January 01, 2009

[NEWS] 博物月報URL変更のお知らせ

日頃、博物月報をご覧いただき、ありがとうございます。

博物月報は、サイトリニューアルにともない、2009年1月1日より、URLを変更いたしました。

新URL   http://www.hakubutu.jp/

今後とも、各地の博物的情報をサルベージしていく所存。なにとぞ、ごひいきの程、よろしくお願い申し上げます。

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November 12, 2008

[today] おしん最高視聴率の日

Oshin 1983(昭和58)年、NHKの連続テレビ小説で放映されていた「おしん」がこの日、最高視聴率62.9%を記録した。

 この番組、当時のブームはすさまじく、7月には舞台となった山形県の国鉄酒田駅前に「おしん」の銅像まで建った。もっともこの銅像、「おしん役の小林綾子ちゃんに似ていない」とクレームがつき、3か月後に首をすげ替えられるハメになるのだが。

 現在では、酒田市の「庄内米歴史資料館」に記念像が建つ。

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October 12, 2008

[NEWS] 下村脩博士ノーベル賞受賞でクラゲ界に大変動

Kurage オワンクラゲを使った蛍光たんぱく質の研究で、下村脩博士ノーベル化学賞を受賞したことが、クラゲ界に大きな影響を与えている。
 このニュースに敏感に反応したのが、ともにクラゲ展示で知られている神奈川県の新江ノ島水族館と山形県の鶴岡市立加茂水族館

 新江ノ島水族館では、さっそく、オワンクラゲの動画の配信と標本の展示を開始。

 一方、鶴岡市立加茂水族館では、オワンクラゲ大型水槽に栄転させるとともに、従来大型水槽にいたハナガサクラゲを小水槽に左遷した。
 滅多に見られない幻想的なクラゲともてはやされていた当のハナガサクラゲは、すっかりいじけて、1日の半分は水槽の隅でうずくまっているそうだ(嘘。夜行性だから)。

 いずれにせよ、クラゲ展示で先行するこの両水族館の対応は、今後、全国の水族館に波及するとみられ、クラゲにとって、かつてないほど、露骨な人事異動が行われる秋になりそうだ。

 写真は鶴岡市立加茂水族館クラゲ展示室「クラネタリウム」

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October 06, 2008

[NEWS] 熊肉の駅弁登場

 秋田県内陸部の阿仁地区はマタギと呼ばれる狩猟民がいたことで知られているが、そんなマタギの食文化をテーマにした駅弁が、2008年10月12〜13日の両日、東京駅構内の「東京エキッチン」で販売される。

 秋田県大館市の老舗弁当店・花善が全400食限定で企画した「マタギな鶏めし」がそれだ。
 弁当箱は秋田杉、熊肉は阿仁でしとめられたもの。鮎の甘露煮は阿仁川産、比内地鶏に大館産山芋、と、地物食材の贅(?)を凝らせた結果、お値段なんと5250円(税込み)と、京風懐石弁当が裸足で逃げ出すような価格になってしまった。

 それでも“食材や器の仕入れ値が高いため採算はとれない”(2008年09月23日付「河北新報」web版)そうだ。
 東京駅での販売は当日午前8時30分から整理券を配付する。ほかに花善の店頭および秋田駅でも2008年10月11〜13日に販売する。

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August 16, 2008

[NEWS] シーラカンスを食い尽くせ!

Aquamarine_fukushima 去る2008年3月に、シーラカンス型のたい焼き「ゴンベ焼き」を発売したアクアマリン福島(写真)が、このたび、アイスモナカ「ゴンベアイス」(PDFファイル)を売り出した。

 “ゴンベ”とは、アフリカ・コモロ諸島でのシーラカンスの呼び名「ゴンベッサ」に由来したもので、海洋深層水を用いたほんのりとした塩味が、深海に棲むシーラカンスを彷彿とさせる。このモナカの原型は館長お手製だという。

 さらに、シーラカンスの焼き印を押したかまぼこ「ごんべちゃん」もリリース。通常のかまぼこよりも歯ごたえがあるといい、シーラカンスにむしゃぶりつく気分が味わえる。

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August 13, 2008

[NEWS] 8月14日、歴史的和解の日

 来る8月14日は、北海道襟裳岬にとって、歴史的和解の日なのである。

 1997年のこの日、岬に、森進一「襟裳岬」の歌碑が建った。襟裳岬のあるえりも町は、歌詞の「♪えりもの春はなにもない春です」という一節に永らく反発していたことで有名。
 「窓を閉めていてもご飯に砂が入る」とまでいわれた砂地の土地を20数年かかってやっと緑化に成功しかけたころに流れた歌(1974年)だったので、これが地元民の逆鱗に触れ、岬には島倉千代子の歌碑は建っても、森進一の歌碑は建たないとまでいわれていた。

 実際、1992(平成4)年にえりも町で開かれた緑化記念のイベントでは、「♪えりもの春は世界一の春です」と改変して合唱し、NHKの歌の舞台を訪ねるという主旨の番組でも、地元民は「なんにもないっていうけれども、ちゃんと喫茶店もあるし、カラオケもあるんだから」と強く主張、歌の発表から20年近く経っても許す気配を見せなかった。しかしついにこの日、許す気になったようである。

 それにしても森先生、つくづく持ち歌であちこちから怒りを買う星の下に生まれついたらしい。

 ちなみに、本当になにもないかどうかはこちらからご確認を。

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July 08, 2008

[NEWS] 暑気払いのおススメプラン

Syokibarai 日中が蒸し蒸ししてくると暑気払いのシーズンが到来。「第1四半期の打ち上げだーー!」というわけで貸切の会場を探している幹事も少なくないと思われるが、狭くて広い日本各地にはこんな貸切スポットも存在している。

 貸切で、夜景が楽しめ、且つ時間延長とかでダラダラすることなくスパッと終わり、そのうえ駅のすぐそばという抜群のアクセス。幹事の方はぜひ検討してみてはいかがだろうか?

