中に何が嫌いといって、ゴキブリがキライ、という人は少なくないと思われるのだが、そのような人々を恐怖のどん底に突き落とすようなコーナーが「多摩動物公園」(東京都日野市)に登場した。
その名も「ゴキブリふれあいコーナー」。
期間限定でゴキブリを実際に触って観察できるというのだ。しかも、触るのは世界最大級の「ヨロイモグラゴキブリ」!
ゴキブリ嫌いの方は、ゴキブリに対しての先入観がかわるかも知れない。一方、ゴキブリ好きの貴方はよりいっそうゴキブリ好きに…というわけで、どちらのタイプの方にもおすすめのイベントだ。
3/6(日)、3/19(土)、3/26(土)の13:30〜14:30に開催。
冬場の水族館というと寒々とした印象があるものだが、この時期、意外にも珍魚の展示が多い(ような気がする)。冬で気温が低く、深海から捕獲した時のダメージが少ないからなのだろうか。
千葉県の「鴨川シーワールド」では、世界でも例がないという「白いタカアシガニ」を展示中。
水深250mの底刺し網漁で捕獲されたものだが、タカアシガニのアルビノは報告例がなくたいへん珍しいという。
一方、神奈川県の「江の島水族館」では、これまた世界初の展示となる「シンカイエビ」を公開中。相模湾の水深約600〜1400mのところで採集されたもので、深海では赤色が目立たないためか、全身が真っ赤になっているのが特徴的。
さらに、静岡県の「あわしまマリンパーク」では、珍魚「ワヌケフウリュウウオ」を展示中。アンコウの仲間で、上から見るとトランプのスペード形をしている。水深100〜400mの海底に生息している魚で、なかなか生きているものは捕獲できないそうだが、今年は活きのいいのが網に入ったので展示の運びとなった次第。
*「ワヌケフウリュウウオ」は2月22日朝、死亡のため展示終了。飼育期間は約3か月。
写真は、大阪の「交通科学博物館」に展示してある新幹線の第1号「0系新幹線」だが、この新幹線が久方ぶりに動き出す。といっても夜中にどこかに行ってしまうわけではなくて、JR西日本が山陽新幹線開業30周年を記念して「0系新幹線」による臨時列車を運転するというもの。車内では、当時の制服と当時のメニューで開業時の車内販売を再現するなどの催しが。
運転は3/10(木)、19(土)、20(日)、26(土)、4/2(土)の各日で、切符は運転日の1か月前から発売開始。なお、当日は6両の列車編成のうち、5両までが禁煙車。開業当時はまだまだ「煙草は大人のたしなみ」だった時代で、時世が変わったといえばこれほど変わったものはないだろう。JTの職員などは密かに涙しているに違いない。
復刻駅弁については、今年の9/30(金)まで山陽新幹線の主要駅で販売中。
山形県は鶴岡市にある「鶴岡市立加茂水族館」が来る2005/3/20(日)、ついに世界一になる。それもクラゲで。
同館は1997(平成9)年に初めてクラゲの展示を手がけて以来、着々と飼育展示する種類を増やしてきた。そして、3/20(日)には、展示種類20種以上というクラゲ水槽「クラネタリウム館」がリニューアル・オープンし、展示種類17種のアメリカの水族館を抜いて世界一になるという。
一口に20種といっても、そもそも数か月の寿命しかなく、ちょっと水質が悪くなると溶けてしまうクラゲを常時展示するには、相当な手間と苦労がかかっている。“世界一”になる瞬間を目撃したい貴兄は、是非3/20(日)に鶴岡へ行こう。写真のような幻想的な光景が待っている!…といいたいところだが、この写真は鶴岡で撮ったものではない。「クラネタリウム館」はなんと撮影禁止なのだ(けちー、いけずー、因業ー)。というわけで、読者諸兄は広島の宮島水族館で撮った写真で我慢のこと。
※2006年現在では、クラネタリウム館は一部撮影OKとなっている
「大塚家具」といえば、東京ドーム何個分といった比較がついてまわる店舗面積を誇る巨大家具店。その「大塚家具」が今年から小さくなるというのだ!