 ・24名・64,800円(90分/生ビール・焼酎・ウイスキー飲み放題、食事付き)

 ・28名まで・80,000円(80分/ビール飲み放題、飲食物の持込自由、カラオケ・おつまみ弁当付き)

 ・35名まで・24,000円(90分/生ビール&発泡酒計20リットルサービス、飲み物・おつまみの持ち込み自由、カラオケ歌い放題)

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June 24, 2008

[NEWS] オオカミなんか怖くない?

ookami 夏の繁忙期を前に、あの、泣く子も黙る旭山動物園が、また動き出した。

 2008年6月28日から新施設「オオカミの森」がオープンする。

 最大の特徴は、オオカミの放飼場の中に見学スペースが設置してあることで、オオカミに取り囲まれている気分が味わえるという。当初は3頭だけだが、これが繁殖して群れになれば相当な迫力だろうと思われる(ちなみにオオカミの群れそのものは多摩動物公園で見ることができる)。

 今回、旭山で展示されるのはカナダから来たシンリンオオカミ。かつて日本にはエゾオオカミニホンオオカミが棲息していたがいずれも絶滅してしまった。この展示は、かつて我々の祖先が山野で体験した怖い思いを体感できるかもしれない。ぜひナイトツアーとかで味わってみたいものである。

 写真はオオカミにまつわる民俗資料の一例(昭和後期)。

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April 28, 2008

[NEWS] それでも、5月以降値上げなのか?

shiroi_koibito 結論からいえば、昨秋にスタートして以来、さまざまな批判を受けながらも、国民の根強い支持は揺らがなかったといえよう。現在、日産50万枚を製造しているが、2008年6月からはさらに3〜4割増産する、というのだから。

 ガソリンのことではない。

 北海道札幌市の石屋製菓の主力商品、「白い恋人」の話である。

 同社は2007年8月に賞味期限改竄問題が発覚し、一時営業中止。昨秋、ふたたび生産を開始したが、そのあと飛ぶように売れているのである。
 すでに多くの土産物店や百貨店などでは品薄状態になっており、生産ラインを増強しているが、観光シーズンの7〜8月にはさらに品薄になる見込みだ。

 なぜ品薄が懸念されるかといえば、“従来は閑散期の5〜6月に、賞味期限を延長した製品を在庫として積み増ししていたが、賞味期限管理の徹底でつくり置きが難しくな”った(日経流通新聞2008年4月7日付)という理由もあるのだが、一方で、こんなに売れているのに、“今夏以降に白い恋人の10%以上の値上げを検討する”(同)そうである。

 理由は、原料となる小麦粉やバターの高騰。「超人気なのに値上げ」という、最近あちこちでお目にかかる、人気商品の“ねじれ現象”がここにも起こっているわけだ。
 これは一体、だれのせいにしたものか?

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March 23, 2008

[NEWS] シーラカンスのたい焼き発売

Tt_tp_latimeria2 アクアマリン福島では、2008年3月22日からシーラカンスの形をしたたい焼きゴンベ焼き(PDFファイル)の販売を開始した。

 名前は、アフリカ・コモロ諸島でのシーラカンスの呼び名「ゴンベッサ」に由来したもので、たい焼きの原型は館長自らが造ったという。


 写真は、リアル“シーラカンス”の味に最も近いとされる“食材”

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March 20, 2008

[NEWS] アブラボウズ食べちゃった!

Aburaboz 2008年3月19日、朝日新聞ウェブ版が、大阪でアブラボウズがクエと福岡でアラと称されて販売されていたと報じた。

 アブラボウズはカジカ目に属する寒流系深海魚で、成魚は1〜1.8mになる。名前の通り多量の脂を含み、地元はいざ知らず他地域では食材としてお目にかかることはまずない。

しかし、日本料理店の社長が「北の海で取れるクエの一種だと信じていた」と言っているくらいなのだから、(その言葉を信じれば)あんがい食えるものなのかもしれない。

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 写真は、北海道・市立室蘭水族館のシンボルフィッシュとして活躍するアブラボウズ。同館敷地のさまざまな場所に出現している。

⇒博物月報の市立室蘭水族館ルポはこちら

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January 01, 2008

[NEWS]子年のスタート

 いよいよ子年のスタート。札幌市円山動物園では、2008年1月27日まで特別展「ワイルドマウス展・北海道の野ネズミたち」を開催中。

 世界最小の哺乳類であるトウキョウトガリネズミや、エゾヤチネズミスナネズミなどがお披露目される。
 とくにトウキョウトガリネズミは、ネズミといいながらもモグラの仲間で、全長5cm、体重はわずか2g。年賀ハガキ1枚よりも軽い(!)。

 ところで、この“ネズミ”、北海道北部のサロベツ原野や幌延に分布しており、トウキョウとは何の関係もない。これは明治の頃に発見者が、「蝦夷(YEZO)」と「江戸(YEDO)」を誤記したことからこんな名前になってしまったのだとか。

 というと本来、エゾトガリネズミと名付けられるべきだったのかもしれないが、そのエゾトガリネズミと現在名付けられている奴(ややこしい…)もあわせて展示されている。こちらは世界初展示だそうだ。

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November 01, 2007

[NEWS] シーラカンスな一日

Latimeria 古生代デボン紀の頃に出現し、最近では東アフリカのみならず、インドネシアにも分布することがわかった“活きた化石”シーラカンス
 太古へのロマンに誘われて、シーラカンスの話で一日中盛り上がりたい……そんな貴女にお勧めのイベントが、2007年11月24日(土)にいわき明星大学で開催される。

 アクアマリンふくしま(福島県いわき市)の音頭取りで行われる、国際シンポジウムがそれだ。

 国内外のシーラカンス研究者が一堂に会し、プログラムもご覧の通り、朝から晩までシーラカンス漬け。シーラカンスをテーマにこれだけの規模で開催され、且つ一般人が聴講可能な催しは初めてではなかろうか?
 秋の一日をシーラカンスに身を委ねて過ごすのも、またとない経験だ。

 参加費は1400円で要事前申し込み。先着400人で定員になり次第締切。

 ⇒⇒⇒シーラカンスを食べちゃいたいぐらい好きな方!博物月報特選のシーラカンスのレシピはこちら!!

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October 18, 2007

[NEWS] 北の独裁国家、首都放棄か?

Kenbokki 永らく北の大地で独裁王制を敷き、2004年7月に東京都あきる野市へ遷都してきたムツゴロウ動物王国(国王・畑正憲)であるが、外貨収入が伸び悩みから、現在地での王制の存続を断念。再び北の大地を目指して大長征を開始した。

 現在の首都(東京都あきる野市)は2007年11月25日をもって放棄するという。

 北海道時代には永らく観光客にも門戸を閉ざし、鎖国政策を徹底してきた同国だが、こんど同地に戻ってからは、その鎖国政策を緩和するのかどうかが注目される。

 写真は、初代王都が置かれた嶮暮帰島(北海道浜中町)。

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October 02, 2007

[NEWS] マニア感涙の“ビューポイント”宿泊プラン

Ressya タモリ倶楽部の地道な活動が遂に陽の目をみたのか、京王プラザホテル札幌では、2007年9月から、「京王プラザの鉄ちゃん・鉄子の宿プラン」と名付けた部屋限定の特別プランを売り出した。
 このプランでは、札幌駅にカーブしながら入線する列車が眺められる13〜14階の計4部屋を用意。マニア感涙の“ビューポイント”として、発着する列車を楽しめる。シングル(朝食付)が1万6000円から、ラージツインプランは2万8000円。

 「これならば、よし、うちも!」と思い当たるホテルや旅館も少なくないのではなかろうか。
 写真は先日筆者が泊まった東北の温泉旅館からの眺め。列車の乗客と目が合うくらいの見事なビューポイントなのだが、惜しむらくは通る列車が一種のみと、バラエティに欠く(たまに変わった列車が通るとこんな写真が撮れるそうな)。

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October 01, 2007

[NEWS] 「次はオレ!」後継に早くも名乗り

Kome 「次はオレ!」と言って密かに計略を巡らせているのは、何もマンガ好きのアノ人だけではない。秋田県農林水産技術センター「あきたこまち」の後継者(米?)として「秋田89号」を開発したと発表した。
 JRの臨時列車のような名前だが、れっきとしたうるち米で、「あきたこまち」より粒が大きく、やわらかくさっぱりとした食味だという。

 じいさんがエラい人だったというアノ人に対して、こちらは祖母が「あきたこまち」と「ひとめぼれ」。
 「秋田89号」ではあまりにも味がないので、年内に名称を決めて数年後には「あきたこまち」にかわる総理総裁候補に仕立て上げる予定だ。

 もっとも、現在のうるち米作付は「コシヒカリ」が約40%(平成17年度例)をしめる最大派閥となっており、「あきたこまち」はわずか8.9%の弱小派閥に過ぎない。しかも、「あきたこまち」は最近売れ残りが目立っているという不安材料がある。
 オレ!オレ!言い過ぎて結局ネット世界でしか評価されなかったアノ人の例もあることだし、「地域の田んぼに根を下ろしてしっかりやってほしいですね」と、たまたま飲み屋で隣り合わせた秋田県人は語っていた。

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April 24, 2007

[NEWS] 洞爺湖サミット、VIPたちはどこへ行く?

Toya 2008年の主要国首脳会議(サミット)が北海道洞爺湖町で開催されることが決まった。北海道経済連合会は、早くも、開催による経済効果118億円とソロバンをはじいているが、我らがハクブツ的な関心は、VIPたちは会議の合間にどこへ行くか?である。

 まずは特別天然記念物である「昭和新山」である。今や観光として知られる昭和新山だが、じつはこの山、国の所有ではない。昭和新山の生い立ちを見守り続けた地元の郵便局長・三松正夫氏が、国の対応を見かねて、財産をはたいて新山生成地を買い取ったのだそうだ。
 売店街にたたずむ「三松正夫記念館昭和新山資料館」には氏の緻密な観測の成果ともいうべき、『ミマツダイヤグラム』がパラパラまんが風になって販売されている。ここでは、世界の首脳たちに、財産をなげうち火山を買い取ってまで科学的観測に尽くした男の存在を知ってもらいたいところだ。

 さらに、洞爺湖町には、あの有珠山噴火を体験できる「町立火山科学館」がある。噴火の記録や再現映像、ジオラマなどが主な見ものであるが、全館にわたって、手作りで歴史を記録しようという姿勢が好ましい。
 例えば、受話器を取ると、噴火の際の町の人たちの声を聞くことができるコーナーでは、昔の使い古しの電話器(電話器に「1F受付」「2F事務」などと書かれている)を使用していたりして、限られたものを有効に活用する精神は称賛に値する。

 サミットVIPたちには、「火山と共生する人々のたくましさ」と同時に、ぜひこの「もったいない」精神をも感じ取っていただきたいものである(洞爺湖町がサミット前に「火山科学館」を最新設備にリニューアルなどという浅はかな考えを起こさないことを望む)。

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March 17, 2007

[NEWS] 館長を公募

 先だって、静岡県東伊豆町の稲取温泉観光協会事務局長を公募して、1200人もの応募者があったことは記憶に新しいが、今度は青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)の館」館長の公募を始めた。

 立佞武多は津軽地方に伝わる夏祭りで、高さ20mを超す壮麗な山車の運行が見もの。「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」とともに青森三大佞武多の一つに数えられている。同館はその拠点であると同時に、中心市街地の活性化の役割をも担っている観光施設だ。

 公募はよいが、そのスケジュールは結構タイトである。2007年3月23日まで、わずか1週間で応募を受け付け、3月中に審査して決定。2007年4月から就任するという慌ただしさで、まるでどこかの政党の都知事選候補者選びを彷彿とさせる。
 もっともこのタイトさは、五所川原市議会の議決を待っていたためで、同館に罪はない。

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February 19, 2007

[NEWS] マリモのライバル登場

55en 観賞用のお土産として根強い人気を誇っている北海道のマリモの“ライバル”が、南の島から登場した。その名も「ぷちも」

 ストラップや瓶などに入った海藻が2〜3か月で倍に成長するというもので、正体はアオサの一種。沖縄県内に生息する海藻から培養し、特殊技術で天然にはない形に加工した。沖縄の海をイメージさせる土産物として期待されている。

 那覇市の水産物加工・販売会社「嶋活」が、高知県で海底深層水の研究をしている「海の研究舎」と共同開発をして送り出したこの商品、もともと食用として開発していたところ誕生したそうなので、「安全面には最新の注意を払っているので、もちろん食べることができる」(嶋活の小嶋清社長。那覇経済新聞より)のだとか!