といっても「小塚家具」になるわけではない(?)。これまでは三越デパートの跡地や臨海副都心などに1万平米を超える巨大店舗を出店してきた同社であるが、今後は銀座や青山などのショッピングエリアに従来の1/10〜1/30ほどのサイズの小型店を、早ければ年内にもオープンさせていくという。
実は同社の決算は減収減益で、いささか失速気味。しかしながら各地にある巨大店舗のおかげで「大塚家具」のブランドは浸透したとして、今後は小回りのきく小型店舗で新たな集客を計りたい構え。あの、名物といってもいい、“密接な接客”が小型店舗でも展開されるのかどうかは現在のところまだ不明である。
激しい磁気嵐などにともなって出現する夜空の芸術“オーロラ”。
北海道でもごくまれに見られることがあるというが、そうはいってもなかなか天然物にはお目にかかれない観光客のために、人工的に再現した「オーロラファンタジー」が、北海道知床のウトロ温泉で2/5(土)から。
夜空をスクリーンにレーザー光線とサウンドで演出し、3/21(月)までの夜20時から20分間出現する。
毎年冬季に実施して好評なのだそうだが、そうはいってもなかなかやり続けるのはたいへんらしく、“今年から観覧料300円いただくことにな”ったそうだ。
と思っている人にぴったりかも知れないのが、大宮・赤羽と奈良・大阪・USJを結ぶ夜行高速バス「特急やまと号」の「117(いいな)キャンペーン」。
2/1(火)〜2/28(月)の1か月間、往復運賃(通常13,000円)を11,700円に値下げするもので、新幹線での往復に比べて半額以下という値段が売り。期間内で10日以内に往復するのが条件。
東京・表参道にある新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館 ネスパス」で、旅館の若旦那が集まって、新潟中越地震からの復興ののろしならぬ湯けむりをあげる。
1/29(土)〜2/1(火)の会期中、新潟県内の6つの温泉から毎日、新鮮な湯を運び込み、湯のにおいや肌触りなどを体験してもらう。また、温泉ソムリエのトークショーや地酒、食材の紹介なども行われる。
この4月から「大分県総合文化センター」が「iichiko総合文化センター」に模様替えする。別に施設はかわらないのだが、麦焼酎「いいちこ」で知られる三和酒類が命名権を購入したため。
命名権は、野球場やサッカー場などで話題になり、ハコモノを造ったはいいが青息吐息の自治体が熱い視線を送っている「金銭捻出策」のひとつであるが、実際に企業が自治体から文化ホールの命名権を購入したケースは、これが全国初。
この命名権ブーム、きっと今後も広がっていくだろう。自治体はもちろんだが、交通機関とて一皮むけば財政難であることには変わりない。
「22番線から楽天仙台行き、やまびこ号発車いたしますー、20番線には雪国まいたけ新潟行き、Maxとき号が到着します、危ないですから白線の内側に…」
「羽田発、ソフトバンク福岡空港行き、長崎カステラ空港行き、一太郎徳島空港行きは、まもなく搭乗手続きを…」
——と、こんなアナウンスが流れる日もそう遠くないのかもしれない。
水族館でお泊り体験ができるというイベントが、千葉県の鴨川シーワールドで行われる。
実施は3/20(日)、26(土)、27(日)の3日間。トレーナーや飼育係との夕食会、夜の水族館探検などの後、大水槽の前で就寝。各回定員60名。応募は電話にて、実施日の10日前〆切。参加者は寝袋持参のこと。
2月9日は「ふぐの日」。養殖関係者の間ではフグに感謝する神事などが行われるが、それはさておき、ふぐ料理専門店玄品ふぐでは、「ふぐ刺し」を29円でサービスするというキャンペーンを行う。
1人1皿の限定で、2/9(水)〜11(金)の3日間、全53店舗で実施する。
ネコも杓子も韓流ブームだが、それは博物館とて例外ではない。
愛知県の野外民族博物館 リトルワールドでは、例年、キムチの漬け込みシーズンとなるこの時期に、韓国物産の即売会や伝統芸能の公園などのイベントを行っているが、今年は「韓流祭」として、さらにスケールアップした。
サムルノリの公演やキムチ作り教室はもちろん、sona(ユンソナ)のコンサートやドラマに登場した韓国料理の期間限定販売、韓国ドラマのロケ地をセットで再現、ミュージアムショップでは韓流グッズの販売などなど。1/15(土)〜30(日)まで。
なお、リトルワールドの博物月報ルポはこちら。
探査機ホイヘンスから送られてきた土星の衛星タイタンの“音”がESA(欧州宇宙機関)のサイトで公開されている。第一声は「これ、本番ですか?」だった(←古い)。
確かに何らかの大気を切って降下して行ってる音ではある。地表に着いてからは何かすごいことになっているらしいが…。8年かけてたどり着いて、我々が初めて耳にする彼の地の音。携帯電話の着信音にいかが?