 北海道のあのマリモ、最後は球がほつれて、ぐでんぐでんの藻になって、手に負えなくなった経験を持つ人も少なくないだろうが、今後は「すくすく育てて食べられる海ブドウ」なんて商品も期待していいのかも知れない。

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February 10, 2007

[NEWS] ネーミングライツその後

Hakodate_siden だいぶ前のニュースでも書いたが、地方自治体や交通機関の命名権(ネーミングライツ)販売はますますさかんになってきているようだ。

 函館散策の観光客にも人気の函館市電(写真)では、2007年1月24日から、停留所の「魚市場通」に副呼称をつけ「魚市場通(函館信金本店前)」と改称した。同市電では、今後もこのミドルネーム的ネーミングライツの販売を押し進めたい考え。

 あちこちにご当地キティを誕生させ、ピューロランドをやっとのことで運営しているサンリオは、かつて日経流通新聞紙上で「(キティには)公序良俗に反しない限り、なんでもさせる!」とまるで芸能プロダクションのようなことを語っていたが、市電や市バスもその域に近くなってきているようだ。

 でも、今日、こういう風潮を一番悔しがっているのは、この市かもしれない。なんたって、今を去ること1958(昭和33)年に、住民を二分するほどの議論の結果、タダで命名権を売り渡しちゃったのだから‥‥。

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February 05, 2007

[NEWS] 雪の松島どこへ行く?

Matsushima 移籍先が決まらなくて、悶々とした日々を送っているのは、なにもオリックスの中村紀洋だけではない。あの“雪の松島”も移籍先が決まっていない1人だった。もっとも移籍したからといって、松島湾から島が消えて無くなってしまうわけではなく、これは清酒の銘柄のオハナシ。

 宮城県の清酒「雪の松島」は、商品の7割が宮城県外に流通するという人気商品であるが、製造元の宮城酒類が収益悪化で2007年2月末に解散するため、製造中止に追い込まれていた。

 このままでは消えゆく銘柄になるところだったのだが、ここへ来て、酒類専門店チェーンのやまやが名乗りをあげ、宮城酒類から「雪の松島」ほか5銘柄の商標を取得した(PDFリリース)。
 やまやでは、宮城酒類の社員を引き継いだ上で、2007年春にもやまや版「雪の松島」として復活させる予定だという。

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January 27, 2007

[NEWS] 旭山動物園ばかりがなぜモテる?

Pengin_zoo ウチもペンギンの散歩をさせているのに、旭山動物園ばかりがなぜモテる?—と怒り心頭の恩賜上野動物園が、今度はペンギンをモノレールに乗せるという集客策に乗り出した。

 2007年2月22日〜24日の間、上野動物園モノレール東園駅に行くと、“ペンギン”たちが、軽快なタップで迎えてくれるという。

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January 25, 2007

[today] 最低の日

Winter 今日は最低の日なのである。なぜならば、1902(明治35)年のこの日、旭川で−41.0度という日本の気象観測では最低の気温を記録したからだ。

 日本経済新聞社刊『記念日ハンドブック』によれば、この日は“日本最低気温マイナス41度が旭川市で記録されたことから、ホカホカと温かい中華まんを食べるのには最適な日である”として“「中華まんの日」”が“制定された”という。しかし、−41.0度では中華まんで釘が打てると思うぞ。

 恵方巻き同様、行事や記念日にはいろいろなのが追随してくるものである。楽天出店業者でも早速。しかし、肝心の中華街は春節の準備に忙しいためか、静観の構え。

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January 24, 2007

[NEWS] 団塊割引!

Asamusi_aq 団体割引ではない。団塊割引
 青森県の浅虫水族館では、2007年1月22日から3月31日までの間、団塊の世代割引を始めた。通常1000円の入館料を、1947(昭和22)年生まれの人に限り5割引の500円。夫婦の場合はどちらかが該当すれば、2人とも5割引にするという。

 また、2月28日までは前日の降雪量に応じて入館料を値下げする降雪割引も行っている。10cm降れば1割引、50cmで5割引、1mで無料にするという。

 雪の中、わざわざ水族館までやってこようという人はそう多くはないかもしれないが、外は吹雪でも、館内にはピラルクーやアロワナなどの熱帯魚が、ぬくぬくとした環境で、悠然としてお待ちかねだという。また、GWやお盆などの繁忙期には黒山の人だかりができるラッコ水槽も、こんな雪の日にはきっと閑散。愛くるしい姿を、まるで独り占めするように堪能できるというのは、冬場ならではの贅沢といえようか。

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January 21, 2007

[NEWS] パンストを振り回して、ロマンチックな一夜を…

Snow_show パンティーストッキングを振り回して、ロマンチックな一夜を過ごす。そんなイベントが、北海道弟子屈町の川湯温泉で始まった。

 大気中に浮かんだ小さな氷の結晶が、太陽に輝いてキラキラ光る「ダイヤモンドダスト」は、厳冬の北海道などで見られる気象現象だが、実はこのダイヤモンドダスト、ドライアイスストッキングで簡単に作り出すことができるという。

 川湯温泉で、2007年2月28日(水)までの夜間に開催されている「ダイヤモンドダストパーティー」は、人工的に作り出した氷の結晶をスポットライトで照らし、幻想的な空間を演出するのだが、期間中、会場内には「体験スイングダイヤモンドダスト」のコーナーが設けられている。
 ここで“ドライアイスの入ったパンストを頭上で振り回す”ことで、たちどころにあたりは幻想的な光景に早変わりするのである。
 よく見ると、氷の結晶をつくりだす気球にもパンストがぶらさがっている。

 厳冬の北海道とパンティーストッキングのコラボで、貴方もロマンチックな一夜を過ごしてみてはいかがだろうか。

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January 19, 2007

[NEWS] 檻から出たり入ったり

Azarashi あの旭山動物園がまた新しい試みを始めた。普段は水槽越しにしか見られないアザラシを間近で観察できる「アザラシの園内散歩」だ。

 「あざらし館」の前の広場に、プールから出たアザラシを散策させ、陸上でのアザラシの動きを観察してもらおうというもの。アザラシの体調やストレスなどを勘案しながら、不定期で試験的に実施するとのこと。この季節、雪の上を這い回るアザラシを見られたらラッキー。

 一方、人間がライオンの檻に入る企画を考え出したのは、大阪の天王寺動物園。もちろん当たり前のことながら、檻にライオンはいない。ライオンが新設された放し飼い施設に移ったために、空き家になった檻に入って、つかの間のライオン気分(?)を味わってもらおうという趣向だ。
 大阪ではあるが、ライオンズファン必見か?