http://www.esa.int/export/SPECIALS/Cassini-Huygens/SEM85Q71Y3E_0.html
土星の衛星「タイタン」を発見した人の名を冠した探査機「ホイヘンス」が、タイタンからの写真を送信しはじめた。これが人類が目にする初めての光景になる。
タイタンは厚い雲に覆われていて今までまったく地上の様子がわからなかったので、期待や希望的憶測も高かった。一番高かったのは、地上に降りていくとタコのようなタイタン人が出てきて…ではなくて、火山活動が起こり、雷鳴が轟き、メタンの嵐が吹き荒れているという、原始地球の再現のような環境が見られるのではないかということ(ホイヘンスには雷鳴の音を拾うためのマイクも搭載されている)。
しかし、写真を見る限りは、なんか留守宅におじゃましたような雰囲気ではある。
ホイヘンスは着陸後、30分ほどしかエネルギーが持たない。ホイヘンスが親機「カッシーニ」に搭載されて打ち上げられたのは1997(平成9)年。8年かけた長旅のすべてが凝縮されたこのフィナーレの30分間に送られてくる写真や解析に期待しよう。
http://www.asahi.com/science/update/0115/001.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050115k0000e040035000c.html
http://www.esa.int/export/SPECIALS/Cassini-Huygens/index.html

石川県美川町の北陸自動車道沿いに立つ“美川憲一”ならぬ“美川県一”の看板が消滅の危機を免れた、と「夕刊フジ」が報じている。
同町は明治初期に一時、県庁所在地になったというようなこと等々諸々を含め、「県で一番の町」をアピールしていたが、このたび町村合併で「白山市」になるにあたり、看板の進退が話題になっていた。
同町総務課は「看板は全国的に認知度が高い。(美川)町は消えても存続させる」と、看板の存続を決めたという。
美術作品を通じて「長寿」や「老い」を見つめ直すというユニークな(というかここの美術館でしか企画できないであろうと思われる)企画展「御長寿美術展—日本美術に見る長寿と老い」が、東京都板橋区の板橋区立美術館で開催されている。
翁、高砂、浦島太郎、寿老人など、芸能の世界での長寿の象徴を取り上げる前半コーナーと、現実のお年寄りの姿を描いた作品を展示する後半コーナーからなり、「老い」の本質に目を向ける。
“長寿・老いをめぐる造形表現の数々を楽しむと共に、お年寄りの長寿を応援し、また未来のお年寄りである若い方が、年齢を重ねることも悪くない、と感じられる展覧会を目指”すとのこと(同館サイトより)。会場出口には社会保険庁の出張所が(これは嘘)。2005年1/10(月)まで(12/28〜1/3は休館)。
なお、100歳以上の観覧者とその付き添い1名は入館料無料、さらに展覧会図録を1冊プレゼントというので、お達者な方はこの機会に是非。
さて、こんどのNHK大河ドラマは『義経』だそうだが、源平合戦ゆかりの地でもある神戸の須磨海浜水族園では、源氏と平氏にちなんで名付けられた水族たちを展示する「水族源平合戦——義経にちなんだ魚たち」を開催中。
熊谷次郎直実と平敦盛との一騎打ちにちなんだクマガイウオとアツモリウオや、弁慶と平家のクロベンケイガニとヘイケガニなど、同じ水槽に展示したら何やら大変なことになりそうな面々が、みなさまのお越しをお待ちしている。2005年1/18(火)まで。
なお、当地を訪れた際は、近くにある須磨寺もおすすめ。タッキーはいないが、その昔、『新平家物語』(1972年)に出演した仲代達矢のスチール写真などがある。
ディアゴスティーニに代表される分冊雑誌のシリーズもいい加減食傷気味といったところだが、出す側はまだまだあれこれアイディアがあるようで、春先にかけての各社のラインナップはこんな感じ。
・小学館『クラシック・イン』全50号(2005/01/25創刊)
・講談社『四国 遍路の旅』全30号(2005/02/17創刊)
・朝日新聞社『司馬遼太郎 街道をゆく』全50号(2005/01/18創刊)
↓なかには、こんな企画も!
・講談社『ロック栄光の50年』全30号(2005/03/01創刊)
“編年体でロック50年の歴史を再現する”のだそうだ。
しかし、過去を振り返るというのは一番ロックらしくない気も…。
NHK大河ドラマ「新選組!」の放映が終了したが、近藤勇の生誕地・東京都調布市で11/28(日)まで開催されていた「ちょうふ新選組フェスタ」の入場者数が、目標としていた損益分岐点の45万人を大きく下回る18万2214人だったことがわかった。
同フェスタは神代植物公園などを会場に、目標60万人とぶちあげていたものを7月に45万人へと下方修正したが、はるかに及ばなかった。調布市では補正予算を組むか検討中といい、現在、市長と助役は閉門蟄居中(これは嘘)。
土方歳三の故郷・東京都日野市での「新選組フェスタ in 日野」が、目標の20万人を上回る30万人の来場者を集めたのと好対照。
香取クン、山本耕史に惨敗す。
「鴨川シーワールド」では、12/25(土)までの間、クリスマスイベント「サンタの衣装でベルーガと記念写真」を開催中。
サンタの衣装を着て、北極海から来た白イルカ「ベルーガ」と記念撮影ができるというもので、毎日14時のベルーガパフォーマンスショー終了後に実施。定員は各回10名。
「晴天の霹靂」とは、晴れた日に突然雷が鳴ること。
今日12/1(水)は「晴天の霹靂」が一番多い日として知られ‥‥というのは嘘で、1974(昭和49)年のこの日、金権腐敗と物価高で森喜朗並みの不人気と批判にさらされていた田中角栄首相の後継者に、清廉だが弱小派閥の三木武夫が電撃的に抜擢された。その三木が口にしたのがこの言葉。
“自民党のイメージ回復を”という裏の事情もあるが、派閥力学が今よりもほとんど万能に近いほど幅を利かせていたご時世だったので、“安倍幹事長”などものの比ではないサプライズであった。
なお、昨2003(平成15)年のこの季節に、「晴天の霹靂」という同じようなセリフを口にした人がおられた。その方も、前任者が辞めるか辞めないかでさんざんもめたあげく、自分にタライが…もとい、お鉢がまわってきたのであった。その方は結局、今年優勝できなかったが、来季も続投するそうである。
今日11/30(火)は、東京で暖房を入れ始める日。本日より3月26日まで。
もうとっくに入れている? 最もこの日付は、ガス会社が全国一斉アンケートを採ったわけでも、我が家の日記によったわけでもなく、日平均気温が10度以下になる日を暖房を行う日と決めて、はじき出しているそうである。
1890(明治23)年の11月29日、初の帝国議会が開かれた。そのため、この日は「議会開設記念日」。1990(平成2)年の同日には議会開設100年の記念式典が行われ、国会議事堂の一般開放に10万7000人が詰めかけたという。