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January 17, 2007

[today] 見あげてごらん、夜の月を

Omiya2 今日、1月17日は、尾崎紅葉の小説『金色夜叉』で、主人公の寛一が熱海の海岸で、許嫁の自分を裏切り金持ちのところに嫁ぐお宮を詰問して足蹴にした日。
 寛一は「1月17日を覚えておけ!来年、再来年、10年経っても忘れはしないぞ。今月今夜の月は僕の涙で必ず曇らせてみせる」とまでいいきった。そのため、「寛一曇り」なる天気言葉までできたとか。
 昭和のごく中期までは1月17日といえば、大震災ではなく寛一お宮の日なのであった。“現場”の「お宮の松」へはJR東海道本線熱海駅より徒歩15分。気になる今日のお天気はこちら

 一方、この日は必ず吹雪になるといわれているのが、山形県米沢市の「笹野観音初十七堂祭」
 古くは12月17日に行われていたので、こう呼ばれるが“戦後になって1月に変更したことが観音様のお気にさわったのか、この日は必ず吹雪になる”(米沢市商工観光課)そうだ。健康祈願の火わたり荒行が行われる。お天気はこちらから。

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January 14, 2007

[NEWS] 青函連絡船の駅弁を再現

Seikan_renrakusen_1 京王百貨店新宿店の名物催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(2007年1月11日〜23日)に、青函連絡船時代の函館桟橋で販売されていた駅弁が、限定復刻されて参入する。

 復刻されるのは「紅鮭弁当」(600円)と「つぶ貝弁当」(700円)の2種類。いずれも“素朴”で“地物”という、駅弁のあるべき姿を思い起こさせてくれる。

 さて、せっかくの復刻駅弁、自宅のダイニングで、もそもそと食べるのはちょっと味気ない。ここは駅弁に敬意を表してお台場へGO!
 かつての青函連絡船「羊蹄丸」の雄姿を眺めながら駅弁を頬ばってみてはいかがだろうか(季節柄ちょっと寒いが…)。船内の「青函ワールド」では、昭和30年の青森駅前を復元した展示もある。
 函館〜青森間はかつて連絡船で約4時間かかったが、ここなら新宿から山手線とゆりかもめの乗り継ぎで約40分で到着する。

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January 12, 2007

[NEWS] オランウータンは落ちない

Huridamcom 樹上生活をするオランウータンは、オスで400kgという強烈な握力で枝をしっかりつかみ、決して地面に落ちることはないという。

 多摩動物公園では、そんな“落ちないオランウータン”にあやかった、ささやかなイベントを開催中。同園のオランウータン舎前に願い事を書く特設ブースを設置。これに願い事を書いて結ぶと決して落ちない!といいね

 惜しむらくは、オランウータンは寒さに弱いので、地上15m、長さ150mのロープを渡る、名物の「オランウータンのスカイウォーク」が冬季休止中だということ。旭山動物園のように、冬季でもオランウータンの空中漫歩が見られる施設ができれば、これからのシーズン、受験生たちで太宰府天満宮や湯島天神並みの賑わいになるかも知れない。

 オランウータン特設ブースは2007年2月27日まで設置。

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November 27, 2006

[NEWS] 松島水族館一番の働き者

Denki_eel  今年も「マリンピア松島水族館」(宮城県松島町)の冬の風物詩が、この一見グロテスクそうな彼の手によって…いや、身体によって、始まった。

 このデンキウナギ、松島水族館一番の働き者なのである。常日頃から「感電体験」で来館者を喜ばす一方、夏は七夕飾りを模したイルミネーション、冬はクリスマスツリーを発電で点灯させ、接客サービスに余念がない。

 現在頑張っているクリスマスツリーの発電は、高さ3.6mのツリーに約900個の電球が備え付けられているというもので、彼の気分(?)に応じて適宜明滅する。2007年1月10日(水)まで。

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October 17, 2006

[NEWS] 北の王国、崩壊の予兆

 あの、北の王国崩壊の危機に直面している。
 同国は永らく北の大地で独裁王制を敷いてきたものの、2004年に東京都あきる野市への首都移転を決断。しかし、外貨収入が伸び悩み、ムツプロが直接国家運営に乗り出すなど、瀬戸際外交を余儀なくされている。

 『無人島記』を子供の頃、むさぼるように読んだ筆者としては、ぜひ体制崩壊などがないように、うまくやってほしいものだ。いっそ、 旭山動物園と統一国家を樹立する、とかね。

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August 19, 2006

[NEWS] シマフクロウの缶詰

 もとい、シマフクロウの缶酒がこのほど、北海道の酒造会社男山から発売された。シマフクロウの寝酒用に開発された特別な酒で‥‥というのも嘘で、元旭山動物園飼育係で絵本作家のあべ弘士氏が描いたシマフクロウをラベルにした「純米生貯蔵・男山」のアルミ缶。
 昨秋発売したクマゲラの図柄に続く第二弾で、“旭山動物園”ブームにもあやかり、クマゲラとあわせて年6万本の販売を目指すという。

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July 06, 2006

[SPOT] 稚内市青少年科学館

Taro_jiro0_1 日本最北端の地、稚内へ来たら、ノシャップ岬にも足を運んでみよう。バス停から紅白のしまの灯台を目指し北へ歩みを進めれば、利尻富士を望む岬のかたわらに、稚内市青少年科学館がひっそりと建っている。
 戦後の稚内は、南極観測隊の前進基地としての役割を果たしていた時期があり、南極でソリをひくカラフト犬を訓練していた。かつて話題になった映画『南極物語』は、1958(昭和33)年に悪天候のため南極に置き去りにされたこの犬たちの運命を描いたものだ。生還を遂げた兄弟犬タロとジロの話は周知のことだが、この科学館では、彼らの出生の秘密が赤裸々に公開されている。

Taro_jiro1_1 展示室に入ってすぐ左側のショーケースには、南極探検に関する当時の道具や文献、観測船の模型などが並ぶ。と、何やら三匹の子犬の写真や木像も陳列されている。じっくり見れば、「タロ・ジロ・サブの三兄弟犬」と書かれている。彼らの下には弟がいたのだ!

Taro_jiro4_1 すぐ隣の記事によれば、幼い頃から、結束の堅い三兄弟として注目されていたようだ。タロとジロの他に当時置き去りにされた犬たちの写真もある。各々の名前を確認するが、そこにサブの名はない。どうも彼は南極に行かなかったらしい。一緒に働いていた彼らの父親のクマも犠牲になっている。……なに、シロ?「タロの弟」だと? もう一匹、南極に渡っていた弟がいたのか!