なお、1970(昭和45)年、議会開設80年を記念して国会の向かいに建てられたのが「憲政記念館」。演壇に上がったり議席に座ったりできる「議場体験コーナー」があり、これで貴方も“代議士先生”の気分に。
今日、11/24はパレオパラドキシアな日。約2500万年ほど前に、日本各地のマングローブの繁る海岸で水陸両生の生活をおくっていたと思われるパレオパラドキシアが、1982(昭和57)年のこの日、埼玉県・小鹿野町で化石となって発見された。
その学名は「奇妙な」とか「予想とは違った」というギリシア語に由来するとか。
長瀞にある「埼玉県立自然史博物館」で骨格標本と生態模型が展示されている。

今日11/14(土)は関門橋の日。1973(昭和48)年のこの日に開通し、本州と九州が初めて橋でつながったのだ。
この橋は残念ながら歩いて渡ることはできないので自動車族の独壇場だ。しかし、かつて一度、人が歩いて渡ったことがあった。開通直前に、下関・北九州の両市が催した「関門橋歩行見学会」である。両岸から抽選で選ばれた一般市民9000人ずつ、計1万8000人が橋の全長1068mを歩いて、橋の完成を祝した。
この記念行事、当初、両市が企画した時に、建設省や日本道路公団はいい顔をしなかった。「自動車専用の高速道で人を歩かせるのは困る」と難色を示したそうだ。「これが前例になって、本州四国連絡橋でも同じ要望が出るのでは」ともいった。
両市は「海峡に橋を架けるという長年の悲願達成の喜びをあらわしたい」と説き伏せて何とか実現にこぎつけたのだが、これが前例になるかも知れないとはなんたる慧眼だったことか。もしかすると今でも「あんとき断っておけば…」と渋顔をしている役員とかが国土交通省や日本道路公団の中にいるのかもしれない。
今日、11/13(土)はヤンバルクイナの日。1981(昭和56)年のこの日、沖縄本島与那覇岳で見つかった鳥が「ヤンバルクイナ」と命名された。かねてから未知の鳥がいるという噂があったが、この年に成鳥の捕獲に成功し、“新種”のお披露目となった次第。
国頭村・辺戸岬の近くには実に高さ11・5mの奴がいる。もっともこれは「ヤンバルクイナ」をかたどった展望台であるが。胸の部分の窓から太平洋を一望することができる。
サントリーが、ウイスキーを樽ごと販売し始めた。
樽のサイズや熟成年数などによって価格が異なり、お値段は1樽50万円から3000万円まで。多いものでボトル約500本分、少ないものでも約100本分に相当するという。
こんなので鏡開きをした日には、会場はさぞかしすごい芳香になるに違いないが、実際は「樽」そのものがドカンと届くのではなく、直筆サイン入りラベルを貼ったオリジナルボトルが配送される(だから、特別な贈答用としてぴったりです、とサントリー)。
ただオリジナルラベルを貼っただけのお酒と違うのは、樽によって味がすべて異なるところ。購入者は、わざわざ蒸留所へ足を運んで入念なティスティングを行った上で購入してもらうとか。
なお、購入者がどうしても「樽」を欲しい場合は、使用後に加工料・送料を別途負担で送るというが、アルコールを乾燥させるため、“中身”を届けてから半年後になるそうだ。
柵にかけたままほったらかして置いたボロタオルがだんだんニューネッシー(1977年大洋漁業のトロール船がNZ沖で引っかけたネッシーのような死体)に似てきた。
そういえば、子どもの頃読んだ水木しげるの『妖怪図鑑』に、「雑巾や布切れをほったらかしにしておくと、やがてヘビのような顔が現れて、妖怪になる」とあったので、そろそろヤバいかもしれない。今度、天ぷら油を捨てる時など、有効に用いて成仏していただこう。
11/6(土)から江戸東京博物館にて「Oh!水木しげる展」が開催中。師走のひとときを水木翁や妖怪とともに。2005年1/10(月)まで。
福岡の「マリンワールド海の中道」では、珍種のサメ「メガマウス」が同館に座礁搬入されてから10周年になるのを記念して、11/28(日)に「メガマウスと驚異のサメたち」と題したトークショーを行う。当日はメガマウスグッズの当たるビンゴ大会も。
また、11/29(月)〜12/25(土)の期間、2003年に静岡県で発見され「東海大学海洋科学博物館」で剥製として保存されている個体を、同館で特別展示する。
マリンワールドの標本は、口を閉じた状態の液漬標本、東海大学のは口を開いた状態の剥製なので、両者を見比べることによって、メガマウス(=大きな口)といわれたこのサメの特徴がよくわかる。しかも、“剥製と液漬の同時展示は世界初”。ファン(?)にはたまらない、夢のスーパーセッションというわけだ。
「読書の秋」にちなんで、例年この季節に古本市やバザーを開催するところが多い。
先年も、ある大学の大学祭で古本市が開催された。その時の大学生協の会報にクロスワードパズルが載っていた。余ったことばを並べ替えて応募するもので、正解はお約束のように「フルホンイチ」なのだが、正解発表の号で、わきに小さく「フルチンホイも正解と致します」とあった。
この人物は、正解すると500円の図書券がもらえるかも知れないという誘惑を断ち切ってまで、この躍動感あふれることばを考え出したに違いない。今となっては彼が図書券をもらえたかどうか知る由もないが。
東京・神保町では、10/29(金)から「東京名物神田古本まつり」が開かれる。11/3(水)まで。
この日、日本で初めての冷凍食品が…というわけではなく、冷凍のトウから10月。そして、マイナス18度が冷凍商品にとって最適な温度であるということから、18日となった。
なので、この日ばかりは晩のおかずをすべて冷凍食品にしてもかまわないとされている(嘘)。
今日10/15(金)は、コカ・コーラ見参の日。
1949(昭和24)年のこの日、来日していた大リーグ3Aチーム「サンフランシスコ・シールズ」が後楽園球場で巨人と対戦。この時、球場内でコカ・コーラが販売され、アメリカン・ムードを演出した。
この黎明期にコカ・コーラを飲んだ人幾人かに、コーラを初めて飲んだ時の感想を聞いたところ、「薬のようだった」という返答が多かった。言われてみれば確かに漢方か根菜のような味がしないでもない。ともかく、「スカッとさわやか!」というふうに日本人の舌が慣れるまでにはしばしの時間が要ったということだろうか。輸入が自由化されるのは、さらにその12年後の1961(昭和36)年になってからである。
現在では、お近くのコンビニや自販機でどうぞ。
今日はいうなれば、“裏写真”の記念日。といってもマジメな話である。
1959(昭和34)年のこの日、ソ連の宇宙ロケット「ルーニク3号」が初めて月の裏側の写真撮影に成功した。これが、人類が初めて目にする貴重な「裏写真」となった。裏側は広大な台地が続いていて変化に乏しく、宇宙人の秘密基地もウサギの放兎場もなかったという。
月はいつも同じ方向しか地球に向けていないので、縄文人であろうがヨーロッパの王侯貴族であろうが江戸の俳人であろうが、みんな同じ月を見ていたことになる。
今晩、家路につく途中にでも月を見上げてみよう。1959年にならなければ見られなかった「裏の顔」の想像がつくだろうか?