Taro_jiro3 呆然としてかたわらのジオラマに目を移せば、剥製となって犬ゾリをひいている犬の名が「シロ」である。彼の遺体ははるばる南極から運ばれ、死してなお、故郷の地で働き続けているのか?ジオラマの説明文には“タロ・ジロと共に稚内公園で訓練を受けたシロです”とだけ記してある。タロ・ジロはその後、剥製になって各地を巡回し、2頭が会えば“再開”ともてはやされた。だが、シロはその間、ここでひたすら犬ゾリを引き続けてきた。涙なくして、見てはおれない。

Taro_joro5 タロとジロはたくましく生き抜いて感動を与えてくれた。しかし彼らの栄光の影には、サブやシロのような弟たち、そして父親クマの存在があったことを忘れてはなるまい。さいはての科学館はそんな哀感を抱かせた。

  稚内市青少年科学館
  ■住所 北海道稚内市ノシャップ2-2-6
  ■交通 JR宗谷本線稚内駅よりバス15分

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June 28, 2006

[NEWS] ますます広がる格差社会

 新レストラン「モグモグ テラス」をオープンさせて、まさに飛ぶ鳥落とす勢いの「旭山動物園」であるが、団体客の滞留時間で見ても、その格差はますます広がる一方だ。
 JTBがこの夏休み向けに売り出した北海道ツアー『大自然感動体験』では、「旭山動物園」の見学時間を実に180分もとっている。同じコースでまわる「イルカ・くじらウォッチング」が150分、「のぼりべつクマ牧場」が60分などに比べて破格の扱いだ。「登別地獄谷」など、わずか20分の見学時間しか与えられていないのだから、9見分の「登別地獄谷」は一見の「旭山動物園」にしかずというわけである。
 それにしても、見学時間180分である。いよいよ「旭山動物園」も『ヨーロッパ・ツアー』のルーブル美術館並みのポジションに上り詰めてきた。筆者としては、同じ180分かけても良いと思われる施設「北海道開拓の村」や、120分だったらたっぷり楽しめるであろう「おたる水族館」などの奮起に期待したい。

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May 28, 2006

[SPOT] おたる水族館

Otaru_aq01 愛知万博の跡地は公園になり、トトロの家も再オープンするそうだが、この「おたる水族館」は1958(昭和33)年に札幌と小樽を会場にして開かれた北海道博覧会のパビリオンがその起源になっている。博覧会後、その跡地に水族館として開館し、翌年施設を移転、さらに1974(昭和49)年に新築オープンしたから、当時の博覧会をしのぶものは何もないが、北海道の動物園・水族館のなかでは古株にあたる。
 展示はエントランスのウミガメから始まり、ネズミイルカ、トビエイ、ピラルク、ニシン、ケガニといった北から南までのさまざまな魚介類が顔を出す。ウニやアワビなどを取り上げた「栽培漁業コーナー」、オホーツク海にいる巨大なひらめ・オヒョウやサケ・マスの類が回遊する「オホーツク海・ベーリング海水槽」など、北海道と海とのかかわりを感じさせるコーナーもある。

Otaru_aq02 日本海を借景にして開放感あふれる造りになっている屋外ゾーンでは、イルカやペンギンのショー、ラッコ館、セイウチ館などが並ぶ。人気ナンバー1はイルカのショーなのだが、同館の気合いが入っているのはトドのダイビングショーだ。トドは岩によじ登って高い断崖から海に飛び込む習性があることで知られている。同館ではこの習性を利用して、高さ9mの台からプールに飛び込むダイビングショーを思いついた。なにせ、オスだと体重1トンにも達する巨躯なので、これがすさまじい水柱を立てて飛び込むのである。観客から歓声が上がるのはもちろん、別のコーナーにいた客が、轟いた水音に何事かとふりかえるほどだ。

Otaru_aq03 ところで、さっきから脇でバチャバチャと水音が聞こえる。波の音ではない。びちびちと何かで水面を叩くような音だ。のぞき込むと、アザラシプールのアザラシがヒレで水面を叩いて、ひたすら何かをアピールしている。脇を見ると魚が数匹入ったバケツが置かれている。「ああ、そろそろ餌の時間なのか」と思ったら、バケツに「アザラシの餌 1パイ100円」の文字。なに、これ客がやるのか?バケツを持った家族連れが近づくと、どどどーっとプール中のアザラシが集まってくる。そして、びちびちとヒレで叩いて、餌の催促である。まるで公園の池のコイのような感じでアザラシを飼っているというのは、さすが北海道というべきであろうか。
 別のプールに行くと、寒流の魚であるホッケやソイなどが泳ぎ、脇に「つりぼり 100円」の看板。「つった魚はプールにもどしてね!」の文字も見える。この水族館、博覧会出身のせいなのかどうか、なかなか商売上手と見た。

Otaru_aq04 ふと、いい匂いが漂ってきた。札幌の大通公園のような焼きトウモロコシの匂いではない。これは焼き魚の匂いだ。屋外に2カ所ある食堂では、北海道らしく、ニシンの丸焼きが売られている。1尾700円。東京の感覚だと、定食セットならともかくサカナ丸ごと1匹どんと出されても困るだろうと思うのだが、これが飛ぶように売れているのだ。子どもがアイスクリームか何かを食べている脇で、お父さんとお母さんがひとり1尾ずつニシンを頼んで、おいしそうにパクついている。北海道は思った以上に魚食文化が強いらしい。
 と、背後で大きな水音がした。またトドが飛び込んだようだ。脇ではアザラシが例のパフォーマンスで、相変わらず観光客にサカナをねだっている。餌のバケツをのぞいてみた。人間もアザラシも同じようなものを食べている——魚を媒介にして、観客と展示物にちょっとした一体感が漂う水族館だ。

Otaru_aq05  おたる水族館
  ■住所 北海道小樽市祝津3-303
  ■交通 JR函館本線小樽駅よりバス25分

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April 10, 2006

[NEWS] サブちゃんとGLAYのコラボ解消

Kitajima 函館にあるGLAYの記念館「Art Style of GLAY」が、2006年5月8日(月)に閉館することにともない、同地で見られた貴重な北島三郎とGLAYのコラボも終了することになった。

 GLAYの記念館には隣接して「北島三郎記念館」が建っており(しかも運営母体いっしょ)、“函館ゆかり”という以外、互いになんの脈絡もないはずではあるのだが、この隣接しているというところが大きなポイントとなっていた。これならおじいちゃんおばぁちゃんを含め、家族みんなで来ることができて、お互い退屈しないですむ。一種のサブちゃんとGLAYのコラボレーション施設であったのだ。

 今後はGLAY退陣後に、サブちゃんが誰を提携相手に選ぶかという後継候補の選出に大きな耳目が注がれることになる。写真は、北島三郎記念館限定商品「サブちゃんのさけ茶づけ」

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March 28, 2006

[NEWS] とれとれぴちぴち、クラゲ料理!

Kurage_food クラゲの展示で一世を風靡し、その実力は世界一とも称される「加茂水族館」(山形県鶴岡市)に、2006年3月19日、「クラゲレストラン」がオープン。クラゲ料理は全15品のラインナップで、クラゲ入りのつみれ汁やごま豆腐、皮にクラゲを使った生春巻きの「クラゲ定食」やクラゲ杏仁豆腐、クラゲソフトクリームなどが並ぶ。

 同館は1998(平成10)年から「クラゲを食べる会」を開催して、食用化と話題性をさぐってきたが、遂に国内唯一(?)のクラゲ料理屋になった。

 館長は「秋には季節限定でエチゼンクラゲの寿司やしゃぶしゃぶを出したい。生けづくり踊り食いなどにも挑戦したい」(朝日新聞地方版2006年3月20日付)と意欲的な構え。クラゲ好きは今後も目が離せない!?

【博物的関連リンク】
 クリオネの躍り食い
 クラゲの人生ゲーム

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February 10, 2006

[NEWS] 週末ははらっぱで

 “更地”や“塩漬け”の土地はあるんだけれども、“はらっぱ”がなくなった東京砂漠では、“はらっぱ”も博物館の展示物になって久しい。
 「江戸東京たてもの園」では、2/11(土)〜12(日)の両日、敷地内に展示(?)してある“はらっぱ”で、昭和30年代をテーマに、ベーゴマ道場、紙芝居、チャンバラ大会といったイベントを開催。同園展示室内では劇団による「昭和30年代再現パフォーマンス」も行われる。今では『ドラえもん』の世界にしか残っていないコミュニティ広場としての“はらっぱ”を疑似体験できるという趣向だ。
 一方、「本当のはらっぱを体験したい!」という本格派にはこちらを。野球でもチャンバラでもやりたい放題だ!?

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February 09, 2006

[SPOT] 宗谷岬

soya1 オホーツク海に突き出した日本本土最北の地「宗谷岬」。岬というと断崖絶壁を連想してしまうが、ここ宗谷岬は丘陵地に遠浅の海岸線が広がり、むしろ開放感にあふれている。岬に立つ「日本最北端の地」碑は、北緯45度31分3秒の緯度にちなんで、高さ4m53cmとか。天気のいい日には、濃紺のオホーツク海の向こうにサハリンを望むことができる。
 しかし、この風の強さは相当なものだ。立っていて何度もよろけそうになるほどの風が吹く。レンズを向けてもカメラがぶれる。岬周辺の年間平均風速は7.5m/sというが、とてもその程度とは思えない。
♪流氷とけて〜 春風吹いて〜、という芹洋子の「みんなの歌」があったが、そのイメージで訪れると、あたかも春一番の如き“春風”が横殴りで歓迎してくれることになろう。
 ちょうど目の高さのあたりをカモメが横切っていった。カモメとしてはそれなりのスピードで飛んでいるつもりなのだろう。が、風が強いため、まるでスローモーションのようにゆっくりとしていて、翼の羽根の動きまで眺めることができる。

soya2 さて、振り返って丘側の方を眺める。牧草地が広がり、ところどころにササがなびいている。いかにも荒涼として「最北の地」のイメージなのだが、宗谷岬とて最初からこんな光景だったわけではない。そもそもはトドマツやエゾマツなどの針葉樹が茂る林だった。それが1911(明治44)年に山火事が起こって、林が焼失してしまったのだという。
 もちろん、山火事ぐらいはどこにでもあることで、普通そのあと林が再生されるものだが、ここではこの強風がそのあとの植生を左右した。強風のため、植物の種子が定着しないのである。その結果、焼け残った地下茎から芽を出したササが、あっという間に岬周辺を覆い尽くしてしまった。北西から吹き付ける強風では、南側からの種子の散布が難しい。また、仮に飛んできたとしても、強風やそれにともなう乾燥のためにそうおいそれと定着はできない。
 宗谷岬周辺の景観もこの強風のなせる技なのである。

  宗谷岬
  ■住所 北海道稚内市宗谷岬
  ■交通 宗谷本線稚内駅よりバス45分

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June 23, 2005

■今日は昭和新山の誕生日

 6月23日は昭和新山の誕生日。1944(昭和19)年、北海道は有珠山の東南側で噴火が始まり、この日からわずか1年半ほどで標高400m余りの山「昭和新山」が誕生した。売店街にある「三松正夫記念館・昭和新山資料館」では、昭和新山を見守り続けた地元の郵便局長・三松正夫氏の『昭和新山生成日記』や火山の成長記録『ミマツダイアグラム』が販売されており、地学好きに好評。

 2000(平成12)年の有珠山噴火では、同館も一時閉鎖を余儀なくされたが、火山活動の沈静化にともなって再び開館し、観光客を迎え入れている。

 現在の元気な様子はこちらから。

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April 28, 2005

■ミイラが町にやってきた

 愛知万博だから——というわけでもないのだが、今年は世界各地からミイラが日本にやってくる。

 豊橋市自然史博物館では、アルプスの氷河の中から発見された5300年前のミイラ「アイスマン」のレプリカが愛知万博の記念イベントとして展示中。レプリカとはいえ、日本国内で初公開。5/8(日)まで。

 さらに、入墨を施した遊牧騎馬民族のミイラ(2500年前)が福岡市博物館の『アルタイの至宝展』に登場。こちらも海外初公開。5/22(日)まで。このあと、仙台市博物館などに巡回。

 江戸東京博物館では、2〜5世紀ごろの新疆ウイグル自治区博物館蔵の男性ミイラの衣装が展示される。NHKの「新シルクロード」の企画で中国から持ってきたという。7/3(日)まで。

 いずれもこの機会でもなければ、見られないものばかり。GWにミイラめぐりは如何?

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February 12, 2005

■ついに世界一!