今日10/4(月)は「イワシの日」。0を“わ”と読ませて、104をイ・ワ・シ。
大阪府の多獲性魚有効利用検討会が1985(昭和60)年に提唱した。そのイワシも漁獲量が急減して、だんだん“多獲性”ではなくなってきているが。今日はイワシ…が高ければ、サンマにでもしますか。
なお、「マグロの日」は10月10日、「ブリの日」は12月20日で、おのおの支持基盤固めに余念がない。
広島で養殖牡蛎の水揚げが始まり、いよいよ秋の牡蛎もシーズンイン。
牡蛎は鮮度が落ちやすい。新しいものは貝柱が半透明で、古くなると白っぽくなるとか。ちなみに包装容器入りの生ガキに「生食用」か「加熱調理用」かの表示が義務づけられるようになったのは、1967(昭和42)年のこの日から。
というわけで、今日は生食か鍋かフライで、牡蛎でも…。
10/1(金)は、東海道新幹線開通の日。1964(昭和39)年のこの日、東京—新大阪間に走った。従来、6時間半かかった東京—新大阪間を「超特急ひかり」で4時間、「特急こだま」で5時間に短縮した。
現在は「のぞみ」などですっ飛ばしてゆくので、当時の「超特急ひかり」の気分を味わいたい方は現在の「こだま」にでも乗るとちょうどよい(4時間かかるが…)。
当時をしのぶ遺構(?)としては、開通当初の第1号車が、JR大阪環状線弁天町駅前の「交通科学博物館」に保存されている。先頭車、食堂車、グリーン車など4両が展示され、先頭車の車内はミニシアターになっているが、なまじ休日などに行くと、映画そっちのけで子供らが大騒ぎをしている。
あるいはこのようなもので、“新幹線”に憧れた往時をしのんでみてもよいかもしれない。
今日、9/25(土)は太平洋“発見”の日。あんなデカいもの、わかるだろうと思うかもしれないが、ヨーロッパ人にとっての話。
スペイン人のコンキスタドール(新大陸征服者)であるバルボアは1513(永正10)年のこの日、パナマ地峡を横断して、ヨーロッパ人として初めて太平洋を“発見”、「南の海」と呼んだ。その6年後にはポルトガル人マゼラン率いるスペイン艦隊が太平洋横断に挑戦、1521(永正18)年3月にグアム島に到着し、「静穏な海(太平洋)」と名付けた。3月のグアム島では「Discovery Day」と題して、ウマタック湾で一行の上陸の様子を再現する催しがあるそうな。ちなみにこの頃の日本は北条早雲などが活躍する戦国時代。
今日9/13(月)は、夏目漱石の『吾輩は猫である』のモデルになった猫の命日。
漱石が、自宅に迷い込んできた黒猫をモチーフにこの作品を発表したのが1905(明治38)年の1月。38歳の遅咲き文壇デビューである。それから10年ちょっと経った1916(大正5)年にぽっくりと逝ってしまうのだから作家としての期間は実に短い。その上、芥川賞も直木賞ももらっていない(当たり前か)。
それはともかく、猫。
漱石が『猫』を書いた当時、彼の家は東京都文京区千駄木町にあった。現在その家は明治村に展示されている。書斎にあがることができるので、文豪気分が味わえるというものだ。
漱石は文壇デビューの後、点々と引っ越しをしている。そもそもネコは環境の変化が嫌いで、「猫は家につく」などといわれていた時代だったが、この黒猫は主人の引っ越しにつき合って、家々を渡り歩いたそうだ。
『吾輩は猫である』の作中では、主人公の「猫」は“南無阿弥陀仏”を唱えながら水死してしまうが、モデルの方は1908(明治41)年のこの日、早稲田南町の漱石宅の物置に置いてあった古いかまどの上でひっそりと息を引き取った。
今日9/9(木)は「重陽」と呼ばれ、菊の節句にあたる。
中国の行事から渡来したもので、霊薬といわれていた菊を用いた菊酒を飲んだりする。寒さに向かっての無病息災と防寒の意味も兼ねていたようだ。中国では収穫が一段落した晩秋の行楽も兼ね、酒や茶菓で祝ったという。
もちろんこれは旧暦での話で、現在の暦では残暑厳しく、菊にはまだ早い。なので、酒を飲むところだけあやかるとしようか(←おい)。