050212_1 山形県は鶴岡市にある「鶴岡市立加茂水族館」が来る2005/3/20(日)、ついに世界一になる。それもクラゲで。

 同館は1997(平成9)年に初めてクラゲの展示を手がけて以来、着々と飼育展示する種類を増やしてきた。そして、3/20(日)には、展示種類20種以上というクラゲ水槽「クラネタリウム館」がリニューアル・オープンし、展示種類17種のアメリカの水族館を抜いて世界一になるという。

 一口に20種といっても、そもそも数か月の寿命しかなく、ちょっと水質が悪くなると溶けてしまうクラゲを常時展示するには、相当な手間と苦労がかかっている。“世界一”になる瞬間を目撃したい貴兄は、是非3/20(日)に鶴岡へ行こう。写真のような幻想的な光景が待っている!…といいたいところだが、この写真は鶴岡で撮ったものではない。「クラネタリウム館」はなんと撮影禁止なのだ(けちー、いけずー、因業ー)。というわけで、読者諸兄は広島の宮島水族館で撮った写真で我慢のこと。

※2006年現在では、クラネタリウム館は一部撮影OKとなっている

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February 08, 2005

■[驚愕スクープ!]激ヤセ!? 大塚家具が小さくなった!

 「大塚家具」といえば、東京ドーム何個分といった比較がついてまわる店舗面積を誇る巨大家具店。その「大塚家具」が今年から小さくなるというのだ!

 といっても「小塚家具」になるわけではない(?)。これまでは三越デパートの跡地や臨海副都心などに1万平米を超える巨大店舗を出店してきた同社であるが、今後は銀座や青山などのショッピングエリアに従来の1/10〜1/30ほどのサイズの小型店を、早ければ年内にもオープンさせていくという。

 実は同社の決算は減収減益で、いささか失速気味。しかしながら各地にある巨大店舗のおかげで「大塚家具」のブランドは浸透したとして、今後は小回りのきく小型店舗で新たな集客を計りたい構え。あの、名物といってもいい、“密接な接客”が小型店舗でも展開されるのかどうかは現在のところまだ不明である。

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January 31, 2005

■オーロラ

激しい磁気嵐などにともなって出現する夜空の芸術“オーロラ”。

北海道でもごくまれに見られることがあるというが、そうはいってもなかなか天然物にはお目にかかれない観光客のために、人工的に再現した「オーロラファンタジー」が、北海道知床のウトロ温泉で2/5(土)から。

夜空をスクリーンにレーザー光線とサウンドで演出し、3/21(月)までの夜20時から20分間出現する。

毎年冬季に実施して好評なのだそうだが、そうはいってもなかなかやり続けるのはたいへんらしく、“今年から観覧料300円いただくことにな”ったそうだ。

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August 20, 2004

■札幌ラーメンのお膝元にラーメンパーク登場

 JR札幌駅前にあるエスタに10/1(金)、「札幌ら〜めん共和国」がオープンする。
 札幌・旭川・函館・釧路の北海道4大ラーメンが一堂に会するほか、帯広、根室からも出店。他地域の店はいずれも札幌初出店で、札幌ラーメンのお膝元でありながら北海道各地のラーメンを堪能できるという趣向。

 プロデュースはナムコで、館内には例によって昭和の町並みがついてくる。が、今回のは昭和30年代ではなく、“昭和20年代”。
 昭和20年代といえば、みんな食うや食わずで空襲の心配がないというのがせめてもの救い。四畳半一間に2世帯同居の借家生活。シラミだDDTだと大騒ぎをして、講和条約が成立してやっとなんとか食糧事情も落ち着いてきたか、しかし朝鮮戦争も終わってしまったから、この先景気はいったいどうなるのだろう?——というお世辞にもレトロとか清潔とかいいがたい時代ではあるのだが、「札幌ラーメン」のルーツになった時代ということでこの年代の再現となったとか。

 どうせなら新機軸で、味も時代別にしてみてはいかがか?

 ・引き揚げてきた先々代が屋台をひいて夜鳴きそばを売っていた頃の「昭和20年代風味」
 ・近頃出てきた“味噌ラーメン”というものを導入してみた「昭和30年代風味」
 ・先代が目抜き通りに出店。アンノン族にも評判で得意がっていた「昭和50年代風味」
 ・先代から代替わり。若主人が無謀にも全国チェーン展開を試み、伝統のスープに手を加えたバブル真っ盛りの「平成ヒトケタ風味」
 ・心を入れ替えて(ついでに経営者も入れ替わって)味噌の原点に回帰した「平成10年代風味」

——とか。時代ごとにブースが分かれていて、各ブースには当時の時代をBGMやポスターで再現。ちなみに「平成ヒトケタ風味」はジョン・ロビンソンのDJが流れるなか、ワンレングスの髪型で召し上がっていただくのが通(食べにくそうだ)。

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July 27, 2004

■またクニマスみつかる ずさんな標本管理?

 世界中で秋田県の田沢湖のみに生息し、現在は絶滅してしまって、標本も数体しかないといわれる超レア魚・クニマスの標本が、また京都大学で見つかった
 “また”というのは、「ないない」といわれながら昨年も9匹の標本が見つかったからだ。

 標本管理がずさんなのではとの一部の声に、京都大学の食堂でたまたま飯を食っていた とある大学関係者は「物持ちがいいといってもらいたい」と反論している。いずれにしてもこれで、ひところ3〜4体しかないといわれていたクニマスの標本が十数体あることになり、分類の解明などに貢献しそうだ。
 しかし、肝心の地元・田沢湖町などが進めている「生き残り」の捜索に朗報がよせられないのは残念なことであるが。

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July 25, 2004

■北上にも鬼、妖怪、妖精の類が集結!

 一方、岩手県北上市にも魑魅魍魎の類が集結しつつある。今年で開館10周年を迎える北上市立鬼の館が各種の記念事業を行っているためだ。
 7/25(日)〜9/5(日)は特別企画展「ゲゲゲの鬼太郎ワールド」、8/15(日)には水木しげる翁や妖怪・妖精の研究者を交えた「世界妖精妖怪会議」を開催、さらに8/29(日)には鬼に関する芸能公演が行われる「郷土芸能祭」と、今年の北上平野はひときわ妖気ただよう夏となりそうだ。

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■縄文時代の「いかめし」が出土

 北海道森町の鷲ノ木4遺跡から、全国でも例がないというイカ型の土製品が出土、このたび復元された。
 大きさも形も地元・森駅の名物駅弁「いかめし」にそっくりで、この弁当が縄文時代から販売されていたことを裏付ける貴重な資料となる(?)。

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