いろいろと噂されているロッテの提携相手であるが、それが上野動物園であることが判明した。
恩賜上野動物園では、規制緩和で民間企業からの広告収入を積極的に受け入れる施策をとっており、その一環で園内の案内板への企業広告を募集していた。
今回、その提携相手が決まり、ロッテがサル山の動物解説ボードに広告を載せることになったという。このほか、パンダがペットフード製造の森乳サンワールド、カバが日清製粉、サイが東京糸井重里事務所となっている。年俸もとい広告料は年間168万〜294万円(推定)。
もっとも、これはロッテが広告を出すだけであって、バーターでマリーンズの選手が動物の形をしたメットをかぶってプレーする、というようなことが起こるわけではないが…。
デジタルコンテンツの制作を手がけるクラフトマックスは、去る8/27(木)から大阪近鉄バファローズのサイトにおいて、3DのCGによる公式戦生中継を始めた。時差は60秒以内で、あらかじめ用意されたCGを組み合わせることによって再現する。
試合終了後でもバックナンバーとして過去の試合を見ることができるのだが、野球の試合の「間」を短縮し、1試合30分程度で楽しめるという。
当のバファローズが来年以降CGでしか見られないチームになってしまうのかどうか、なかなか微妙な時期に始まったサービスである。
というようなことになって長距離陸上のトラックでの走りほど、ぱっと見、わからないものはないのだが、それはマツタケの「走り」においても同じこと。
マツタケの新物が出始める今日この頃、ローソンは8/17(火)からマツタケ入りおにぎりを発売した。
新潟こしひかりにマツタケのスライスが3本入った高級おにぎりだが、これはローソンのスタッフがお盆休み返上で松林の中を駆けずり回って集めてきた…わけではなく、昨年収穫された中国産の水煮。秋の味覚を一足お先に、周回遅れで堪能しようという寸法。
とはいえ、在庫限り、味に自慢の高級品。確保できたマツタケの量から計算して、発売してから2週間程度で売り切れる予定なので、お好きな向きはお早めに。
分冊シリーズにもいろいろあるものだが、集英社は今秋、“読む人間ドック”と題して「健康百科」(全30冊)を刊行する。
現代病の予防策や正しい知識を紹介するというもので、創刊号は『脳梗塞』『肝臓病』『糖尿病』『乳ガン』の4冊同時刊行!? このうちのどれか1つぐらいは身に覚えがあるだろう?というわけか。
夏の疲れはとれたはずなのに、なんか体調がおかしいなぁ——と思い始める人が出てくる10月上旬創刊。各巻にはそれぞれ、病気の状態を示した臓器のフィギュアが付く(これは嘘)。
吉野家は8/5(木)から9/1(水)まで、“牛丼”が当たるキャンペーンを実施する。
豚丼、牛カレー丼などについてくるカードを4枚集めると、もれなく100円割引券がもらえるほか、カードについている応募券を送ると、抽選で1000名に今や幻となった“牛丼”が当たる。これは米国産牛肉を使った3食分の冷凍パックで、頑張って全国からかき集めたというシロモノ。ご丁寧にオリジナルどんぶりと箸付き。
ちなみに吉野屋では、「店長」は牛丼盛りつけの最高責任者。すばやく美しく且つ正確な量を盛りつけるために、人によっては自宅に帰ってからも洗面器に小さく切った布を浮かべて練習するそうだから、当たった人は食事の前にぜひ鍛錬してみてほしい。
いささか食傷気味な「食玩」ものではあるが、4/26(月)から「アルプスの少女ハイジ」のフィギュア付き食玩が北陸製菓(石川県金沢市)より発売された。昨年6月に販売したシリーズの第2弾。
おまけについている…じゃなかった、メインのお菓子は“物語にチーズがよく出てくることから、チーズ味のビスケットを同封”(日経流通新聞4/27付)とのこと。フィギュアはオープンにして、箱を開けてみるまで黒パンが出てくるか白パンが出てくるかわからないようにすればいいのに、と思うのは単なる番組への郷愁か?